ボブとダーシーには息子と娘がいました。
結婚記念日に息子がパーティーを開いてくれました。
ボブはそこで「最優秀会計士」の表彰を受けました。
隣人の女性ベティも祝福してくれました。
ダーシーが魚座だからと、ボブが魚のイヤリングをくれました。
息子の仕事も上手く行き、娘ももうすぐ結婚式だし、夫婦仲も良くダーシーは満たされていました。
ダーシーがトイレに行った時にベティから「ビーディという連続殺人鬼が12人目を殺した。拷問されていた。」とニュースで言っていたと聞きます。
帰宅してゆっくり夫婦の時間を楽しみます。
ダーシーはイヤリングのお返しに収集家のボブの為に、オークションでコインを買おうかと話します。
でも、ボブは偶然手に入れたいからと断ります。
翌朝、ボブを送り出した後でお菓子を食べようかとダーシーが棚から箱を出しました。
開けると紙が入っていて、「本当に食べるのか。最近少し太ったぞ」と書かれていました。
それを見てダーシーは箱を棚に戻しました。
テレビを付けるとニュース番組で連続殺人鬼ビーディの話をしていました。
被害者のマージョリーは縛られ乱暴されていたと報道していました。
ビーディは犯行を行なった後は毎回被害者のID(身分証明書)と、挑発的な犯行声明を警察に送りつけていました。
チャンネルを変えると女性が拷問されているホラー映画がしていました。
見たくないからとテレビを変えようとしますがリモコンが効きません。
車庫に電池を取りに行くと、外で音がしたのでそっと覗き見ると怪しい男がいます。
電気を消して隠れていると車で去って行ったので、また電気を付けたら雑誌の束にぶつかって雑誌と電池を落としてしまいました。
雑誌を片付けているとその雑誌の束に混ざって、ボンテージの本がありました。
電池を取るために他の荷物をどけて机の下を探っていくと、壁のくぼみに小さな赤い箱があるのを見つけました。
箱に娘が小学校の時に作った物で表に「パパ」と書かれています。
中を開けるとカードが数枚入っており殺人鬼に殺されたマージョリーのIDもありました。
殺人鬼は拷問していたと言っていた、ボブはボンテージの本を持っていた…。
ボブが連続殺人鬼ではないかと考えます。
物を元の場所に戻して部屋に戻りました。
ボブから電話があったので平静を装いました。
ボブは仕事で遠くへ出張する事が多く、今日も出張で明日まで帰ってきません。
パソコンで連続殺人鬼について調べてみました。
ビーディは全米のあちこちで殺人をしていました。
被害者の写真も出てきてマージョリーが自分が貰ったのと同じイヤリングをしているのを見て、ボブはマージョリーから奪ったイヤリングを自分にくれたのかとショックを受けます。
寝室でダーシーは精神安定剤を取り出すと、またボブからのメモが入っていました。
「今夜は本当に必要かな」と書かれたメモに「今夜こそ必要よ」と吐き捨て薬を飲みます。
電話の様子がおかしかったので、ボブが心配して深夜に帰って来ました。
ボブは車庫の箱の位置やパソコン履歴にも気付いていました。
ボブは中学生の時に友達が事故で亡くなってから、自分の中に別人格が出来たのだと話します。
通報してもいいが子供が心配と言われ、子供のことを言うのは卑怯だとダーシーが言います。
とりあえず、寝ることにして翌朝にダーシーが殺人を止めて欲しいと遠回しにお願いします。
それからまた今まで通りの生活に戻りましたが、ボブが出張に行った時に同じ街で女性が殺害されたニュースがありました。
前に家にいた怪しい男がまたボブとダーシーを見ています。
ダーシーが車を車庫に駐車して、車庫に置いてある貯金箱に小銭を入れました。
コイン収集しているボブの為に小銭をいつも入れているのです。
娘の結婚式も終わったある日、その貯金箱の中にボブがずっと探していたコインを見つけました。
お祝いに外食して帰って来たボブが階段を上がっている所をダーシーが突き落としました。
まだ息があるのを見て、台所からタオルとビニール袋を持ってきました。
ダーシーがビニール袋にタオルを入れて、ボブの口に入れて窒息死させました。
念入りに証拠を消してから救急車を呼びました。
問題なく葬儀が行われ、ダーシーはボブから貰ったイヤリングを墓穴に投げ捨てました。
ちらちらと出てきていた怪しい男ラムジーが話しかけてきました。
ダーシーは家にあげて話を聞く事にしました。
ラムジーはビーディを追っていて、ボブのBとダーシーのDでビーディで夫婦で犯行をしていると思っていました。
車に戻ったラムジーは気絶して、ベティの通報で病院に運ばれました。
病室に入ってきたダーシーにラムジーは「1人(自分)が死ねば秘密は守られる」と言います。
病気でもう長くはないようです。
ダーシーがボブを殺した事に対してラムジーは「君は正しいことをした」と言ってくれました。
ダーシーは〝ビーディ〟というのボブの昔の友人「ブライアン・デラハンティ」の頭文字だと話しました。
家でダーシーがお菓子を食べようとすると、箱の中にボブが書いたメモを見つけました。
「僕は害虫だ。でも君と一緒にいたい」
ダーシーはそのメモを捨てました。
------------------------------------------------
見てる途中は色々考えたよ。
ボブが犯人だとダーシーは思ってるけど本当なのかな?
別人格って本当かな?それが何か鍵になってくるのかな?
でも、ボブが犯人のまま話が進んでいくと
あれ?そんなストレートな話なのかな?
あ!もしかして、本当はダーシーが二重人格でボブがその罪を被ってるのか!?
とか。
まあ、ひねりがないというか、そのままの話だったのでそれで良かったのかあと脱力したw
スティーブン・キングって結構、超展開してきたりするからそういうのを期待してたのに。
0 件のコメント:
コメントを投稿