「彼女が生まれたのは1980年12月8日22時50分。彼女の名前はリリイ・シュシュ。
天才。というより宇宙。エーテルの具現者。」と投稿者フィリオは書き込みをします。
他の人からもリリイ・シュシュを褒め称える書き込みが沢山書かれます。
田んぼの隣の道を自転車で少年が走っています。
少年はヘッドホンで音楽を聞いています。
場面が変わって電車に乗った少年3人が正面の椅子で寝ている老人のカバンを盗みます。
河原でカバンの中身を見ると登記簿などだったのでその場で燃やしました。
レコード店で万引きして他の店に売りに行きました。
雄一はそこにあったリリイ・シュシュの看板を貰って、背中に担いで自転車で帰りました。
途中で自転車から降ろしてペットボトルの飲み物を飲みながら看板を眺めます。
美容室で高速バス乗っ取りのニュースを見ながら、「最近の子は何を考えているか分からない」と話し合っています。
家でさっきの美容師の女性が家族4人で食事をしています。
雄一は食事をしていますが伸一はゲームに夢中です。
父親が「雄一君に伸一か、両方長男だからな。伸一お前伸二になれ。雄一君だって名字が変わるんだから。」と伸一に話しかけます。
伸一はゲーム画面から目を話さずに「嫌だよ」と言います。
雄一はリリイ・シュシュについての掲示板リリフォリアの管理人をしています。
この日は青猫から「こんな掲示板があるのを知らなかった」という書き込みがありました。
雄一は青猫にフィリアというHNで返事を書きました。
母親が伸一にスイカを切って持っていくと、伸一は寝ていました。
ニュースでは高速バス乗っ取りの話がしていて、まだ捕まっていないのかと父親と話します。
リリイ・シュシュの新曲が出てから、掲示板には沢山の感想が書き込まれました。
雄一はレコード店で新曲のCDを万引きしようとしましたが、店員に捕まって先生を呼び出されました。
先生はCDを買い取り雄一と電車で帰りました。
電車の中で一緒にCDを聞きました。
別の日、学校で雄一は恩田先生に声をかけられ連れて行かれました。
部屋に入ると母親が来ていて、母親が妊娠してお腹が大きかったので恩田は学校へ呼び出したことに気を使いました。
万引きしたのを聞かされた母親は雄一を叩き始めました。
恩田が母親をなだめて、その日は母親と帰りのバスに乗りました。
バスを降りてから雄一が乗る自転車の後ろに母親を乗せて帰りました。
夜に雄一は友達5人に廃車置場へ呼び出されました。
その5人には修介もいました。
学校にチクっただろうと言われて友達にリンチされ、持っていたリリイ・シュシュのCDも割られました。
自慰を強要され友達5人のうち3人は帰り、残りの2人に残って最後までするのを見張っているように言いました。
「もういい。見たくないから帰れよ。」と2人は雄一を止めましたが雄一は止めませんでした。
一年前、雄一はまだリリイ・シュシュを知りませんでした。
中学の入学式では星野修介が挨拶をしました。
今が灰色だとするとその時はバラ色でしたとフィリアは書いています。
雄一と修介は剣道部に入りました。
剣道部に入った女子3人は池田先輩が好きなようで大声で応援したり大はしゃぎしていました。
修一が女子達にその事を注意すると「頭がいいのを鼻にかけてんじゃねーよ。答辞呼んだからってスター気取りかよ」と文句を言われました。
隣にいた雄一が修介を慰め、先輩と3人で一緒にラーメン屋に行きました。
小学校で可愛いと思ってた子がこっちに来たら全然で井の中の蛙だった、剣道もそういう所があると話しました。
先輩が奢ってくれたので、先輩がいなくなってから雄一と修介は「良い人だね」と言いました。
修介の家に雄一は遊びに行きました。
修介と母親に泊まっていくように勧められそうする事にしました。
綺麗で優しい母親と広い家、雄一は羨ましがります。
しかし、修介は成績学年トップと言われていますが、実際には7番で「きっと一番の奴に嘘つきと思われてる」と暗い顔をします。
もう寝ようと並べた布団に入ろうとして、壁に貼られたポスターに気付いた雄一はそれが何かを修介に聞きます。
そのポスターがリリイ・シュシュでした。
みんなで野球を見に行きました。
帰りに雨が降ったのでバスから降りて駅までみんなで走りました。
駅でふざけあっていると、修介が友達に押されて女の子にぶつかります。
他の人が「今の子可愛くなかった?」と騒ぎ出すと、修介が1組の久野だと言います。
「久野さーん」と呼んでみたりからかって喜んでいると、駅にいた他の中学の男子集団が修介に気付いて騒ぎ始めます。
修介に缶をぶつけたり文句を言ったりするのにキレた同級生が啖呵を切ります。
帰りに他の友達と雄一は修介がいじめられてたのかなと話し合います。
修介の家に泊まりに行った時に母親が美味しいものを沢山食べさせてくれたのもいじめ対策じゃないかと友達は話します。
剣道部の先輩が卒業する日になりました。
練習がきつくなり「辞めようか、こんなの毎日やってられないっしょ」と呟きます。
帰りのコンビニで雑誌で沖縄の海を見て、みんなでお金を出し合いますが行けそうにありません。
駐車場で金持ちそうな男がポルシェに乗ろうとしているのを見て、「お前いけよ」と言い合っていたら他の学生達が来てその男に絡みだしました。
財布をカツアゲして蹴り倒し、ズボンの後ろのポケットに入っている封筒を取ると札束が入っていました。
みんなが修介がいないのに気付いて探していると、修介が学生の手から札束が入った封筒を奪って走り去って行きました。
学生達に追いかけられますがなんとか逃げ切ってみんなで夏休みに沖縄に行きました。
西表島で花火をしたり海で泳いだりしました。
海で修介が溺れて地元の女の子が人工呼吸してくれました。
車で移動中に事故現場に通りかかり、みんなで手助けします。
ボートに乗っていた時に修介は残りのお金を海に投げ捨てました。
「1999年夏、ノストラダムスの予言ははずれたけど、もし地球が滅亡していたら
夏休みのまま人生が終わっていたらそのほうが幸せだったかも」とフィリアは書き込みます。
「9月1日新学期あの日を堺に世界は灰色になった」
同級生の犬伏は茶髪で髪が長めで沢山ヘアアクセサリーを付けています。
他の生徒に髪を黒く染めろと絡んでいたので、修介が「お前が言えるのかよ」と注意します。
犬伏は馬鹿にした笑いをして、他の生徒にプロレスの技をかけようと机の上に立ちます。
それを修介は後ろから机を蹴り飛ばしました。
教室の女子達が叫び声をあげ、誰かが「あいつ刃物を持ってるぞ」と叫びます。
修介は無表情で倒れている犬伏に近付き手にしたカッターナイフで髪を切ります。
髪をまばらに切られた犬伏は水が張った田んぼを全裸で泳がされました。
廃車置場の車の中で仲間とタバコを吸っている修介に、雄一が「先輩が辞めるなら退部届出せって」と伝えて帰っていきます。
別の日、学校にこなくなった犬伏について教室でみんなは先生に意見を求められています。
修介は前の席の同級生と紙にこそこそ何かを書いて、隣の席にその紙を渡しました。
先生が紙を奪い取ると先生の似顔絵がバツで消され、処刑と書かれていました。
2000年14歳。灰色の時代。
雄一は友達2人と駅から同級生の女の子津田を尾行しています。
津田は電話で男性と話をしています。
「修介が津田のエッチな所をビデオに撮ったからもうあいつ逃げれない。」と友達は話します。
男性と会った後に津田はそのお金を渡しに来ました。
修介にそうしろと言われているからと一部を返すと津田は去って行きました。
津田を送っていけと言われた雄一は津田を着けていきます。
「あんたたかられてんだって?あげるよ。」津田がさっきのお金を雄一に投げ捨て蹴ってきます。
津田は落ちているお金を踏みつけ、川の中に入って泣きました。
ずぶ濡れの津田が家に帰っていくのを見届けると雄一も帰って行きました。
「僕にとってリリイだけがリアル。エーテルだけが生きている証。だけど最近エーテルが切れてきた。」
フィリアは青猫に何か話して欲しいと語りかけます。
校内合唱コンクールの練習をしています。
ピアノを弾いていた井沢が「久野さんに頼んで下さい。」と言うので、指揮者が久野に頼んでピアノを変わってもらおうとします。
しかし、神崎と数人の女子達は久野が弾くのが不満なようで文句を言います。
あげくに帰ると言って教室を出ていってしまいました。
他のみんなも騒ぎ出した所に先生が来たので「これはいじめだ」と相談します。
久野が「ピアノなしバージョンを作ってみた。」と楽譜を持ってきます。
次の日、神崎達にバージョンを変えてアカペラになったからと頼みに行きます。
本番の日、久野が俯いてピアノの横にただ立っているのを見て神崎はニヤニヤします。
雄一は横目で久野を見ます。
帰り道、雄一が歩いていると自転車に乗った佐々木に声をかけられました。
後ろに乗って帰りながらお互いに誰が好きかを話し合いました。
雄一は久野、佐々木は津田が好きです。
雄一は夜に津田に電話して、佐々木が話があると言いました。
津田は「佐々木は客なのか?最近男がみんな客に見えてきた。」言います。
電話を切った後、雄一に別の電話がありました。
翌日、雄一は久野を倉庫に連れていきました。
立ち尽くす雄一に後ろから来た神崎が「私って悪い女?」と声をかけます。
工場の中で修介達が久野を追い回し押さえつけます。
神崎は「ここってもともと星野の工場だったんだよ。会社倒産、一家離散そりゃ荒れるわ。」と話します。
久野が襲われて「怖いよ、痛いよ。」と叫びます。
神崎はそれを窓から覗き見て、雄一は1人で泣きます。
津田がホテルから走って出てきました。
雄一に「おやじが寝てたからお金を取ってきた。」と言います。
2人で豪華な食事をしながら、佐々木の話はどうだったか聞きます。
釣り合わないから断ったと聞いて雄一は驚きます。
「佐々木なら守ってくれる、逃げれるチャンスだったのに。」と雄一が言うと、「じゃああんたが守ってよ。」と津田が言います。
黙る雄一に久野が好きなんでしょと言います。
財布を盗んだ男性がやって来たので財布を返すとお金を握らされます。
帰ろうとする男性に津田は伝票を渡し、「すみません。」と小さく呟きます。
電車で2人でリリイ・シュシュのCDを聞きます。
降りてから津田に「一番新しいCD聞きたい、貸してよ。」と言われCDを渡しますが一番新しいのではありません。
津田は別れ際に「きっと大丈夫だよ、久野さん強い人だから。」と言います。
次の日、遅れて教室に入ってきた久野を見てみんなは驚きました。
ざんばらに刈られた坊主頭だったからです。
「死にたい。誰か連れ出して」フィリオは書き込みます。
「私もきっとあなたと同じ痛みの中にいるから」と青猫は書き込みます。
神崎達は星野をしめた方がいいと相談します。
津田は飛び降り自殺をします。
雄一は教室で嘔吐して保健室に運ばれました。
保健室のベッドに横になり先生に「音がする」と話します。
上着のポケットを先生に見てくれるように言い、先生がポケットから割れたCDを見つけると修介に割られたと話しました。
12月リリイ・シュシュのライブが行われました。
雄一が会場で列に並んでいると、後ろで男性が自分が好きな曲について熱心に語りかけていました。
列に並んでいる修介を見つけ雄一は目を反らしましたが、雄一を見つけた修介が側まで来ました。
熱心に話していた男性は腹を立てた他の客に絡まれて退場させられました。
修介は自分の席と雄一の席を比べて、雄一の席の方が良い席だったので無理やり交換しました。
修介は雄一にコーラを買いに行かせようとして、思い出して青い林檎を雄一の手に持たせました。
誰かに声をかけられたらその林檎を渡すように言いました。
その林檎にはメールアドレスが書かれていました。
「リリイのライブで会いましょう。目印は青林檎」と青猫は書いていました。
コーラを買って修介を見つけ手をあげると、修介は雄一に見えるようにチケットを掲げてました。
そして、チケットを丸めて投げ捨てどこかへ行ってしまいました。
雄一は会場の外で画面に映ったリリイを見つめます。
ライブが終わって客が会場から出てきます。
雄一を見つけた修介が「誰も声かけてこなかった?」と言って青林檎を奪って立ち去ります。
突然雄一は大声で叫び「リリイがいるぞ!」と言いました。
みんなその声に反応してそっちに行く中、雄一は修介の後ろに行きました。
修介が雄一を振り返るも倒れ、周りの人が大騒ぎする中雄一は立ち去りました。
雄一の手には血に染まったナイフが刺さった青い林檎がありました。
よく晴れた日、雄一はピアノを弾きました。
母親に髪を目立たない色に染めてもらいました。
2001年。15歳。
久野はまだ帽子を被っていて、ピアノを弾いていました。
音楽室でみんなが演奏しているのを外で聞いていた雄一は、みんなが出てきてから中に入りました。
掲示板では「あの日少年が死んだが犯人はまだ捕まっていない」と話をされています。
雄一はもう書き込まなくなっていました。
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内容は暗くて重いかもしれませんが、映像が綺麗でとても良かったです。
せっかく同じ音楽が好きだったのに分かり合えずにみんなが苦しむようになるのは悲しいですね。
沖縄に行った所は何か伏線になるのかと思ったけど、大して関わりなかったのでそれならなんであんなに長いのかってなりますね…。
2017年7月18日火曜日
2017年7月17日月曜日
「戦慄の果てに女は嗤う」
・第一夜 ブラックルーム
男2人と女2人が公園を歩いています。
4人は小倉家に向かっています。
そこは両親に虐待された娘の静江が一家を惨殺した場所です。
通報を受けた警察が家へ行った時、静江は地下室で両親の首を両手に持って首を吊っていました。
女2人に家に行って静江の私物を取って来てどっちが凄い物を取ってきたかで勝敗を決めようと言います。
勝った方が隆先輩の彼氏になれると言うので、隆先輩が好きな2人はその勝負をする事にしました。
家に入った2人は一階と二階で別行動をします。
懐中電灯で照らしながら一階を進んで行きます。
しょうじに影が映ったり血で汚れたぬいぐるみを誰かの手が持っていったりしますが女は気付きません。
入った部屋の机の上に血で汚れたぬいぐるみが置いてあり、それを見た女は「もう嫌だ」と叫んで逃げ出します。
後ろでは知らない女がふすまの隙間から女を見ています。
二階に行った女(ますみ)は窓でタバコを吸いながら、下にいる男2人に手を降っています。
女の後ろを人影が通り隆が声をあげます。
その頃一階の女はバスルームにいました。
後ろから肩を捕まれ振り返ると二階に行っていたますみがいました。
浴槽に何かあったので拾い上げると血にまみれた包丁でした。
「これはレアアイテムだね」とほくそ笑むますみの腕を誰かの手が掴み2人は叫びました。
煙が立ち込める中を女が歩いていると椅子に座っているますみに気づきました。
近寄って名前を呼びますが、よく見るとますみは血まみれです。
ますみの足元にさっきの包丁が落ちているのに気付き叫びます。
浴槽にいるますみを女が包丁で滅多刺しにしながら「誰にも渡さない」と呟き続けている女の映像になり女が思い出します。
ますみが目を覚まし「あんたが殺したんだ」と女の首を締めます。
場面が変わり女が部屋に1人になり「これで隆先輩は私だけのもの」と狂ったように笑っています。
散らかった部屋に懐中電灯を持った隆が入ってきます。
バスルームを開けると2人が浴槽で死んでいました。
もう1人の男が様子を見に来たので隆が慌てて「もう帰ろう」と家を出ようとします。
2人で出ようとすると隆の後ろから女二人が抱きついて来て、隆を家に引きずり込み玄関のドアが締まります。
男が振り返ってドアを開けようとしますが開かず走り去って行きます。
・第二夜 街頭アンケート
夜の街で男が1人で立っています。
恋人のあかりの誕生日を祝うために待ち合わせをしています。
スマホが鳴り見るとあかりからでしたが、電車が遅れているという内容でため息をつきます。
ふと目線を上げるとシャッターが降りている店の前にメイドの様な格好をした女の子がいて、「アンケートにご協力ください」と道行く人達に声をかけています。
男は音楽を聞きながら小説を読み始めます。
あかりからの連絡は無くさっきの少女にふと同情がわいてアンケートに答える事にしました。
少女に声をかけると「やっと見つけてくれた」と意味深な事を言います。
質問が始まり話をするうちに価値観が似ている事が分かり、もっと話したくなった男は少女に店に入って話せないかと聞きます。
戸惑う少女がまた質問を始めました。
「恋人はいますか?」と聞かれいると答えると、「恋人を裏切った事はありますか?その時恋人はどんな言葉を言いましたか?」など少女が早口で詰め寄ってきました。
男は少女をなだめ、少女に声をかけた事を後悔し始めます。
アンケートはあとどのくらいで終わるか聞くと次の質問で最後だと言います。
「今死ぬとしたらどんな死に方がいいですか?」
男が困っていると「早く答えなさいよ!恋人が待ってるんでしょ!」とまた少女が詰め寄ってきます。
「溺死がいい、そしたら一瞬で死ねるだろ」と答えて男は立ち去ります。
やっとあかりが来たので男がそっちへ歩いていたらさっきの少女が抱きついてきました。
しかし、あかりからは少女は見えません。
少女が「道連れ決定」と言って笑います。
車が来ても動けず男は轢かれて倒れます。
近くの電柱に貼られていた紙にはさっきの少女の顔写真と轢き逃げの目撃情報募集の文字が書かれています。
・第三夜 わたしのいない世界
図書館で働いている女(いずみ)がパソコンで蔵書リストを書いています。
沢山の本を外に置いてある衣装ケースの中に持っていきます。
中に戻ると同僚(たまき)がパソコンをしていました。
たまきは客の子供に声をかけられそっちへ行ったので、いずみがパソコンに戻ります。
上司が来ていずみに「表情が暗い。もっとたまきちゃんみたいに明るくなれないのかな」とブツブツ言われます。
新人の亮介が入ってきました。
たまきは亮介が気に入ったようで「楽しくなりそうね」といずみに小声で話します。
歓迎会でみんなで飲みに行き、いずみは会計を頼まれました。
会計に行った時に亮介が来て「僕はちゃんと見てますから」と褒められます。
酔ったたまきをいずみが連れて戻りました。
たまきのスマホが鳴っているので声をかけても意識が戻らないので、いずみはそっとたまきのカバンを開けてスマホの画面を見ると亮介からでした。
いずみが電話に出ると亮介はたまきだと思っていずみの文句を言ってきました。
いずみはたまきに鈍器を振りかざします。
翌日たまきは綺麗に着飾って出勤します。
いずみの事を聞かれますがとぼけます。
帰りに亮介に声をかけられますが断ります。
別の日上司がパソコンをしてたので声をかけるとドギマギされます。
夕方に亮介が店にいるたまきに声をかけるとビンタされます。
たまきは笑いながら鏡を見ています。
鏡にはいずみの顔が映っています。
・第四夜 美しい隣人
娘(まなみ)が父が出張に行くのを見送っています。
まなみが家に戻って母の遺影に手を合わせます。
外を歩いていると隣に引っ越してきたという女(涼子)に話しかけられます。
両親の事を聞かれたので説明して別れました。
別の日、まなみが友達と肉まんを食べていると涼子に話しかけられました。
友達に誰なのか聞かれたので説明すると友達は「綺麗な人だね」と言いました。
家のチャイムが鳴って出ると涼子がおかずのおすそ分けを持ってきてくれていました。
また別の日、まなみが父に電話しましたが繋がりませんでした。
涼子が家に来たので涼子にホテルとかにも電話して聞いてもらいましたが見つかりません。
まなみが心配していたので涼子が泊まる事にしました。
仏壇の前で涼子が遺影を手にとって見ています。
母の写真に指を這わせ、指でガラスを割ろうとするような動きをしていましたが遺影を落としました。
まなみの部屋にやって来た涼子はベッドに横たわっているまなみに馬乗りになります。
まなみの母は自分から父をとって死んだという話をしながら、まなみにゆっくり包丁を突き刺します。
・第五夜 理想の姑
女が家で豆腐の味噌汁を作っています。
味見をしていると妊娠中の嫁(ゆき)が自分がすると慌ててやって来ますが断れれます。
夫にその話をして3人で朝食を食べます。
公園で嫁がブランコをしている親子を見て、ゆきは昔のことを思い出します。
夫から「俺とおふくろ血が繋がっていないんだ。5歳の時に両親を亡くしていて養護施設にいて、おふくろも子供を亡くしていて俺を養子にしてくれた。」と告白されゆきは受け入れました。
夫にプロポーズされてゆきは「はい」と返事をしました。
ゆきが部屋で本を読んでいると姑が来て、体調が悪いならこの漢方を飲んでみてと小瓶を渡されます。
早速飲み物に混ぜて飲みました。
二ヶ月後、ゆきのお腹がエイリアンのように動き夫とゆきが怖がっていると、化粧をした姑がやって来ました。
ゆきから産まれた子供は姑に抱きついて「ママ」と言い、姑は子供を抱きしめて笑っています。
姑は亡くなった子供の骨を削って粉にして小瓶に入れていたのです。
・第六夜 国道299の少女
居酒屋に貼られていたバイト募集の張り紙を見て女は店に入りました。
店員に話しかけますが断られます。
出ていこうとすると客の男に手を捕まれ「仕事が欲しいか?」と聞かれます。
室内に移ってから女が前金でと言うと男は何枚もの札を渡しました。
女が服を脱ごうとすると男はそれを止めます。
「車をある場所まで運転して欲しい、そこに着いたら車を燃やして欲しい。
理由は聞かないで欲しい。それだけで大金が手に入る。」
女は男の話に乗ることにしました。
車を停めて自動販売機で飲み物を買って休憩している時に男に言われた事を思い出しました。
「1つだけ約束して欲しい。トランクルームは決して開けるな。解き放たれてしまうから。」
また運転をしていると歩道に女が立っているのに気づきました。
心配して話しかけますが会話になりません。
その女を車に乗せてラジオを聞きながら走っているとラジオの音が乱れます。
気を取られていると事故をしそうになり慌ててブレーキを踏みます。
後ろを見ると女はいなくなっていました。
車を走らせていると何回も歩道に女が立っているのを見ます。
車を停めて外に出るとトランクルームが少し開いているのに気付きます。
開けると中には知らない女が入っていました。
驚いていると後ろから男に頭を殴られ倒れます。
男は先生をしていて生徒の女と付き合っていたけど、女が妊娠したと言うので殴り殺したのです。
女が立ち上がり男に「許さない」と言って笑います。
男が殴って女が倒れ、今度は運転していた女が男を殴り男が倒れます。
「これでずーっと一緒だね」と生徒の女が呟きます。
街頭アンケートの男が倒れて女が泣いてる所に女が肩を叩いて「戦慄の果てに女は嗤うの」と言って立ち去ります。
残された女が嗤います。
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どれも話が弱くてイマイチだった。
タイトルがいいから期待はずれになって残念。
男2人と女2人が公園を歩いています。
4人は小倉家に向かっています。
そこは両親に虐待された娘の静江が一家を惨殺した場所です。
通報を受けた警察が家へ行った時、静江は地下室で両親の首を両手に持って首を吊っていました。
女2人に家に行って静江の私物を取って来てどっちが凄い物を取ってきたかで勝敗を決めようと言います。
勝った方が隆先輩の彼氏になれると言うので、隆先輩が好きな2人はその勝負をする事にしました。
家に入った2人は一階と二階で別行動をします。
懐中電灯で照らしながら一階を進んで行きます。
しょうじに影が映ったり血で汚れたぬいぐるみを誰かの手が持っていったりしますが女は気付きません。
入った部屋の机の上に血で汚れたぬいぐるみが置いてあり、それを見た女は「もう嫌だ」と叫んで逃げ出します。
後ろでは知らない女がふすまの隙間から女を見ています。
二階に行った女(ますみ)は窓でタバコを吸いながら、下にいる男2人に手を降っています。
女の後ろを人影が通り隆が声をあげます。
その頃一階の女はバスルームにいました。
後ろから肩を捕まれ振り返ると二階に行っていたますみがいました。
浴槽に何かあったので拾い上げると血にまみれた包丁でした。
「これはレアアイテムだね」とほくそ笑むますみの腕を誰かの手が掴み2人は叫びました。
煙が立ち込める中を女が歩いていると椅子に座っているますみに気づきました。
近寄って名前を呼びますが、よく見るとますみは血まみれです。
ますみの足元にさっきの包丁が落ちているのに気付き叫びます。
浴槽にいるますみを女が包丁で滅多刺しにしながら「誰にも渡さない」と呟き続けている女の映像になり女が思い出します。
ますみが目を覚まし「あんたが殺したんだ」と女の首を締めます。
場面が変わり女が部屋に1人になり「これで隆先輩は私だけのもの」と狂ったように笑っています。
散らかった部屋に懐中電灯を持った隆が入ってきます。
バスルームを開けると2人が浴槽で死んでいました。
もう1人の男が様子を見に来たので隆が慌てて「もう帰ろう」と家を出ようとします。
2人で出ようとすると隆の後ろから女二人が抱きついて来て、隆を家に引きずり込み玄関のドアが締まります。
男が振り返ってドアを開けようとしますが開かず走り去って行きます。
・第二夜 街頭アンケート
夜の街で男が1人で立っています。
恋人のあかりの誕生日を祝うために待ち合わせをしています。
スマホが鳴り見るとあかりからでしたが、電車が遅れているという内容でため息をつきます。
ふと目線を上げるとシャッターが降りている店の前にメイドの様な格好をした女の子がいて、「アンケートにご協力ください」と道行く人達に声をかけています。
男は音楽を聞きながら小説を読み始めます。
あかりからの連絡は無くさっきの少女にふと同情がわいてアンケートに答える事にしました。
少女に声をかけると「やっと見つけてくれた」と意味深な事を言います。
質問が始まり話をするうちに価値観が似ている事が分かり、もっと話したくなった男は少女に店に入って話せないかと聞きます。
戸惑う少女がまた質問を始めました。
「恋人はいますか?」と聞かれいると答えると、「恋人を裏切った事はありますか?その時恋人はどんな言葉を言いましたか?」など少女が早口で詰め寄ってきました。
男は少女をなだめ、少女に声をかけた事を後悔し始めます。
アンケートはあとどのくらいで終わるか聞くと次の質問で最後だと言います。
「今死ぬとしたらどんな死に方がいいですか?」
男が困っていると「早く答えなさいよ!恋人が待ってるんでしょ!」とまた少女が詰め寄ってきます。
「溺死がいい、そしたら一瞬で死ねるだろ」と答えて男は立ち去ります。
やっとあかりが来たので男がそっちへ歩いていたらさっきの少女が抱きついてきました。
しかし、あかりからは少女は見えません。
少女が「道連れ決定」と言って笑います。
車が来ても動けず男は轢かれて倒れます。
近くの電柱に貼られていた紙にはさっきの少女の顔写真と轢き逃げの目撃情報募集の文字が書かれています。
・第三夜 わたしのいない世界
図書館で働いている女(いずみ)がパソコンで蔵書リストを書いています。
沢山の本を外に置いてある衣装ケースの中に持っていきます。
中に戻ると同僚(たまき)がパソコンをしていました。
たまきは客の子供に声をかけられそっちへ行ったので、いずみがパソコンに戻ります。
上司が来ていずみに「表情が暗い。もっとたまきちゃんみたいに明るくなれないのかな」とブツブツ言われます。
新人の亮介が入ってきました。
たまきは亮介が気に入ったようで「楽しくなりそうね」といずみに小声で話します。
歓迎会でみんなで飲みに行き、いずみは会計を頼まれました。
会計に行った時に亮介が来て「僕はちゃんと見てますから」と褒められます。
酔ったたまきをいずみが連れて戻りました。
たまきのスマホが鳴っているので声をかけても意識が戻らないので、いずみはそっとたまきのカバンを開けてスマホの画面を見ると亮介からでした。
いずみが電話に出ると亮介はたまきだと思っていずみの文句を言ってきました。
いずみはたまきに鈍器を振りかざします。
翌日たまきは綺麗に着飾って出勤します。
いずみの事を聞かれますがとぼけます。
帰りに亮介に声をかけられますが断ります。
別の日上司がパソコンをしてたので声をかけるとドギマギされます。
夕方に亮介が店にいるたまきに声をかけるとビンタされます。
たまきは笑いながら鏡を見ています。
鏡にはいずみの顔が映っています。
・第四夜 美しい隣人
娘(まなみ)が父が出張に行くのを見送っています。
まなみが家に戻って母の遺影に手を合わせます。
外を歩いていると隣に引っ越してきたという女(涼子)に話しかけられます。
両親の事を聞かれたので説明して別れました。
別の日、まなみが友達と肉まんを食べていると涼子に話しかけられました。
友達に誰なのか聞かれたので説明すると友達は「綺麗な人だね」と言いました。
家のチャイムが鳴って出ると涼子がおかずのおすそ分けを持ってきてくれていました。
また別の日、まなみが父に電話しましたが繋がりませんでした。
涼子が家に来たので涼子にホテルとかにも電話して聞いてもらいましたが見つかりません。
まなみが心配していたので涼子が泊まる事にしました。
仏壇の前で涼子が遺影を手にとって見ています。
母の写真に指を這わせ、指でガラスを割ろうとするような動きをしていましたが遺影を落としました。
まなみの部屋にやって来た涼子はベッドに横たわっているまなみに馬乗りになります。
まなみの母は自分から父をとって死んだという話をしながら、まなみにゆっくり包丁を突き刺します。
・第五夜 理想の姑
女が家で豆腐の味噌汁を作っています。
味見をしていると妊娠中の嫁(ゆき)が自分がすると慌ててやって来ますが断れれます。
夫にその話をして3人で朝食を食べます。
公園で嫁がブランコをしている親子を見て、ゆきは昔のことを思い出します。
夫から「俺とおふくろ血が繋がっていないんだ。5歳の時に両親を亡くしていて養護施設にいて、おふくろも子供を亡くしていて俺を養子にしてくれた。」と告白されゆきは受け入れました。
夫にプロポーズされてゆきは「はい」と返事をしました。
ゆきが部屋で本を読んでいると姑が来て、体調が悪いならこの漢方を飲んでみてと小瓶を渡されます。
早速飲み物に混ぜて飲みました。
二ヶ月後、ゆきのお腹がエイリアンのように動き夫とゆきが怖がっていると、化粧をした姑がやって来ました。
ゆきから産まれた子供は姑に抱きついて「ママ」と言い、姑は子供を抱きしめて笑っています。
姑は亡くなった子供の骨を削って粉にして小瓶に入れていたのです。
・第六夜 国道299の少女
居酒屋に貼られていたバイト募集の張り紙を見て女は店に入りました。
店員に話しかけますが断られます。
出ていこうとすると客の男に手を捕まれ「仕事が欲しいか?」と聞かれます。
室内に移ってから女が前金でと言うと男は何枚もの札を渡しました。
女が服を脱ごうとすると男はそれを止めます。
「車をある場所まで運転して欲しい、そこに着いたら車を燃やして欲しい。
理由は聞かないで欲しい。それだけで大金が手に入る。」
女は男の話に乗ることにしました。
車を停めて自動販売機で飲み物を買って休憩している時に男に言われた事を思い出しました。
「1つだけ約束して欲しい。トランクルームは決して開けるな。解き放たれてしまうから。」
また運転をしていると歩道に女が立っているのに気づきました。
心配して話しかけますが会話になりません。
その女を車に乗せてラジオを聞きながら走っているとラジオの音が乱れます。
気を取られていると事故をしそうになり慌ててブレーキを踏みます。
後ろを見ると女はいなくなっていました。
車を走らせていると何回も歩道に女が立っているのを見ます。
車を停めて外に出るとトランクルームが少し開いているのに気付きます。
開けると中には知らない女が入っていました。
驚いていると後ろから男に頭を殴られ倒れます。
男は先生をしていて生徒の女と付き合っていたけど、女が妊娠したと言うので殴り殺したのです。
女が立ち上がり男に「許さない」と言って笑います。
男が殴って女が倒れ、今度は運転していた女が男を殴り男が倒れます。
「これでずーっと一緒だね」と生徒の女が呟きます。
街頭アンケートの男が倒れて女が泣いてる所に女が肩を叩いて「戦慄の果てに女は嗤うの」と言って立ち去ります。
残された女が嗤います。
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どれも話が弱くてイマイチだった。
タイトルがいいから期待はずれになって残念。
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