2017年5月27日土曜日

お金にまつわる短編「ぞくり。怪談夜話 禁欲の呪い・八話」

・ポーカー

部屋で男2人(A、B)がトランプでポーカーをしています。
テーブルの端にはお金が置かれています。
勝負が決まってノートを取り、通算一万円突破と言いながらBがメモします。
「休憩休憩、腹減ったから飯食おう」とAが言います。

Aが「大学あまり来てないのか」と聞くと、Bは「彼女のちえこは大学に来てるか」と聞きます。
そういえば来てないなとAが答えると、Bは大喧嘩したと言います。
Aがトイレに行くから戻ったら後半戦なと言ってトイレに行きます。
トイレで鏡を見て顔を叩いて気合を入れます。
ガラスを引っ掻いたような音がして驚いてそっちを見て、正面の鏡に視線を戻すと鏡に殺されると血で文字が書かれています。
トイレを出ようとすると顔が黒い女が立っていて、「ちえこ?」と声をかけましたが殺されると言って首をしめてきました。
意識を取り戻すと部屋にいて、Bに「あんな所で寝るな」と言われます。
夢だったのかと考え直しまたトランプで賭けをします。
負けが続いてBが不機嫌になり、次は最後だから10倍と一方的に言ってきます。
ちえこみたいにタラタラすんなと言うのを聞いて、Aが不審に思い問い詰めます。
「賭けポーカーが好きと言ったらしてみたいと言うからしてやったら、イカサマして買って5万のバッグを買えと言われた。」
本当にイカサマなのか聞いても「俺が素人に負ける訳ない」とBが怒っています。
Aは勝っていましたがカードを開くのを止めて、カードを伏せて机に置いて負けだと宣言して勝負を止めました。
お金を払って冷蔵庫に酒を取りに行きます。
お金を数えていたBを後ろからAが紐で首を締めます。
「ちえこのお金は俺が貰った。お前もちえこみたいに化けて出てくるか?」と笑います。
Bが机に突っ伏してAはお金を拾い「殺して取った方が早い」と言います。



・罰当たり

自動販売機の前に男性が立っています。
財布からお金を出して自動販売機に入れますが十円足りません。
周りを見ると足元に小さい祠(?)があり、小銭が数枚供えられています。
そこから十円を取って自動販売機に入れてミルクティーを買い早速飲みます。
お釣りが返ってくる所から小銭が落ちた音がして、振り返ると先程の十円が出てきて道に落ちて転がっていきます。
男性が拾おうとした所に車が来ました。
倒れた男性の手と流れる血の横にはさっきの十円があります。



・金魚

アパートについたと女性が男性(瑛太)に電話をして部屋に荷物を置きます。
水槽に金魚を入れてまた瑛太に電話をします。
「家具もついてるしいいよ、このバイト。」
前の住人が自殺した部屋だと次の人に告知しなくてはいけないけれど、その次の住人には言わなくていいのでそうする為にこの女性が部屋に一ヶ月くらい住むのです。
家賃がかからないし一日一万円も貰えると喜んでいます。

夜になりました。
水槽に移し忘れていた金魚を合流させて眺めます。
瑛太から電話があって今日来れないと言われます。
部屋にある植木鉢などに隠しカメラがあって、別の部屋にいた男性2人(A、B)がモニターで電話をしている女性を見ています。
AがBに会員制の裏サイトで月2万円で、オプションがあると説明しています。
「急にピンポンダッシュ」と書くと実際に女性の部屋にピンポンダッシュされました。
オプションは女性にバレないような事なら、ある程度は運営がしてくれるそうです。
「他の会員がまた仕掛けたぞw」とAが面白がっています。

女性の部屋の電気が消えました。
ブレーカーを見に行きましたが落ちていません。
後ろに誰かがいるのに気付き、逃げた女性が水槽に頭をぶつけてしまい倒れました。
それを見ていたAとBは笑い転げていましたが、女性が頭から血を流しているのに気付いてAが運営に電話をします。
電話は繋がらずモニターには女性の側に男性が立っているのが映っています。
モニターの男性が消えていつの間にか後ろにいた男性にAが紐で首を締められます。
怯えて叫ぶBに男性が抱きついてきます。
モニターには砂嵐が映り、「ご利用ありがとうございました」の文字が出ています。



・一斗缶

女性が土手をジョギングしています。
イヤホンからはラジオが流れています。
「都市伝説には後日談があって、体の部位がバラバラにされて一斗缶に入れられて捨てられていた。右腕だけが見つからなかった。右腕を見つける為に被害者の幽霊が一斗缶の中を覗いて回っている。」
馬鹿馬鹿しいとラジオを聞くのを止め、ふと見ると橋の下に一斗缶があります。
恐る恐る一斗缶を開けますが何も入っていません。
苦笑いしていると橋から水滴が垂れてきて、気にしていると一斗缶が風で転がってきてそっちにも気をとられます。
後ろに白い人間が立っていて、女性の首に手をかけ「腕を返せ」と言います。



・アフィリエイト

女性二人が山の中にあるベンチでお弁当を食べようとしています。
急にハイキングに行こうなんてどうしたのかと聞くと、優子はブログのアフェリエイトが上手くいっているからだと答えます。 休憩を止めて歩きながら友人(純)が優子にブログの内容は何なのか聞きます。
優子に引かないでねと言ってから、死体だと話し始めます。
「少し前に叔母が死んで死体をブログに載せたらアクセスが凄かった、今日も自殺の名所のこの山で首吊り自殺の予告があったが流石に1人では怖くて誘った。」
それを聞いて純は怒って帰ってしまいます。

優子は1人で山の中を歩き、首吊りする場所の目印を見つけました。
カメラを構えて撮ろうとすると、その目印の横に叔母が立っているのが見えました。
叔母は何かをずっと言っています。
怖くなって謝るとスマホが鳴り、画面を見ると純からでした。
電話に出ると叔母の声がして、スマホを離すと画面には由紀おばさんと書かれています。
どうも「逃げろ」と言っているみたいです。
また目印の横に目をやると叔母はすーっと消えていきました。

気を失っていた優子は誰かに抱き起こされて目を覚ましました。
変な夢を見ていたと言うと、その誰かが夢じゃないですよと言って拳銃を取り出し優子の頭を撃ちました。
「自殺予告者って男性じゃなかったっけ?まあいいか。銃で殺す映像って高く売れるんだよな。」と言いながら立ち去って行きました。



・取り立て

アパートのお部屋で男性が机の前に座って電話をしています。
チャイムが鳴ったので、覗き穴から見ると白い服を着た女が立っています。
女はキリ?を持っていて覗き穴に突き刺します。
ドアを伝って大量の血が流れていきます。


・呪いの森

夜中に森の中で女性が男性と話しています。
女性はアフィリエイトで優子を殺した女性です。
「自殺者がいるのかね?」「いようがいまいが一日分の金は貰うぞ」
男性が出来たら時間をかけて欲しいと言うので、ナイフで殺すかと女性が聞きます。
銃が良いと言われ「銃で時間をかけるも何もない」と女性が反論します。
男性は「足を打つとかあるだろ」と言います。
自殺しようとする人間を殺して、その動画を売っているようです。
動画の時間が長ければ分割して売ったり出来るので長い動画が欲しいみたいです。

首を吊るのにちょうどいい木がある場所に向かいます。
誰かいると急いで追いましたが逃げられました。
テントを出して待機します。

いつ自殺者が来るか分からないからカメラは回しっぱなしです。
男性が地元の暴力団に金さえ払えば誰でも殺してくれると紹介されたのがこの女性です。
今まで何人殺したのか聞きますが無視します。
「知ってるんだぞ、最初に父親を殺してから殺しを始めたんだろ。俺の女になって一緒に…」と女性にちょっかい出そうとしてナイフを突きつけられます。
外で音がしたので確認すると人がいたので、女性が銃を持って外に出ます。
男性もカメラを持って追うと、白い服の男性が女性に手をかざしています。
男性が銃を撃って追い払い、呆然としゃがみこんでいる女性をテントに連れ込みます。
横になっている女性に襲いかかり、気がついた女性に抵抗されます。
銃で男性を撃って、女性は帰り支度をします。
モニターからノイズがして、女性が父親を刺殺している映像が流れます。 後ろに人の気配がした女性は振り向くと「お父さん」と呟きました。

翌朝、警察がテントの前で「心中ですかね、なんでこの場所でばっか死ぬのかね。めんどくせーな」と電話をしています。
女性は首を吊っていました。



・パクリの作法

暗い場所で男性が怪談を話しています。
「…といった訳でその森で死んでいたその男、殺し屋の女だった訳です。」
OKの声がかかり照明が付き監督と弟子の女性が話しかけてきます。
スタッフが撤収作業をしていると携帯に電話があり、人が来たからと言われ監督はスタッフと一緒に部屋を出ました。 弟子が師匠に怪談について聞くと「ほとんどパクリ。登場人物変えたりオチを変えたりしている。」と言います。
メモ帳を取り出し「これはオリジナル怪談集。こんな三文番組には使わない、ゴールデンの時とかに使う」と話します。
照明が揺れだし弟子は「倒れる!」と手で頭を庇います。
倒れた音がして弟子が目を開け、師匠に声をかけると師匠は何かに酷く怯えています。
監督とスタッフが帰ってきて、それを見て救急車に電話をかけます。
師匠が倒れて監督とスタッフが電話に気を取られている間に、弟子はメモ帳を手に取り隠しました。

半年後、弟子が怪談を話していました。
監督が弟子に近付き「師匠を超えちゃうかもね。師匠はどこかで聞いたような話ばかりだったからね。」と言います。
休憩を取って弟子が別の部屋に行きます。
カバンから師匠のノートを取り出して、書かれている内容を確認します。
目の前の鏡に映った自分の後ろに一瞬師匠が映り驚いている所にスタッフが呼びに来ました。

怪談の撮影を再開しました。
監督とスタッフの後ろに師匠がいるのに驚いて声を上げてしまい撮影が中断しました。
ネタを確認してと監督に言われて、ノートを開くと「パクるな」と血文字が書かれています。
ノートを投げ出してしまい監督にネタ切れを疑われますが、また撮影の為に怪談を話し始めます。
師匠が見えて声が出なくなりますが、なんとか話を続けようとします。
弟子が立ち上がって「私が死にます。カッターで首を切って死にます。」と突然言うので、スタッフが心配して近付きますが本当にカッターで首を切ってしまいました。

監督はどこかに電話して「死んでると思います。また別の人間で取り直しですね。」と話しています。
スタッフが師匠の手帳を持ってやって来て、監督はそのノートを見て弟子が丸パクリしていたのを知ります。
監督はノートをゴミ箱に投げ捨てます。



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1話見て「これはハズレっぽいな…でも、1つくらい好みの話があるかもな…」と思って全部見ましたが見事に全部ハズレでした。
幽霊が白塗りで白い服で突然後ろに現れて突然消えるのばかりだし、話も予想がつくようなものばかりで面白くなかったです。
金魚と呪いの森に出てる女の子がおっぱい大きい所ぐらいしか見どころがないので、いっそもっとおっぱい見せてほしかったです

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