森の中にキャミとホットパンツを着た女性が立っています。
女性には血の汚れが付いていて何かに怯えています。
何かに追われて森の中を走り出しますが、木に躓いてこけてしまいます。
後ろから来た何かに女性は足を引っ張られて画面から消えます。
意識を失っている女性がどこかの部屋で鎖で吊るされて足からは血が滴っています。
仮面をした白衣の男性がメスを持って女性に近付きます。
女性がそれに気付き、男性の後ろにさっきの女性が血まみれで倒れてるのを見つけもがきます。
男性は女性の目にメスを突き刺してえぐり出しました。
男女が草原に寝転んで子供の名前について話し合っています。
場面が変わってシャワーを浴びていると血が流れて来て叫んで目を覚ます夢で女性(リズ)が目を覚ましますが夫(ベン)は仕事に行ってしまいます。
ベンは会社でリストラの対象だったりまだローンがあったりお金が必要です。
リズはモデルの撮影の仕事が出来るチャンスが訪れていましたが乗り気ではありませんでした。
しかし、ベンにお金が必要だと説得され連絡を取ります。
リズは車で言われた場所へ向かいます。
ベンには電話をしましたが繋がりませんでした。
相手の家には玄関にモニターが付いています。
中に入り上着を脱ぐように言われたので家主の男性(フィリップ)に渡します。
上着を閉まっている隙間から冒頭で出ていた仮面が血まみれで置かれているのが見えています。
家の外で男女が何か揉めています。
戻ってこないのはおかしいと女性が言いますが、男性が今日は帰ろうと説得します。
帰りかけた時、家の窓の光を見て「撮影かしら?」と気付きます。
リズはいろんな薄着の服で写真を撮られます。
ポーズをせずにそのままでいいと言われますがリズは間抜けみたいだと言います。
今度は幸せを考えてみてと言われますが、リズは悲しそうな顔になって「去年妊娠したけど合併症で夫婦共に今も苦しんでいる」と言います。
誰か来たのでフィリップがモニターを見ると外で揉めていた男女が立っています。
女性の双子の姉妹ディニカが行方不明で、数日前にモデルの仕事をしにこの辺に来たから探しに来たのです。
男性が窓からフラッシュが見えたけどカメラマンかと聞きます。
その頃リズはトイレで吐きそうになっていました。
鏡を見て自分を励ましてから、窓を開けようとしましたが開きません。
床に血の痕があるのに気付き、追っていくとカーテンの奥に女性の惨殺死体を見つけました。
リズはそっと逃げ出そうとしますが自分がいる二階の窓はどこも開けられなかったので一階に降りて行きました。
奥の部屋でしている話し声に怯えながら近くのドアに行くも、南京錠がかけられ開きそうにありません。
そっと声がする部屋を覗くと、ディニカの事を聞きに来た男女がソファーに座っています。
そこへフィリップが後ろからハンマーを振りかざしました。
斬られた男性が倒れ女性が悲鳴をあげ、リズは口に手をあてて悲鳴を我慢して逃げました。
「ここから出られない」とベンに電話をしました。
住所の番地を言う前にリズは後ろからビニール袋を被せられ電話が切れて、ベンが何度かけ直しても繋がらないので通報しました。
リズが目を覚ますと手を縛られていました。
目の前の台には知らない女性が横たわっています。
リズは助けを求めて叫びました。
家に呼ばれて回収業者のウィリーが訪ねてきます。
ウィリーは家の前に停めてあってリズの車を見ていい車だなと言います。
中に入って回収は「まだだろう、どうして呼んだ」と会話をしていたら、リズの声が聞こえてきて「まだ生きてるのか、少しだけ見せろ」と言いますが「俺のだ」と断られます。
ベンは車でリズに聞いた地名まで来ました。
番地を知らないので警察にリズの事を訴えてもなしのつぶてです。
台に寝かされている女性の腹にフィリップがメスを入れます。
出て来る血はチューブでポリタンクの中へ入って行きます。
ウィリーが金を受け取ってリズの車に乗って運転している途中、ベンの車とぶつかりそうになりました。
ベンはリズの車なのに気がついてウィリーの後を追い、警察にもそれを話します。
立入禁止の看板がある採石場に着き、車から降りてウィリーを伺いながら電話で警察に場所を教えます。
ベンの携帯の着信音が鳴り、ウィリーがベンの方を見ますが「まあいいか」と放置します。
着信相手にも場所を伝えて来てくれるように頼み、ウィリーが車を離れている間にそっとベンが車に近付きます。
車に積んであった黒いビニール袋を開くと女性の生首が入っていました。
ウィリーがベンに気付き近寄って来てたので、「妻の車だ、妻はどこにいる?」と聞くと「あの女はもうすぐ死ぬ」と言われます。
取っ組み合いになりベンは腕をナイフで刺されましたがなんとか勝ちました。
リズの目の前では相変わらず手術のような事が続いています。
ベンの電話相手(ニック)が到着して、ウィリーを見るともう死んでいました。
リズの目の前の女性から内蔵を取り出して皮膚を縫い、タンクに溜まっていた血でフィリップがキャンバスに何かを描き始めました。
「人類の唯一の共通点は何か?」とフィリップがリズに問いかけ「それは死だ。人は命が消えるその時に価値に気づく、死は芸術になる」と話しかけます。
リズは後ろ手で縛られている紐をガラスの破片で切ろうとしています。
ベン達の元へ車がやって来るのが見え、ベンは自分が呼んだ警察だと思いました。
ニックが「殺したのがバレたら刑務所行きだから、車に死体を乗せて車ごと隠そう」と言うので2人でそうしました。
鍵が落ちてきたのでベンがポケットに入れました。
車が到着して降りてきた警部補は車がない事を聞きますが勘違いだったと誤魔化します。
2人はその場から去りましたが、警部補はまだ怪しんでライトで辺りを見回します。
血痕や血が付いたナイフが落ちているのを見つけ、更に探すと2人が隠したリズの車や中の死体も見つけました。
フィリップは描き終わったキャンバスを避けて、死んだ女性を抱えて部屋を出ていきました。
1人残されたリズはバスルームから聞こえるチェーンソーの音に怯えながら必死に紐を切ろうとします。
ベンはニックの家で腕に包帯を巻き、拾った鍵が貸金庫の物であるのに気が付き電話をします。
「しくじりやがって、そこにいる女には手を出すな。これから行く」と言って切ります。
ニックに死んだ男から貸金庫の鍵を拾ったから開けてみようと提案しますがニックは断ります。
もしかして、ニックも関与しているのではと疑い問いただします。
ニックについて調べた警察がやって来たのでベンは逃げました。
リズは手の紐を切ることが出来ましたが脱出する前にフィリップが戻ってきてしまいました。
さっきキャンバスに描いていた絵をリズに見せます。
そこには目をえぐられた女性の顔が描かれていました。
今度はリズの肖像画を描いてもいいかと男性が近寄ってきたので、ガラスの破片をフィリップの首に刺してリズは家の外へ逃げます。
通りかかった車に助けを求め車に乗せてもらいますが、出発する前に追ってきたフィリップが来て運転手を殺してしまいます。
ベンは貸金庫に行き、警部補はニックの家の中にいました。
警部補がニックのパソコンを見ると「移植待ち」と書かれたリストや「請求書 生体材料の提供」などがありました。
ベンがいる貸金庫にも同じような書類があり、探していると「生体材料の回収」と書かれた紙を見つけました。
ベンが警部補に電話すると警部補は2人でした悪事で、ウィリーの死体もリズの浮気相手か何かでリズもベンが殺したんじゃないかと勘違いしていています。
「リズはまだ生きている、俺が助ける」と言ってベンは電話を切って、書類に書かれていた住所を警部補にメールしてから車でその場所に向かいます。
「この場所は安全だ。もう逃さない」などの声がして、倒れていたリズが目を覚ましました。
フィリップが部屋を出ようとしてUターンして、リズの足を釘を打つ電動工具で床に打ち付けてから出ていきました。
家に訪ねてきたニックはフィリップに「警察にバレたからもうおしまいだ」と話します。
リズの場所を聞くと「ウィリーが」と言うので、「ウィリーはリズの夫のベンが殺した。彼がリズを探している。彼女はどこにいるか教えろ」と怒鳴ります。
最高傑作だと遠い目をするフィリップに「彼女の証拠も全て消す」と言います。
ニックの携帯にベンから着信がありそれに出て話しているとフィリップに頭を殴られ倒れます。
倒れたニックの手から携帯を取り、フィリップが耳にあてベンが「待ってろよ」と言うのに対し「楽しみにしてる」と返します。
警部補もフィリップの家に着き中に入ってきました。
助けを呼ぶ声に気付いた警部補が他の警察に応援を頼もうとしますが、後ろから来たフィリップにハンマーで頭を殴られます。
ベンもやっと家に着いて中に入りました。
倒れているリズを見つけて抱き合います。
足に刺さっていた釘を引き抜き、2人で逃げようとしますが斧を持ったフィリップに見つかってしまいます。
警部補がフィリップに体当たりしてきて、2人は逃げる事が出来ました。
走って逃げていましたが追いついたフィリップに体当たりされて、ベンは段差があるところからフィリップと落ちます。
フィリップがベンを襲っている所をリズが助け、フィリップがリズの方へ行った隙きにベンがフィリップの頭に近くに落ちていたダーツ(?)投げます。
頭に刺さったフィリップが弱っている所をリズがハンマーで頭を叩き割り2人は助かりました。
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予想してたよりは話もそれなりにあったしてたけど、スプラッターを期待して見ると期待はずれだと思う。
フィリップが言う死は芸術みたいなのも伝わってこないし全体的に中途半端。
まあ、裸や半裸の女性が捕まってるパッケージのDVDって大体はこういう詐欺みたいな内容ばっかだよね…。
2017年3月30日木曜日
2017年3月29日水曜日
あいつらって戦わせたらどっちが強いの?「貞子VS伽椰子」
玄関の外で女性がこの家に住む安江さんに声をかけています。
中を通る影があったので、女性は玄関を開けて中に入ります。
廊下を進んで行くと机の前に座った人が見えたので、「いるなら返事してよ」と声をかけて部屋に入ります。
しかし、部屋には誰もいません。
別の部屋へ行くと探していた安江が首にコードを巻かれて倒れています。
正面にあるテレビは砂嵐を映しています。
側にはいつの間にか白い服を着た髪の長い女が立っています。
成安文科大学で都市伝説についての講義が行われています。
代表的な都市伝説として口裂け女、花子さん、呪いの家、呪いのビデオなどがスクリーンに映されます。
これらを体験した本人から聞いた事がある人がいるかと生徒に聞きますが誰もいません。
聞いた事がある人がいてもそれは嘘なんだと話します。
「呪いのビデオだけは他と違う、心を掴んで話さない」と呪いのビデオについて説明を始めます。
90年代の終わりに現れた代表的な都市伝説で、呪いのビデオを見ると貞子という霊から電話がかかってきます。
貞子に「お前は二日後に死ぬ」と告げられて二日後に本当に死にます。
ビデオが廃れてこの都市伝説も廃れたけど貞子はいると森繁先生は信じています。
もし本物があったら高く買うよと生徒に言って、生徒達は面白がってざわざわとします。
教室に電気が付き先生は箱から本を取り出し、呪いのビデオについて本を書いて自費出版したから買ってねと生徒に宣伝をします。
授業中ずっとウトウトしていた有里と夏美が伸びをすると先生と目が合ってしまい気まずそうに会釈をしました。
2人は喫茶店に行きました。
有里は割りと機械に強いので、夏美が有里にビデオテープを渡して頼みます。
ビデオテープには結婚式が映っていて、結婚記念日にDVDに焼いてあげると約束したものの有里は機械オンチで出来ないからです。
結婚記念日は明後日で明日送らないと間に合いません。
学食5回分で交渉が成立しました。
住宅街を走っている車が止まり、助手席にいた母親が鈴花に「着いたよ」と声をかけます。
鈴花が浮かない顔なので「急な引っ越しで怒ったの?」と聞くと頷きます。
運転席の父親が慌てるのを見て、鈴花は微笑んで「嘘だよ」と言います。
引越し業者が荷物を運んでいるのを見ていた鈴花はふいに気配を感じて後ろを振り向きます。
玄関の門に「立入禁止」と貼られている異様な雰囲気の隣の空き家を見ていると、悲鳴のような声がしてその家に背を向けて耳をふさぎます。
鈴花の後ろにある家の柵の中には青白い子供がしゃがんで柵を握っています。
有里と夏美は怪しげな中古屋でビデオデッキを探しています。
ほこりまみれの汚いビデオデッキが600円だったので、有里が棚から出して夏美に手渡します。
「汚い」と言いながら持って行く夏美の後ろで、有里がふと自分の手を見ると長い髪の毛の束が手に絡んでいます。
手から髪の毛を振り払って夏美の後を追います。
家に帰ってからビデオデッキを繋げていると、デッキの中にビデオテープが入っているのに気付きます。
夏美は嫌がって止めようと言いますが有里はテープを再生します。
再生してすぐに有里のスマホが鳴って、LINEが来ているのに気付いた有里は返事をしました。
有里はずっとLINEをしていたので、テープは夏美しか見ていませんでした。
再生が終わり砂嵐になっているのに気付いた有里がもう一回見ようとしますが夏美は慌てて止めます。
「これ呪いのビデオかも」と夏美は様子がおかしいです。
有里がそんな事ないと言っていると夏美のスマホが鳴ります。
恐る恐る夏美がスマホを手に取り、有里に渡します。
非通知の着信に出ると黒板を引っ掻くような音がして、部屋の電気が点滅を始め2人は怖がって抱き合います。
有里からは背後で見えない夏美の正面に、白い服の髪が長い女が現れます。
怯えた夏美を見て、有里も振り返りますがもう姿はありませんでした。
昼間2人がビデオデッキを買った中古屋では店員が掃除をしています。
「今日呪いのビデオが入ったデッキ売れましたよ」「あれ、入ったまま売ったの?」
ちょうど二日前にビデオを見たと圭子は言い、本当に電話がかかってきたしもうすぐ死んじゃうかもと笑います。
ふと気付くとさっきまでいた場所に圭子がいなくなっていたので、辺りを見回すと高い場所に圭子が立っています。
他の店員が止めますが圭子はそのまま飛び降ります。
その手には長い髪の毛が絡んでいました。
鈴花が青白い子供の夢を見て飛び起きます。
窓に近付きカーテンの隙間から隣の家を覗き見て、カーテンを勢い良く閉めます。
学校で友達に家の場所を話すと、隣の家が幽霊屋敷だと聞かされます。
その家の旦那が奥さんを刺殺して子供も溺れ死させて自分も首を吊って無理心中したのです。
その家に住んだ人はみんな死んでしまう呪われた家だから近寄らないようにと言われます。
有里と夏美が中古屋に行くと臨時休業で店員はバタバタしていました。
ビデオデッキを買ったらこれが入っていたと店員に話しかけてビデオテープを差し出します。
一人暮らしの老人が自殺で亡くなり親族からの依頼で買い取り、聞いた話だと老人の死を聞いた役所関係の人も亡くなったのだと話します。
有里がシャッターの隙間から店内にある花を見つけて誰か亡くなったのか聞きます。
二日前にこのビデオを見たバイトの子だと聞いて夏美は怯えます。
森繁先生に相談しようと百合が言い、2人で先生に「助かる方法はないのか」と話に行きビデオテープを渡します。
森繁は2人を部屋の外に出してビデオテープを見ます。
見終わってスマホを出しますが着信は無く、部屋の電話が鳴ります。
電話を取ると不快な高音がして耳をふさぎます。
有里と夏美が心配して部屋に入ると、森繁は本物だが貞子は現れなかったと興奮しています。
有里が「助かる方法はあるのか?先生は本を書いてるんだから分かるでしょ?」と森繁の本を開き、助かる方法として人に見せると書かれているのを見つけます。
夏美が森繁に見せたから助かるのではと問うと、森重は有里から見せて貰ったから夏美からにはならないんじゃないかと言います。
「本には書いてない事がある。死ぬ直前に…」と言う森繁に「死ぬ直前!?」と2人が突っ込んだので、森繁は霊能者を探してみる事にしました。
鈴花が返ってくると呪いの家の前に小学生の男の子が立っていました。
どうしたのかと声をかけていると、他の小学生の男の子が3人来たので鈴花は自分の家に帰りました。
プレゼントだと言って男の子のランドセルの中に石を詰め込みます。
呪いの家の門は針金で閉ざされていたので、それを切って門を開けて男の子を中に促し「千数えたら出てきていい」と言います。
玄関は鍵がかかっていて開かなかったですが、足元に鍵が落ちてるのを見つけて開きます。
不安げに門の外を見ますがみんな無表情です。
中に入りランドセルを開けていると、目の前に青白い子供が体育座りをして猫の鳴き声をしているのを見つけます。
男の子が家から顔を出したのに他の子が気付きます。
男の子が石を投げつけて逃げたので、それを追って他の子も家の中に入ります。
押し入れで男の子が隠れている間、他の子はいろんな場所を探して歩いていますが台所の戸棚の中やお風呂の中に引きずり込まれます。
石を投げつけられた子が男の子を見つけますが、後ろから肩の上に乗って来た青白い子供に捕まります。
押し入れの中の男の子も奥から伸びてきた青白い手に捕まって引きずり込まれます。
有里と夏美と森繁は霊能者に会いに来ました。
森繁は自分は除霊してもらわなくていいと言い、「貞子が見たいのか?勝手にしろ」と霊能者に言われます。
祭壇の前で2人で夏美を押さえつけ霊能者が除霊をします。
何回も無理やり水を飲まされていた夏美が白目を向くと、夏美を押さえていた2人が立ち上がり1人の首を圧し折り自分の首も圧し折って倒れました。
「邪魔する者は皆殺しか」と霊能者が慄いていると、夏美が立ち上がり霊能者が胸を押さえて苦しみだします。
霊能者が森繁に「これは失敗だ。経蔵を呼んでおいた」と言って自分の首を折ろうとしたので、森繁が「貞子を見せろ」と止めると頭突きをされて森繁は顔が潰れ2人は倒れました。
倒れた夏美に有里が駆け寄りますが、「全部有里のせいだ」と夏美が泣きます。
有里がビデオテープを夏美へ押し付け、自分に渡すように言い無理やり夏美に渡させます。
森繁が本に書いていた人に見せると助かるという方法を試す為に有里は1人でビデオテープを見ます。
見終わって砂嵐になってから夏美が部屋に来ました。
部屋の電話が鳴り受話器を取ってると、経蔵と珠緒がやって来て電話を取り上げ足で踏んで壊しました。
経蔵が金があるかと言うので、霊能者に教えられた場所から金を取り出して渡しました。
夏美がおかしくなった所へ経蔵が声をかけると、夏美の口から髪の毛が出てきました。
その髪の毛を経蔵は袋に入れて呪いをしました。
「化物には化物をぶつける。下見をしてからする。何かあったら電話しろ」と言って経蔵と珠緒は去って行きました。
学校で鈴花は「あの家で男の子4人が行方不明になったらしいけど知らないか?」と聞かれます。
有里は結婚式のDVDを見ながら「遅れちゃったけど送っておくね」と夏美に声をかけます。
有里がシャワーを浴びながら髪を洗っていると沢山の髪の束が落ちてきました。
天井を見上げると髪が広がっていて、悲鳴をあげて目をつむります。
夏美が心配して声をかけに来ますがもう何もありませんでした。
夏美の手にはバッグから出したDVDがあります。
経蔵と珠緒は呪いの家に来ていました。
珠緒が「ここにいるのは伽椰子と俊雄」だと指をさします。
玄関から部屋に向かって石を投げつけて、近くの井戸を見に行きます。
鈴花が家を見ているのに気付いた2人は家に近づかないように注意をします。
鈴花の家では食卓で両親と男の子が行方不明になった話をしています。
部屋に行こうとした鈴花は、呪いの家の前で見た男の子の幻を見て怯えます。
夏美は森繁がダビングした呪いのビデオを持っている事を有里に告白します。
盗んで有里がシャワーを浴びてる間にネットにアップして、すぐに削除したけど呪いのビデオとしてネットで拡散されていました。
「みんな死ねばいい。一緒に死のう」と言う夏美を有里は止めますが、有里を振り払って部屋に閉じ込めて「1人で死ぬのは怖いから見てて欲しい」と言って夏美は首を吊ろうとします。
後ろの暗闇から貞子が夏美に近づいてきて、有里は必死に部屋から出ようとしますが出れた時にはもう夏美は死んでいました。
経蔵と珠緒が入ってきて「有里の貞子を消し去ればそれがワクチンになって止めれるかもしれない」と話します。
珠緒は鈴花が危ないかもと言います。
部屋の窓から鈴花はまた隣の家を見ていました。
鈴花がそっと家を出た音に気付いて両親が後を追います。
懐中電灯で照らしながら家を歩いていると、押し入れにあの男の子が背を向けて体育座りしているのを見つけました。
「早く帰ろう」と声をかけると頭がこちらを向き、その顔は俊雄の顔をしていて猫の声で鳴きました。
玄関で鈴花の悲鳴を聞いた両親が、二階から下りて来る鈴花に駆け寄ります。
階段から猫の鳴き声がして振り向くと俊雄が体育座りをしてこちらを見ています。
父親が近づこうとすると俊雄が父親の肩の上に飛び乗って、頭を両手で引っ張り父親は天井の方へ消えました。
母親が鈴花と逃げようとすると階段の上から声がして、見ると伽椰子が階段を這って近寄って来ます。
倒れた母親は「逃げて」と言って、鈴花を扉に突き飛ばします。
伽椰子が母親の上に覆いかぶさって行きます。
貞子の髪が入った袋が鈴花の目の前に放り投げられ、その袋から出てきた髪が伽椰子の腕に巻き付いていきます。
伽椰子と母親が家の奥へ逃げるように引っ込むと、玄関が開いて経蔵が鈴花を外へ引っ張り出しました。
珠緒が「この子使える」と言い、経蔵は有里に鈴花をしばらくの相棒だと言います。
鈴花が目を覚ますと自分の部屋でしたが、経蔵と玉緒と有里がいて「これは夢じゃない」と伽椰子に別の化物をぶつける説明をされます。
有里と鈴花の2人で呪いの家に入り、家に入ると有里には伽椰子の呪いがかかります。
鈴花には家の中で呪いのビデオを見る事で貞子の呪いがかかります。
2つの違う呪いにかかる事で貞子と伽椰子が2人を奪い合います。
そして、貞子と伽椰子がお互いを食い合ってやがて消滅するだろう、そうしたら2人も助かるし呪いも消えるとケンゾウは言います。
2人には夜まで休んでいるように言って、経蔵と珠緒は井戸に準備をしに行きます。
夜になって4人は呪いの家に行き、有里と鈴花は中に入りました。
経蔵は有里と通話状態にして外で待機します。
ビデオを再生したのを経蔵に報告すると、経蔵は鈴花に「何があっても映像を見続けろ」と言います。
二階から何か物音がしたり家にある家具が大きく揺れたりして百合は怯えます。
ビデオが終わると鈴鹿のスマホに着信があり、通話状態にして画面を部屋中に向けます。
何も反応がないのを経蔵が訝しがっていると、珠緒が「来る」と叫びます。
有里の足元に体育座りをした俊雄が現れ、テレビからは長い髪が出てきて俊雄の顔に巻き付きます。
髪の毛は俊雄をテレビの中に引きずり込みました。
有里がビデオを見た時間になりテレビから貞子が出てきて、後ろの階段からは伽椰子が降りてきました。
経蔵は「貞子の目を見るな」と注意します。
貞子が伽椰子を部屋に引き込み伽椰子が這って出てきますが、後ろから貞子が出てきて貞子の髪が伽椰子の口と目の中に入ります。
貞子の髪の隙間から目が見えたので、有里と鈴花は目をつむり伽椰子ははじけ飛び(?)ました。
経蔵が「失敗だ、出てこい」と話しかけても2人が出てこないので仕方なく経蔵が家に入ります。
ビデオテープを貞子に差し出し「これは大事なお前の一部だろう」と言った後に、這いつくばった伽椰子の前に放り投げると伽椰子が手でビデオテープを踏みつけました。
有里と鈴花を裏から逃して経蔵も家から脱出します。
井戸の前に来ると後ろから来た経蔵に「1人は犠牲になってもらう」と言われます。
1人の体に貞子と伽椰子を取り憑かせるから、そしたら井戸に入ってくれたら封印すると言うのです。
しかし、経蔵が力尽きてしまったので有里は鈴花に一緒に経蔵を運ばせます。
有里が死のうとすれば貞子が来る、貞子が来れば伽椰子も来るはずだと有里は言います。
有里が井戸の縁に立つと貞子と伽椰子が現れました。
2人は井戸の両側から走ってきて、有里が井戸に落ちるとそのままぶつかり一緒に落ちました。
珠緒が鈴花に井戸に蓋をするように言いました。
井戸に蓋をしても中からの衝撃で吹き飛ばされ、中から貞子と伽椰子が合体した女が這い出てきました。
珠緒の後ろには俊雄がいます。
鈴鹿と玉緒が絶叫して終わりです。
エンドロールの後に貞子のビデオが流れ中に伽椰子の声を出す貞子のような女がいます。
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貞子と伽椰子が戦うまでが長いし、やっと戦いだしても画面が暗くて何が起きてるか全然見えない。
経蔵と珠緒が何者なのかも分からないし、貞子のルールが違うのもなぜなのか気になる。
中を通る影があったので、女性は玄関を開けて中に入ります。
廊下を進んで行くと机の前に座った人が見えたので、「いるなら返事してよ」と声をかけて部屋に入ります。
しかし、部屋には誰もいません。
別の部屋へ行くと探していた安江が首にコードを巻かれて倒れています。
正面にあるテレビは砂嵐を映しています。
側にはいつの間にか白い服を着た髪の長い女が立っています。
成安文科大学で都市伝説についての講義が行われています。
代表的な都市伝説として口裂け女、花子さん、呪いの家、呪いのビデオなどがスクリーンに映されます。
これらを体験した本人から聞いた事がある人がいるかと生徒に聞きますが誰もいません。
聞いた事がある人がいてもそれは嘘なんだと話します。
「呪いのビデオだけは他と違う、心を掴んで話さない」と呪いのビデオについて説明を始めます。
90年代の終わりに現れた代表的な都市伝説で、呪いのビデオを見ると貞子という霊から電話がかかってきます。
貞子に「お前は二日後に死ぬ」と告げられて二日後に本当に死にます。
ビデオが廃れてこの都市伝説も廃れたけど貞子はいると森繁先生は信じています。
もし本物があったら高く買うよと生徒に言って、生徒達は面白がってざわざわとします。
教室に電気が付き先生は箱から本を取り出し、呪いのビデオについて本を書いて自費出版したから買ってねと生徒に宣伝をします。
授業中ずっとウトウトしていた有里と夏美が伸びをすると先生と目が合ってしまい気まずそうに会釈をしました。
2人は喫茶店に行きました。
有里は割りと機械に強いので、夏美が有里にビデオテープを渡して頼みます。
ビデオテープには結婚式が映っていて、結婚記念日にDVDに焼いてあげると約束したものの有里は機械オンチで出来ないからです。
結婚記念日は明後日で明日送らないと間に合いません。
学食5回分で交渉が成立しました。
住宅街を走っている車が止まり、助手席にいた母親が鈴花に「着いたよ」と声をかけます。
鈴花が浮かない顔なので「急な引っ越しで怒ったの?」と聞くと頷きます。
運転席の父親が慌てるのを見て、鈴花は微笑んで「嘘だよ」と言います。
引越し業者が荷物を運んでいるのを見ていた鈴花はふいに気配を感じて後ろを振り向きます。
玄関の門に「立入禁止」と貼られている異様な雰囲気の隣の空き家を見ていると、悲鳴のような声がしてその家に背を向けて耳をふさぎます。
鈴花の後ろにある家の柵の中には青白い子供がしゃがんで柵を握っています。
有里と夏美は怪しげな中古屋でビデオデッキを探しています。
ほこりまみれの汚いビデオデッキが600円だったので、有里が棚から出して夏美に手渡します。
「汚い」と言いながら持って行く夏美の後ろで、有里がふと自分の手を見ると長い髪の毛の束が手に絡んでいます。
手から髪の毛を振り払って夏美の後を追います。
家に帰ってからビデオデッキを繋げていると、デッキの中にビデオテープが入っているのに気付きます。
夏美は嫌がって止めようと言いますが有里はテープを再生します。
再生してすぐに有里のスマホが鳴って、LINEが来ているのに気付いた有里は返事をしました。
有里はずっとLINEをしていたので、テープは夏美しか見ていませんでした。
再生が終わり砂嵐になっているのに気付いた有里がもう一回見ようとしますが夏美は慌てて止めます。
「これ呪いのビデオかも」と夏美は様子がおかしいです。
有里がそんな事ないと言っていると夏美のスマホが鳴ります。
恐る恐る夏美がスマホを手に取り、有里に渡します。
非通知の着信に出ると黒板を引っ掻くような音がして、部屋の電気が点滅を始め2人は怖がって抱き合います。
有里からは背後で見えない夏美の正面に、白い服の髪が長い女が現れます。
怯えた夏美を見て、有里も振り返りますがもう姿はありませんでした。
昼間2人がビデオデッキを買った中古屋では店員が掃除をしています。
「今日呪いのビデオが入ったデッキ売れましたよ」「あれ、入ったまま売ったの?」
ちょうど二日前にビデオを見たと圭子は言い、本当に電話がかかってきたしもうすぐ死んじゃうかもと笑います。
ふと気付くとさっきまでいた場所に圭子がいなくなっていたので、辺りを見回すと高い場所に圭子が立っています。
他の店員が止めますが圭子はそのまま飛び降ります。
その手には長い髪の毛が絡んでいました。
鈴花が青白い子供の夢を見て飛び起きます。
窓に近付きカーテンの隙間から隣の家を覗き見て、カーテンを勢い良く閉めます。
学校で友達に家の場所を話すと、隣の家が幽霊屋敷だと聞かされます。
その家の旦那が奥さんを刺殺して子供も溺れ死させて自分も首を吊って無理心中したのです。
その家に住んだ人はみんな死んでしまう呪われた家だから近寄らないようにと言われます。
有里と夏美が中古屋に行くと臨時休業で店員はバタバタしていました。
ビデオデッキを買ったらこれが入っていたと店員に話しかけてビデオテープを差し出します。
一人暮らしの老人が自殺で亡くなり親族からの依頼で買い取り、聞いた話だと老人の死を聞いた役所関係の人も亡くなったのだと話します。
有里がシャッターの隙間から店内にある花を見つけて誰か亡くなったのか聞きます。
二日前にこのビデオを見たバイトの子だと聞いて夏美は怯えます。
森繁先生に相談しようと百合が言い、2人で先生に「助かる方法はないのか」と話に行きビデオテープを渡します。
森繁は2人を部屋の外に出してビデオテープを見ます。
見終わってスマホを出しますが着信は無く、部屋の電話が鳴ります。
電話を取ると不快な高音がして耳をふさぎます。
有里と夏美が心配して部屋に入ると、森繁は本物だが貞子は現れなかったと興奮しています。
有里が「助かる方法はあるのか?先生は本を書いてるんだから分かるでしょ?」と森繁の本を開き、助かる方法として人に見せると書かれているのを見つけます。
夏美が森繁に見せたから助かるのではと問うと、森重は有里から見せて貰ったから夏美からにはならないんじゃないかと言います。
「本には書いてない事がある。死ぬ直前に…」と言う森繁に「死ぬ直前!?」と2人が突っ込んだので、森繁は霊能者を探してみる事にしました。
鈴花が返ってくると呪いの家の前に小学生の男の子が立っていました。
どうしたのかと声をかけていると、他の小学生の男の子が3人来たので鈴花は自分の家に帰りました。
プレゼントだと言って男の子のランドセルの中に石を詰め込みます。
呪いの家の門は針金で閉ざされていたので、それを切って門を開けて男の子を中に促し「千数えたら出てきていい」と言います。
玄関は鍵がかかっていて開かなかったですが、足元に鍵が落ちてるのを見つけて開きます。
不安げに門の外を見ますがみんな無表情です。
中に入りランドセルを開けていると、目の前に青白い子供が体育座りをして猫の鳴き声をしているのを見つけます。
男の子が家から顔を出したのに他の子が気付きます。
男の子が石を投げつけて逃げたので、それを追って他の子も家の中に入ります。
押し入れで男の子が隠れている間、他の子はいろんな場所を探して歩いていますが台所の戸棚の中やお風呂の中に引きずり込まれます。
石を投げつけられた子が男の子を見つけますが、後ろから肩の上に乗って来た青白い子供に捕まります。
押し入れの中の男の子も奥から伸びてきた青白い手に捕まって引きずり込まれます。
有里と夏美と森繁は霊能者に会いに来ました。
森繁は自分は除霊してもらわなくていいと言い、「貞子が見たいのか?勝手にしろ」と霊能者に言われます。
祭壇の前で2人で夏美を押さえつけ霊能者が除霊をします。
何回も無理やり水を飲まされていた夏美が白目を向くと、夏美を押さえていた2人が立ち上がり1人の首を圧し折り自分の首も圧し折って倒れました。
「邪魔する者は皆殺しか」と霊能者が慄いていると、夏美が立ち上がり霊能者が胸を押さえて苦しみだします。
霊能者が森繁に「これは失敗だ。経蔵を呼んでおいた」と言って自分の首を折ろうとしたので、森繁が「貞子を見せろ」と止めると頭突きをされて森繁は顔が潰れ2人は倒れました。
倒れた夏美に有里が駆け寄りますが、「全部有里のせいだ」と夏美が泣きます。
有里がビデオテープを夏美へ押し付け、自分に渡すように言い無理やり夏美に渡させます。
森繁が本に書いていた人に見せると助かるという方法を試す為に有里は1人でビデオテープを見ます。
見終わって砂嵐になってから夏美が部屋に来ました。
部屋の電話が鳴り受話器を取ってると、経蔵と珠緒がやって来て電話を取り上げ足で踏んで壊しました。
経蔵が金があるかと言うので、霊能者に教えられた場所から金を取り出して渡しました。
夏美がおかしくなった所へ経蔵が声をかけると、夏美の口から髪の毛が出てきました。
その髪の毛を経蔵は袋に入れて呪いをしました。
「化物には化物をぶつける。下見をしてからする。何かあったら電話しろ」と言って経蔵と珠緒は去って行きました。
学校で鈴花は「あの家で男の子4人が行方不明になったらしいけど知らないか?」と聞かれます。
有里は結婚式のDVDを見ながら「遅れちゃったけど送っておくね」と夏美に声をかけます。
有里がシャワーを浴びながら髪を洗っていると沢山の髪の束が落ちてきました。
天井を見上げると髪が広がっていて、悲鳴をあげて目をつむります。
夏美が心配して声をかけに来ますがもう何もありませんでした。
夏美の手にはバッグから出したDVDがあります。
経蔵と珠緒は呪いの家に来ていました。
珠緒が「ここにいるのは伽椰子と俊雄」だと指をさします。
玄関から部屋に向かって石を投げつけて、近くの井戸を見に行きます。
鈴花が家を見ているのに気付いた2人は家に近づかないように注意をします。
鈴花の家では食卓で両親と男の子が行方不明になった話をしています。
部屋に行こうとした鈴花は、呪いの家の前で見た男の子の幻を見て怯えます。
夏美は森繁がダビングした呪いのビデオを持っている事を有里に告白します。
盗んで有里がシャワーを浴びてる間にネットにアップして、すぐに削除したけど呪いのビデオとしてネットで拡散されていました。
「みんな死ねばいい。一緒に死のう」と言う夏美を有里は止めますが、有里を振り払って部屋に閉じ込めて「1人で死ぬのは怖いから見てて欲しい」と言って夏美は首を吊ろうとします。
後ろの暗闇から貞子が夏美に近づいてきて、有里は必死に部屋から出ようとしますが出れた時にはもう夏美は死んでいました。
経蔵と珠緒が入ってきて「有里の貞子を消し去ればそれがワクチンになって止めれるかもしれない」と話します。
珠緒は鈴花が危ないかもと言います。
部屋の窓から鈴花はまた隣の家を見ていました。
鈴花がそっと家を出た音に気付いて両親が後を追います。
懐中電灯で照らしながら家を歩いていると、押し入れにあの男の子が背を向けて体育座りしているのを見つけました。
「早く帰ろう」と声をかけると頭がこちらを向き、その顔は俊雄の顔をしていて猫の声で鳴きました。
玄関で鈴花の悲鳴を聞いた両親が、二階から下りて来る鈴花に駆け寄ります。
階段から猫の鳴き声がして振り向くと俊雄が体育座りをしてこちらを見ています。
父親が近づこうとすると俊雄が父親の肩の上に飛び乗って、頭を両手で引っ張り父親は天井の方へ消えました。
母親が鈴花と逃げようとすると階段の上から声がして、見ると伽椰子が階段を這って近寄って来ます。
倒れた母親は「逃げて」と言って、鈴花を扉に突き飛ばします。
伽椰子が母親の上に覆いかぶさって行きます。
貞子の髪が入った袋が鈴花の目の前に放り投げられ、その袋から出てきた髪が伽椰子の腕に巻き付いていきます。
伽椰子と母親が家の奥へ逃げるように引っ込むと、玄関が開いて経蔵が鈴花を外へ引っ張り出しました。
珠緒が「この子使える」と言い、経蔵は有里に鈴花をしばらくの相棒だと言います。
鈴花が目を覚ますと自分の部屋でしたが、経蔵と玉緒と有里がいて「これは夢じゃない」と伽椰子に別の化物をぶつける説明をされます。
有里と鈴花の2人で呪いの家に入り、家に入ると有里には伽椰子の呪いがかかります。
鈴花には家の中で呪いのビデオを見る事で貞子の呪いがかかります。
2つの違う呪いにかかる事で貞子と伽椰子が2人を奪い合います。
そして、貞子と伽椰子がお互いを食い合ってやがて消滅するだろう、そうしたら2人も助かるし呪いも消えるとケンゾウは言います。
2人には夜まで休んでいるように言って、経蔵と珠緒は井戸に準備をしに行きます。
夜になって4人は呪いの家に行き、有里と鈴花は中に入りました。
経蔵は有里と通話状態にして外で待機します。
ビデオを再生したのを経蔵に報告すると、経蔵は鈴花に「何があっても映像を見続けろ」と言います。
二階から何か物音がしたり家にある家具が大きく揺れたりして百合は怯えます。
ビデオが終わると鈴鹿のスマホに着信があり、通話状態にして画面を部屋中に向けます。
何も反応がないのを経蔵が訝しがっていると、珠緒が「来る」と叫びます。
有里の足元に体育座りをした俊雄が現れ、テレビからは長い髪が出てきて俊雄の顔に巻き付きます。
髪の毛は俊雄をテレビの中に引きずり込みました。
有里がビデオを見た時間になりテレビから貞子が出てきて、後ろの階段からは伽椰子が降りてきました。
経蔵は「貞子の目を見るな」と注意します。
貞子が伽椰子を部屋に引き込み伽椰子が這って出てきますが、後ろから貞子が出てきて貞子の髪が伽椰子の口と目の中に入ります。
貞子の髪の隙間から目が見えたので、有里と鈴花は目をつむり伽椰子ははじけ飛び(?)ました。
経蔵が「失敗だ、出てこい」と話しかけても2人が出てこないので仕方なく経蔵が家に入ります。
ビデオテープを貞子に差し出し「これは大事なお前の一部だろう」と言った後に、這いつくばった伽椰子の前に放り投げると伽椰子が手でビデオテープを踏みつけました。
有里と鈴花を裏から逃して経蔵も家から脱出します。
井戸の前に来ると後ろから来た経蔵に「1人は犠牲になってもらう」と言われます。
1人の体に貞子と伽椰子を取り憑かせるから、そしたら井戸に入ってくれたら封印すると言うのです。
しかし、経蔵が力尽きてしまったので有里は鈴花に一緒に経蔵を運ばせます。
有里が死のうとすれば貞子が来る、貞子が来れば伽椰子も来るはずだと有里は言います。
有里が井戸の縁に立つと貞子と伽椰子が現れました。
2人は井戸の両側から走ってきて、有里が井戸に落ちるとそのままぶつかり一緒に落ちました。
珠緒が鈴花に井戸に蓋をするように言いました。
井戸に蓋をしても中からの衝撃で吹き飛ばされ、中から貞子と伽椰子が合体した女が這い出てきました。
珠緒の後ろには俊雄がいます。
鈴鹿と玉緒が絶叫して終わりです。
エンドロールの後に貞子のビデオが流れ中に伽椰子の声を出す貞子のような女がいます。
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貞子と伽椰子が戦うまでが長いし、やっと戦いだしても画面が暗くて何が起きてるか全然見えない。
経蔵と珠緒が何者なのかも分からないし、貞子のルールが違うのもなぜなのか気になる。
2017年3月2日木曜日
大事な人を守る為に同じ時間を繰り返す「僕だけがいない街」
藤沼悟は部屋で漫画の原稿用紙を破り捨てました。
その漫画は編集部に持って行って見てもらった時に「作品からあなたの顔が見えてこない」と言われていました。
バイト先のピザ屋で宅配を頼まれ、バイト仲間の愛梨に「途中で食べちゃダメですよ」と声をかけられます。
反応はせずに店の外へ出てバイクで宅配先へ向かいます。
赤信号で交差点に止まった時に近くにあった時計を見ると12:15でした。
動き出してすぐに景色が歪み気付くとまた赤信号で止まっていた交差点にさっきと同じようにいました。
周りを見回すと近くには黄色い旗を手にして横断歩道を渡ろうとしている子供や、弁当屋で買い物をしているサラリーマン達がいます。
違和感を覚えたトラックを目で追うと、横断歩道を渡っている子供の元へ突っ込んで行きます。
またさっきの時間に戻って、今度は子供に「今日はあっちから渡って」と声をかけます。
バイクで宅配していた愛梨が悟に気付き目で追います。
子供が去ってからトラックの横に付き、窓を叩いて運転手に叫びます。
それでもトラックは止まらず電灯に突っ込み、それを避けても正面の車とぶつかってしまいます。
悟は宙に投げ出されました。
子供の時にお祭りで母親にお面を買って貰った時など昔の事が浮かんできます。
「これって走馬灯か?俺って死ぬのか?」
目を覚ますと病室に横になっていました。
側にいた愛梨が「外傷はなくすぐ退院出来るって。トラックの人運転中に心臓発作で亡くなってたんだって。
このままじゃ子供が危ないってなんで分かったの?」と声をかけてきました。
「運転席が見えたんだ」と悟が答えます。
看護師が来たので愛梨は帰ります。
帰り道で道路から車を見ながら「見えるかな?」と首をかしげます。
翌日、悟は自分のアパートの部屋に帰ってきました。
ドアを開けると母親がいて食事の用意をしていました。
部屋を見渡すと掃除されています。
母親が「当分ここに住む」と言い、2人で買い物に行きます。
悟を見つけた愛梨が走ってこっちへ向かってきています。
買い物袋をさげて母親と歩いているとまた時間が巻き戻りました。
悟はこの能力を「リバイバル」と呼んでいます。
母親に「何か変な所ないか見てくれ」と言うと、母親は車に乗ろうとする子供連れの男性を目で追いました。
しかし、男性は子供を置いて車で去って行き、時間は動き始めました。
愛梨を悟の部屋に呼び3人でカレーを食べました。
母親は悟が漫画家になる夢があると話します。
悟は愛梨が帰るのを送っていきながら、愛梨になんでバイトをしているのかを聞きます。
「夢があるからそのためにお金を貯めている」と答える愛梨に、「夢って話たら実現しなかったらどうしようって思わない?」と聞きます。
しかし、愛梨は「言葉って口に出していた方が叶う気がする」と言います。
部屋に帰ると母親に「ただのバイト仲間に余計な事話すな」と釘を刺します。
その後、昼間何か気付いたか聞くと、「今日誘拐事件が未遂で終わった」と言います。
すぐに冗談だと笑い、昔あった事件を覚えているかと聞きます。
「悟、あんたも危ないとこだったんだよ」と母親が言い、悟が子供の頃を回想します。
空き地で友達が野球をしているのを悟は少し離れた所に座って見ています。
連続誘拐殺人事件の犯人とされている白鳥潤が近づいてきて悟に話しかけます。
「勇気を持ってみんなに話しかけてみたら」と言います。
別の日、母親が悟に犯人は捕まったと話すと、「じゅんさんは犯人じゃない」と走り去ってしまいました。
母親が図書館で事件について調べています。
別の場所で悟はコンビニで事件が載った本を買いました。
母親はどこかに電話をして「18年前の事件はあなたがいう通り終わってないのかもしれない。息子が言うように犯人は別にいるのかも」と話しています。
バイトが終わって帰りしたくしている悟に、愛梨が本に気付いて「漫画の資料?」と話しかけてきます。
こちらを見ている店長に気付き挨拶して店を出ます。
部屋では母親が包丁を持った何者かに襲われていました。
悟が帰ると母親が背中に包丁を突き刺され倒れていました。
抱きかかえて呼んでも反応はなく、救急車を呼びました。
「リバイバル起きてくれ。起きろ!」と泣きながら叫びますが変化はありません。
床に落ちていた2つ折りになった小さな紙を拾っていると、窓の方で音がしました。
窓の外を見ると人影があったので、犯人だと思い走って追いかけます。
しかし、見失ってしまい通りかかった人が「何アレ?血じゃない?」と言うのを聞いて、自分の両手が血まみれなのに気付きます。
このままでは自分が犯人にされてしまうと急いでその場を離れ、物陰に隠れますが警官に見つかり走って逃げます。
ゴミ捨て場で追い詰められて警官に捕まりそうになった所でリバイバルが起きて、気付くと悟は小学生に戻っていました。
1988年、悟は小学校の教室にいました。
先生が来て席につくよう言われ、空いた席に行きますが「そこは雛月の席だ」と言われもう1つの空いた席に移動します。
席につくと隣の女の子が「雛月のこと好きなのか?変わり者同士お似合いだべさ」と言いました。
学校が終わって家に走って帰ると母親がいたので、「生きてる!」と涙を流します。
翌日、「これはリバイバルだから母親を救えるのでは?だとしたら何を探せばいい?」と考えながら悟が歩いていると雛月が前を歩いているのを見つけ「連続誘拐殺人事件で雛月が殺される前に戻ったんだ」と気付きます。
もしかしたら、雛月が殺された事件と母親が殺された事件は関係があるのではと考えます。
自分の席に座った雛月は太ももに痣があるのをスカートで隠します。
悟が友達を帰宅中に「文集の雛月のページ読んだ?意外と面白いから」と言われ、帰ってから早速文集を読んでみました。
それから母親に「お願いがあるんだけど」と言いました。
次の日悟は雛月に「友達になって欲しい」と声をかけますが、「藤沼って偽物だべ。人に好かれようと笑ってるふりしてる」と言われます。
しかし、愛梨に言われた言葉を使って雛月の心を開き、誕生日会に招待しました。
雛月が殺された日は悟の誕生日と同じ3月2日でした。
その日まで雛月を守れば母親も守れるはずと悟は考えます。
雛月の家に悟が行き、ドアを叩きますが返事はありません。
裏に回ってみると雛月がしていた手袋が焼かれ、ランドセルは投げ出され中の教科書が散乱していました。
隙間が開いていた戸を開けると中に傷だらけになってぐったりした雛月がいました。
声をかけますが「来ないで!」と怒鳴られ、悟の後ろから顔を出した母親が雛月を連れて行こうとします。
悟が「その傷はなんですか?」と母親に聞くと、父親が「答えてやんなよ」と言い雛月は「転んだの」と言いました。
悟は担任の先生に雛月が虐待されていると相談します。
これがクラスにバレると雛月がみんなから浮くかもしれないから今はまだ2人の秘密にしようと約束します。
空き地にいた雛月の手を取って、悟が樹の下に連れていきます。
クリスマスツリーみたいで綺麗だからです。
雛月は文集に「私だけがいない街」というタイトルで「遠い島に行ってみたい。そこで私は私だけがいなくなった街の事を考えると気持ちが楽になる。遠く遠くへ行きたい。」と書いていました。
本当のクリスマスになったらまた一緒にこようと悟は声をかけました。
悟の誕生会の前日、雛月の母親は「用事が出来たから雛月は明日行けない」と悟に言います。
雛月の母親が雛月に行きたいのか聞くと「行きたい」と行ったので、雛月の母親が「この色ボケが!」と手をあげようとします。
そこへ悟の母親が来て止めに入ったので雛月の母親は諦めて家へ帰りました。
誕生会の当日、悟は先生から雛月も同じ誕生日だと教えてもらっていたので、雛月のケーキとプレゼントも用意して一緒にお祝いしました。
プレゼントを開けると新しい手袋が入っていました。
悟が雛月と手を繋いで母親と一緒に雛月の家まで送っていくと、雛月は「プレゼント明日渡すね」と言って家に帰りました。
次の日、学校へ行くと雛月が来ていなかったので、悟は急いで雛月の家に行きました。
しかし、誰もいなかったので、外から様子を伺っていると母親がゴミ捨て場にゴミを出して戻っていきました。
ゴミを見に行くとゴミ袋には雛月の名前が書いた体操服などが入っていました。
「失敗したんだ」と悟が走り去っていると、警官に追われて転んだゴミ捨て場に戻っていました。
何か変わったのかと自分のアパートに行くと、パトカーが沢山来ていて「これでは犯人に間違われる」と走り去ろうとしてバイクに乗った愛梨と会いました。
愛梨は居候をしているからおばさんにバレないようにと注意しながら、自分の部屋に悟を匿ってくれました。
GPSで位置がバレるから携帯の電源を消すように言いました。
テレビをつけると悟が疑われているとニュースが流れていたのですぐに消しました。
持っていた本の連続誘拐殺人事件のページを開くと雛月が殺された日が3月3日になっており1日ずれて書かれていました。
また、犯人も潤のままでした。
ある日のバイト先で店長が西園先生と話していました。
愛梨がピザを持って帰ると、店長が家の前で待ち伏せしていたのを見つけました。
店長は悟を疑っていたので、愛梨が店長の携帯を折りました。
愛梨が悟を連れて河原へ行き悟が「なんで信じてくれるの?」と聞くと、愛梨が子供の頃に父親と一緒に買い物した時に父親が万引きを疑われた話をします。
父親が万引きをしていないと認めなかったので、仕事も辞める事になり離婚して家を出ていった話をしました。
何年もたってから母親が「どうして信じてあげれなかったのだろう」と話していて、「信じたいのは自分のため。この手で出来ることがあると信じたいんだ」と言います。
悟がお腹を鳴らしたので、愛梨は自分の携帯を悟に預けて家に食料を取りに行きました。
暗くなった河原で悟が1人で待っていると愛梨の携帯に悟の母親の名前でメールが届きます。
「どうして愛梨の携帯に母親から?」と本文を開くと、「藤沼悟です。その場を動かないで。」と書かれています。
悟が走って愛梨の家に行くと、愛梨の家は燃えていました。
自分の部屋で倒れていた愛梨を悟が担ぎ出そうとしていると、店長が来て一緒に助けてくれました。
店長に「裏口から出て行け。もう彼女を巻き込むな。手柄は俺のものだ」と言われ悟は走り去ります。
「なんで愛梨まで狙われた?なんで?」
別の日、悟は母親が亡くなった時に部屋に落ちていた紙に書かれていた電話番号に電話してみます。
電話相手の男性に会いに行くと、男性(沢田)は母親が「犯人は別にいるかも」と電話をしていた相手であり潤の冤罪を調べていると語ります。
病院では愛梨が点滴を付けて病室から廊下に出て歩いていました。
警察が「悟を指名手配にして、愛梨を重要参考人に」と話しているのに気付き物陰に隠れます。
悟は沢田に愛梨の携帯に届いたメールを見せました。
「別の場所で真犯人にあっているのかも、だから口封じの為に狙われたのでは」という話を聞き、悟が飛び出そうとしますが沢田がそれを止め代わりに行く事にしました。
沢田が病院のエレベーターで愛梨と入れ違いになりますが気付かずに行ってしまいます。
愛梨が公衆電話から悟に電話して「今から会える?もしかして真犯人にあっているかも」と呼び出します。
店で愛梨は何度か西園という人と会っており、その人ならシフトも見れるし妖しいと話します。
愛梨を追ってきた警察に囲まれ悟は手錠をかけられてパトカーに連れて行かれます。
パトカーに乗る直前また1988年の悟の誕生日の前日、雛月のアパート前に戻りました。
空き教室に友達を連れて行き、友達に雛月が虐待されているのを告白します。
友達に「実は気付いていたんだ。お前何者?変わったよな」と言われ、「正義の味方」とポーズをとります。
友達は「俺もなりたい」と笑います。
誕生会が終わり悟は母親に「大丈夫」と言って、1人で雛月を送って行きます。
「今からお前のこと誘拐するから」と悟が言い、廃車になったバスに雛月を連れていきます。
中には先に来た友達が待っていて、ストーブを付けて悟と友達は帰りました。
雛月は学校を欠席していましたが、バスで悟と友達の3人でトランプをしたり楽しく過ごしていました。
しかし、夜に何者かがバスに侵入してきました。
翌日、悟は先生に児童相談所に相談して欲しいと言ったら、実はもうしたのだと言われます。
雛月にそれを報告して「雛月が母親と暮らせなくなるかもしれない」と言うと、「それは凄く嬉しい事だよ」と雛月は言います。
雛月が悟に誕生日プレゼントを渡して、「今日泊まって欲しい。昨日の夜人が入ってきたの」と話します。
その人が置いていったリュックの中身を出してみると、犯行に使われた証拠品の数々が入っていました。
悟は「ここを出よう」と言い、雛月を家に連れていきました。
母親は家に迎え入れてカレーを振る舞ってくれました。
子供が寝た後に母親は先生に電話をして相談しました。
用意された朝ご飯を見て雛月は涙ぐみました。
雛月を家に連れて行くと雛月の母親が怒ってスコップを振り上げました。
そこへ先生が児童相談所の人と一緒に現れました。
雛月は悟に抱きつき「ありがとう」と言い、児童相談所の人に連れられて行きました。
先生が「雛月をどこに隠してたんだ?」と言い、バスの話をして先生の車に乗り込みました。
布団から目覚めた悟は自分の手を見ながら「なぜ戻らない?リバイバルは終わっていないのか?」と考えます。
そして、ニュースで連続誘拐殺人事件の被害者の女の子(仲口)の写真が出ているのを見て、「真犯人を捕まえないと終わらないんだ」と思います。
学校から帰ると母親の友達の沢田が家に来ていて、つい悟は「久しぶりです」と言ってしまいます。
雛月の件を褒められますが児童相談所は先生に相談されてすぐ動いたと言われ、先生が「児童相談所に何度も相談したけど動いてくれなかった」と言っていたのが浮かびます。
沢田に今何の事件を調べているか聞き、急いで沢田をバスに連れて行きますがリュックは無くなっていました。
悟は先生に疑いを持ちます。
学校で先生が同級生の女の子に声をかけているのを見ながら悟は沢田が言っていた事を思い出します。
「被害者には共通点があって友達が少なくて一人でいる時間が長い。だから近づきやすい。」
クラスでアイスホッケーを見に行った時に、女の子(みさと)が1人でどこかへ行くのを悟が追いかけました。
走り去っていく車には白鳥食品の文字が書かれていました。
悟が「どうして」と落胆していると先生が来たので、先生の車で着けてもらう事にしました。
先生に「雛月が狙われていたけど手を出せなくなったからみさとに変えた」と話をしながら、「先生は違うよね!?」と問い詰めます。
「凄いな。小学生でありながらこの僕の計画を先回りして潰すなんて。」と先生は言いました。
車を止めて2人で歩きながら先生は「あの車はおとりで、僕が弁当を頼んだ。」と話し悟を橋から突き落とします。
悟が目を覚ますと病室でした。
トラックに跳ねられて病室にいた時に戻ったのです。
しかし、病室にいたのは愛梨ではなく雛月でした。
「雛月、大人になれたんだな。」と呟くと馬鹿なのと笑います。
雛月は妊娠していて大きくなったお腹を撫でながら幸せそうです。
部屋に戻ると母親がいたので、悟は「ありがとう。」と言います。
河原で愛梨の事を思い出しながら自分の手のひらを見つめます。
雨が降ってきて高架下で雨宿りしに愛梨が走って来ました。
愛梨はカメラを首から下げていて、悟は愛梨の夢がカメラマンだったんだと気付きます。
別の日、小学生の時の友達に先生がどこにいるのか、先生の住んでいる所の近くで起きた事件を教えて欲しいと言います。
友達は弁護士になっており子供の時に悟と正義の味方になるって決めたからだと話します。
愛梨のバイト先ではカウンターに先生が座っています。
友達が先生が県会議員をしていて今は名前が西園に変わった事を話し、悟に事件の記事のコピーを渡しました。
事件にあった子供の特徴や殺害方法は昔と変わっていないと悟は考えます。
悟の母親といた時にリバイバルがあった場所で、西園が子供を車に連れて行く所を悟は声をかけて止めました。
どこかの屋上で悟は西園といます。
「あの子達は純粋で汚れていない。だから、汚れる前に救ってやる必要があった。そして、僕は僕の努力にあう代償を貰う。」と西園が語るのを、悟が「そんな権利ない。もう終わりにしよう。」と言います。
西園がナイフを取り出して自分の首に当てます。
悟が掴みかかって止めようとして、首を切られます。
「俺に勇気を与えてくれたのは先生だ。先生は正義じゃなきゃダメだ。」
友達が警察を連れてきて西園は捉えられました。
戦うのは辛い、誰かが何とかしてくれるのを待っている方がずっといい。でも、前に進むために戦う。いつか本物の勇気が持てるように。
悟のお墓の前に花を持った人々がいます。
雛月が「あの場所から連れ出してくれてありがとう。」と手を合わせます。
別の場所では愛梨が悟が書いた漫画の単行本を読んでいます。
単行本を閉じて愛梨は空へカメラを向けます。
--------------------------------------------------
小学生の悟が橋から落とされた後に、また元に戻ったので「なんだ生きてたのかー」と思ったら結局また死ぬという…。
先生を疑っていたのならもうちょっと方法があったんじゃないか、真犯人が分かっても小学校から現在までにめちゃくちゃ殺されてるじゃんそれってどうなの?とか色々モヤモヤする。
その漫画は編集部に持って行って見てもらった時に「作品からあなたの顔が見えてこない」と言われていました。
バイト先のピザ屋で宅配を頼まれ、バイト仲間の愛梨に「途中で食べちゃダメですよ」と声をかけられます。
反応はせずに店の外へ出てバイクで宅配先へ向かいます。
赤信号で交差点に止まった時に近くにあった時計を見ると12:15でした。
動き出してすぐに景色が歪み気付くとまた赤信号で止まっていた交差点にさっきと同じようにいました。
周りを見回すと近くには黄色い旗を手にして横断歩道を渡ろうとしている子供や、弁当屋で買い物をしているサラリーマン達がいます。
違和感を覚えたトラックを目で追うと、横断歩道を渡っている子供の元へ突っ込んで行きます。
またさっきの時間に戻って、今度は子供に「今日はあっちから渡って」と声をかけます。
バイクで宅配していた愛梨が悟に気付き目で追います。
子供が去ってからトラックの横に付き、窓を叩いて運転手に叫びます。
それでもトラックは止まらず電灯に突っ込み、それを避けても正面の車とぶつかってしまいます。
悟は宙に投げ出されました。
子供の時にお祭りで母親にお面を買って貰った時など昔の事が浮かんできます。
「これって走馬灯か?俺って死ぬのか?」
目を覚ますと病室に横になっていました。
側にいた愛梨が「外傷はなくすぐ退院出来るって。トラックの人運転中に心臓発作で亡くなってたんだって。
このままじゃ子供が危ないってなんで分かったの?」と声をかけてきました。
「運転席が見えたんだ」と悟が答えます。
看護師が来たので愛梨は帰ります。
帰り道で道路から車を見ながら「見えるかな?」と首をかしげます。
翌日、悟は自分のアパートの部屋に帰ってきました。
ドアを開けると母親がいて食事の用意をしていました。
部屋を見渡すと掃除されています。
母親が「当分ここに住む」と言い、2人で買い物に行きます。
悟を見つけた愛梨が走ってこっちへ向かってきています。
買い物袋をさげて母親と歩いているとまた時間が巻き戻りました。
悟はこの能力を「リバイバル」と呼んでいます。
母親に「何か変な所ないか見てくれ」と言うと、母親は車に乗ろうとする子供連れの男性を目で追いました。
しかし、男性は子供を置いて車で去って行き、時間は動き始めました。
愛梨を悟の部屋に呼び3人でカレーを食べました。
母親は悟が漫画家になる夢があると話します。
悟は愛梨が帰るのを送っていきながら、愛梨になんでバイトをしているのかを聞きます。
「夢があるからそのためにお金を貯めている」と答える愛梨に、「夢って話たら実現しなかったらどうしようって思わない?」と聞きます。
しかし、愛梨は「言葉って口に出していた方が叶う気がする」と言います。
部屋に帰ると母親に「ただのバイト仲間に余計な事話すな」と釘を刺します。
その後、昼間何か気付いたか聞くと、「今日誘拐事件が未遂で終わった」と言います。
すぐに冗談だと笑い、昔あった事件を覚えているかと聞きます。
「悟、あんたも危ないとこだったんだよ」と母親が言い、悟が子供の頃を回想します。
空き地で友達が野球をしているのを悟は少し離れた所に座って見ています。
連続誘拐殺人事件の犯人とされている白鳥潤が近づいてきて悟に話しかけます。
「勇気を持ってみんなに話しかけてみたら」と言います。
別の日、母親が悟に犯人は捕まったと話すと、「じゅんさんは犯人じゃない」と走り去ってしまいました。
母親が図書館で事件について調べています。
別の場所で悟はコンビニで事件が載った本を買いました。
母親はどこかに電話をして「18年前の事件はあなたがいう通り終わってないのかもしれない。息子が言うように犯人は別にいるのかも」と話しています。
バイトが終わって帰りしたくしている悟に、愛梨が本に気付いて「漫画の資料?」と話しかけてきます。
こちらを見ている店長に気付き挨拶して店を出ます。
部屋では母親が包丁を持った何者かに襲われていました。
悟が帰ると母親が背中に包丁を突き刺され倒れていました。
抱きかかえて呼んでも反応はなく、救急車を呼びました。
「リバイバル起きてくれ。起きろ!」と泣きながら叫びますが変化はありません。
床に落ちていた2つ折りになった小さな紙を拾っていると、窓の方で音がしました。
窓の外を見ると人影があったので、犯人だと思い走って追いかけます。
しかし、見失ってしまい通りかかった人が「何アレ?血じゃない?」と言うのを聞いて、自分の両手が血まみれなのに気付きます。
このままでは自分が犯人にされてしまうと急いでその場を離れ、物陰に隠れますが警官に見つかり走って逃げます。
ゴミ捨て場で追い詰められて警官に捕まりそうになった所でリバイバルが起きて、気付くと悟は小学生に戻っていました。
1988年、悟は小学校の教室にいました。
先生が来て席につくよう言われ、空いた席に行きますが「そこは雛月の席だ」と言われもう1つの空いた席に移動します。
席につくと隣の女の子が「雛月のこと好きなのか?変わり者同士お似合いだべさ」と言いました。
学校が終わって家に走って帰ると母親がいたので、「生きてる!」と涙を流します。
翌日、「これはリバイバルだから母親を救えるのでは?だとしたら何を探せばいい?」と考えながら悟が歩いていると雛月が前を歩いているのを見つけ「連続誘拐殺人事件で雛月が殺される前に戻ったんだ」と気付きます。
もしかしたら、雛月が殺された事件と母親が殺された事件は関係があるのではと考えます。
自分の席に座った雛月は太ももに痣があるのをスカートで隠します。
悟が友達を帰宅中に「文集の雛月のページ読んだ?意外と面白いから」と言われ、帰ってから早速文集を読んでみました。
それから母親に「お願いがあるんだけど」と言いました。
次の日悟は雛月に「友達になって欲しい」と声をかけますが、「藤沼って偽物だべ。人に好かれようと笑ってるふりしてる」と言われます。
しかし、愛梨に言われた言葉を使って雛月の心を開き、誕生日会に招待しました。
雛月が殺された日は悟の誕生日と同じ3月2日でした。
その日まで雛月を守れば母親も守れるはずと悟は考えます。
雛月の家に悟が行き、ドアを叩きますが返事はありません。
裏に回ってみると雛月がしていた手袋が焼かれ、ランドセルは投げ出され中の教科書が散乱していました。
隙間が開いていた戸を開けると中に傷だらけになってぐったりした雛月がいました。
声をかけますが「来ないで!」と怒鳴られ、悟の後ろから顔を出した母親が雛月を連れて行こうとします。
悟が「その傷はなんですか?」と母親に聞くと、父親が「答えてやんなよ」と言い雛月は「転んだの」と言いました。
悟は担任の先生に雛月が虐待されていると相談します。
これがクラスにバレると雛月がみんなから浮くかもしれないから今はまだ2人の秘密にしようと約束します。
空き地にいた雛月の手を取って、悟が樹の下に連れていきます。
クリスマスツリーみたいで綺麗だからです。
雛月は文集に「私だけがいない街」というタイトルで「遠い島に行ってみたい。そこで私は私だけがいなくなった街の事を考えると気持ちが楽になる。遠く遠くへ行きたい。」と書いていました。
本当のクリスマスになったらまた一緒にこようと悟は声をかけました。
悟の誕生会の前日、雛月の母親は「用事が出来たから雛月は明日行けない」と悟に言います。
雛月の母親が雛月に行きたいのか聞くと「行きたい」と行ったので、雛月の母親が「この色ボケが!」と手をあげようとします。
そこへ悟の母親が来て止めに入ったので雛月の母親は諦めて家へ帰りました。
誕生会の当日、悟は先生から雛月も同じ誕生日だと教えてもらっていたので、雛月のケーキとプレゼントも用意して一緒にお祝いしました。
プレゼントを開けると新しい手袋が入っていました。
悟が雛月と手を繋いで母親と一緒に雛月の家まで送っていくと、雛月は「プレゼント明日渡すね」と言って家に帰りました。
次の日、学校へ行くと雛月が来ていなかったので、悟は急いで雛月の家に行きました。
しかし、誰もいなかったので、外から様子を伺っていると母親がゴミ捨て場にゴミを出して戻っていきました。
ゴミを見に行くとゴミ袋には雛月の名前が書いた体操服などが入っていました。
「失敗したんだ」と悟が走り去っていると、警官に追われて転んだゴミ捨て場に戻っていました。
何か変わったのかと自分のアパートに行くと、パトカーが沢山来ていて「これでは犯人に間違われる」と走り去ろうとしてバイクに乗った愛梨と会いました。
愛梨は居候をしているからおばさんにバレないようにと注意しながら、自分の部屋に悟を匿ってくれました。
GPSで位置がバレるから携帯の電源を消すように言いました。
テレビをつけると悟が疑われているとニュースが流れていたのですぐに消しました。
持っていた本の連続誘拐殺人事件のページを開くと雛月が殺された日が3月3日になっており1日ずれて書かれていました。
また、犯人も潤のままでした。
ある日のバイト先で店長が西園先生と話していました。
愛梨がピザを持って帰ると、店長が家の前で待ち伏せしていたのを見つけました。
店長は悟を疑っていたので、愛梨が店長の携帯を折りました。
愛梨が悟を連れて河原へ行き悟が「なんで信じてくれるの?」と聞くと、愛梨が子供の頃に父親と一緒に買い物した時に父親が万引きを疑われた話をします。
父親が万引きをしていないと認めなかったので、仕事も辞める事になり離婚して家を出ていった話をしました。
何年もたってから母親が「どうして信じてあげれなかったのだろう」と話していて、「信じたいのは自分のため。この手で出来ることがあると信じたいんだ」と言います。
悟がお腹を鳴らしたので、愛梨は自分の携帯を悟に預けて家に食料を取りに行きました。
暗くなった河原で悟が1人で待っていると愛梨の携帯に悟の母親の名前でメールが届きます。
「どうして愛梨の携帯に母親から?」と本文を開くと、「藤沼悟です。その場を動かないで。」と書かれています。
悟が走って愛梨の家に行くと、愛梨の家は燃えていました。
自分の部屋で倒れていた愛梨を悟が担ぎ出そうとしていると、店長が来て一緒に助けてくれました。
店長に「裏口から出て行け。もう彼女を巻き込むな。手柄は俺のものだ」と言われ悟は走り去ります。
「なんで愛梨まで狙われた?なんで?」
別の日、悟は母親が亡くなった時に部屋に落ちていた紙に書かれていた電話番号に電話してみます。
電話相手の男性に会いに行くと、男性(沢田)は母親が「犯人は別にいるかも」と電話をしていた相手であり潤の冤罪を調べていると語ります。
病院では愛梨が点滴を付けて病室から廊下に出て歩いていました。
警察が「悟を指名手配にして、愛梨を重要参考人に」と話しているのに気付き物陰に隠れます。
悟は沢田に愛梨の携帯に届いたメールを見せました。
「別の場所で真犯人にあっているのかも、だから口封じの為に狙われたのでは」という話を聞き、悟が飛び出そうとしますが沢田がそれを止め代わりに行く事にしました。
沢田が病院のエレベーターで愛梨と入れ違いになりますが気付かずに行ってしまいます。
愛梨が公衆電話から悟に電話して「今から会える?もしかして真犯人にあっているかも」と呼び出します。
店で愛梨は何度か西園という人と会っており、その人ならシフトも見れるし妖しいと話します。
愛梨を追ってきた警察に囲まれ悟は手錠をかけられてパトカーに連れて行かれます。
パトカーに乗る直前また1988年の悟の誕生日の前日、雛月のアパート前に戻りました。
空き教室に友達を連れて行き、友達に雛月が虐待されているのを告白します。
友達に「実は気付いていたんだ。お前何者?変わったよな」と言われ、「正義の味方」とポーズをとります。
友達は「俺もなりたい」と笑います。
誕生会が終わり悟は母親に「大丈夫」と言って、1人で雛月を送って行きます。
「今からお前のこと誘拐するから」と悟が言い、廃車になったバスに雛月を連れていきます。
中には先に来た友達が待っていて、ストーブを付けて悟と友達は帰りました。
雛月は学校を欠席していましたが、バスで悟と友達の3人でトランプをしたり楽しく過ごしていました。
しかし、夜に何者かがバスに侵入してきました。
翌日、悟は先生に児童相談所に相談して欲しいと言ったら、実はもうしたのだと言われます。
雛月にそれを報告して「雛月が母親と暮らせなくなるかもしれない」と言うと、「それは凄く嬉しい事だよ」と雛月は言います。
雛月が悟に誕生日プレゼントを渡して、「今日泊まって欲しい。昨日の夜人が入ってきたの」と話します。
その人が置いていったリュックの中身を出してみると、犯行に使われた証拠品の数々が入っていました。
悟は「ここを出よう」と言い、雛月を家に連れていきました。
母親は家に迎え入れてカレーを振る舞ってくれました。
子供が寝た後に母親は先生に電話をして相談しました。
用意された朝ご飯を見て雛月は涙ぐみました。
雛月を家に連れて行くと雛月の母親が怒ってスコップを振り上げました。
そこへ先生が児童相談所の人と一緒に現れました。
雛月は悟に抱きつき「ありがとう」と言い、児童相談所の人に連れられて行きました。
先生が「雛月をどこに隠してたんだ?」と言い、バスの話をして先生の車に乗り込みました。
布団から目覚めた悟は自分の手を見ながら「なぜ戻らない?リバイバルは終わっていないのか?」と考えます。
そして、ニュースで連続誘拐殺人事件の被害者の女の子(仲口)の写真が出ているのを見て、「真犯人を捕まえないと終わらないんだ」と思います。
学校から帰ると母親の友達の沢田が家に来ていて、つい悟は「久しぶりです」と言ってしまいます。
雛月の件を褒められますが児童相談所は先生に相談されてすぐ動いたと言われ、先生が「児童相談所に何度も相談したけど動いてくれなかった」と言っていたのが浮かびます。
沢田に今何の事件を調べているか聞き、急いで沢田をバスに連れて行きますがリュックは無くなっていました。
悟は先生に疑いを持ちます。
学校で先生が同級生の女の子に声をかけているのを見ながら悟は沢田が言っていた事を思い出します。
「被害者には共通点があって友達が少なくて一人でいる時間が長い。だから近づきやすい。」
クラスでアイスホッケーを見に行った時に、女の子(みさと)が1人でどこかへ行くのを悟が追いかけました。
走り去っていく車には白鳥食品の文字が書かれていました。
悟が「どうして」と落胆していると先生が来たので、先生の車で着けてもらう事にしました。
先生に「雛月が狙われていたけど手を出せなくなったからみさとに変えた」と話をしながら、「先生は違うよね!?」と問い詰めます。
「凄いな。小学生でありながらこの僕の計画を先回りして潰すなんて。」と先生は言いました。
車を止めて2人で歩きながら先生は「あの車はおとりで、僕が弁当を頼んだ。」と話し悟を橋から突き落とします。
悟が目を覚ますと病室でした。
トラックに跳ねられて病室にいた時に戻ったのです。
しかし、病室にいたのは愛梨ではなく雛月でした。
「雛月、大人になれたんだな。」と呟くと馬鹿なのと笑います。
雛月は妊娠していて大きくなったお腹を撫でながら幸せそうです。
部屋に戻ると母親がいたので、悟は「ありがとう。」と言います。
河原で愛梨の事を思い出しながら自分の手のひらを見つめます。
雨が降ってきて高架下で雨宿りしに愛梨が走って来ました。
愛梨はカメラを首から下げていて、悟は愛梨の夢がカメラマンだったんだと気付きます。
別の日、小学生の時の友達に先生がどこにいるのか、先生の住んでいる所の近くで起きた事件を教えて欲しいと言います。
友達は弁護士になっており子供の時に悟と正義の味方になるって決めたからだと話します。
愛梨のバイト先ではカウンターに先生が座っています。
友達が先生が県会議員をしていて今は名前が西園に変わった事を話し、悟に事件の記事のコピーを渡しました。
事件にあった子供の特徴や殺害方法は昔と変わっていないと悟は考えます。
悟の母親といた時にリバイバルがあった場所で、西園が子供を車に連れて行く所を悟は声をかけて止めました。
どこかの屋上で悟は西園といます。
「あの子達は純粋で汚れていない。だから、汚れる前に救ってやる必要があった。そして、僕は僕の努力にあう代償を貰う。」と西園が語るのを、悟が「そんな権利ない。もう終わりにしよう。」と言います。
西園がナイフを取り出して自分の首に当てます。
悟が掴みかかって止めようとして、首を切られます。
「俺に勇気を与えてくれたのは先生だ。先生は正義じゃなきゃダメだ。」
友達が警察を連れてきて西園は捉えられました。
戦うのは辛い、誰かが何とかしてくれるのを待っている方がずっといい。でも、前に進むために戦う。いつか本物の勇気が持てるように。
悟のお墓の前に花を持った人々がいます。
雛月が「あの場所から連れ出してくれてありがとう。」と手を合わせます。
別の場所では愛梨が悟が書いた漫画の単行本を読んでいます。
単行本を閉じて愛梨は空へカメラを向けます。
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小学生の悟が橋から落とされた後に、また元に戻ったので「なんだ生きてたのかー」と思ったら結局また死ぬという…。
先生を疑っていたのならもうちょっと方法があったんじゃないか、真犯人が分かっても小学校から現在までにめちゃくちゃ殺されてるじゃんそれってどうなの?とか色々モヤモヤする。
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