部屋には死体が数体転がっています。
主人公の青年ベンヤミンが警察に出頭してきて、女性の捜査官に取り調べを受けます。
ベンヤミンが自分がヒーローに憧れていた事や今は祖母と2人暮らしなど、自分語りを始めます。
現実では誰からも注目してもらえない透明人間のような自分。
そんなベンヤミンにもハッキングという才能がありました。
ネットでハッカー達が集まる場所によく出入りしていて、「MRX」という人物に憧れています。
好きな女の子マリの為に試験問題を盗もうとしますが、見つかって罰として奉仕活動をさせられます。
その奉仕活動でリア充のマックスと知り合います。
マックスと仲間達と一緒に「CLAY」というハッカー集団を作ります。
CLAYとは「ピエロがお前をあざ笑う」の英語の頭文字で、ピエロのお面をして活動しています。
TVで取り上げられたり有名になっていきますが、MRXに「危険性はないと見られている」とバカにされます。
MRXを見返したいとドイツ連邦情報局をハッキングします。
みんな大喜びしていましたが、ベンヤミンが密かにMRXに情報を渡していた為に罪を着せられます。
殺人事件が起きたり、自分の居場所がバレたりして、どうにもならなくなったベンヤミンは出頭したのでした。
最初にあった死体はマックスと仲間達だったのです。
MRXの正体を突き止め逮捕に協力する代わりに証人保護プログラムを頼みます。
捜査官はベンヤミンの話を元に調べますが、つじつまがあいません。
マリに聞いても「卒業してから一度も会っていない」と言います。
そもそも、実際には部屋に死体がなかったのです。
ベンヤミンの母親が多重人格だった事から、ベンヤミンも多重人格でマックス達は別人格だったと結論づけされます。
精神疾患があると証人保護プログラムは適応されません。
しかし、同情した捜査官がベンヤミンに書き換える時間を与え、ベンヤミンは戸籍を書き換えました。
その後、捜査官はベンヤミンを逃がしました。
ベンヤミンは船に乗っていました。
隣にはマックス達とマリがいます。
ベンヤミンを多重人格だと思わせて、戸籍を書き換える計画が無事に成功したのです。
-------------------------------------
マリはちょいちょい出てくるのですが、そんなに美人な訳でもないし性格も普通だしでなんでそんなにベンヤミンが執着するのか分からなかったです。
ベンヤミンがした話は作り話だから、実際のマリはもっと魅力があるのかもしれませんが。
ラストもそんなに衝撃的でもなかったです。面白くなかった訳ではないのですが…。
0 件のコメント:
コメントを投稿