2018年3月18日日曜日

「謎怖2」

・眠れぬ部屋
妹が姉を撮影しています。
この家は母が亡くなって居ない4人家族です。
一番上の兄が社会人になって大阪で働いている為空いた和室に入ったのが真ん中の姉です。
夜に何かが歩いている気配や目線を感じて照明を消して眠れないから、妹と部屋を変えてと言われて父と妹が一緒に和室に行ってみます。

和室は布団が敷かれていて足側に押し入れがあります。
父と妹が押し入れの中を調べても何もありませんでした。
「何もないじゃんw」と馬鹿にしたように言う妹に腹を立てた姉は、「じゃあ、こっちを頭にして寝ればいいじゃん」と枕を押し入れ側に動かします。
照明を消して妹だけ残して父と姉は和室を出ていきました。

妹が寝ているとふすまが少し開いて、横から姉が顔だけ覗いていました。
それに妹が気付いて悲鳴をあげます。
「何か合ったらお父さんを呼ぶんだよ」と姉は言い残しふすまを閉めます。

その後父?が部屋に入ってきて押し入れの中から何かを取り出し部屋を出ていきます。
「何あれ?気持ち悪い」と妹が押し入れの中を調べます。
蓋がついた箱が何個もあり、それを開けていくと沢山のカセットテープや不気味な絵が書かれた紙がありました。
ふと後ろを見ると女性がいて、部屋を出ると不気味な絵を顔に当てた姉と父が迫って来ます。 妹の悲鳴で終わります。
翌日この家で姉妹の他殺体が見つかり、和室にあった大量のカセットテープには女性を暴行している状況らしき音声が収録されていました。
父は書斎に「そんな目で見るな」という書き置きを残して現在も行方不明です。




・ヒケの森 投稿者がある森に肝試しに行った時の映像です。
男女が心霊スポットの森を懐中電灯を持って森の中を歩いて行きます。
気に藁人形が刺さっているのを見るけました。
「首吊りだけじゃなくてこういうのもあるんだ。すげーな。」「大丈夫?」と話し合いながらも更に進みます。
木にロープがかかっているのを見つけました。
ロープには紙が付いていて「ヒケ」と書かれています。
引いても何もなかったので、ロープを辿って行くと首吊りの輪っかがありました。
「これをヒケって事じゃない?引いてみろって」と促され引いてみたものの、もっとするように言われ女性は嫌がってどこかに行ってしまいました。
仕方なく男性が撮影しながらロープを手に取ると宙に浮く足が現れ、ロープにカメラを動かすとこっちへ頭が落ちて来て男性が悲鳴をあげて終わりです。

この森は自殺の名所で自殺者の霊が度々目撃されているそうです。





・おぞましい違和感
大学の新歓コンパの映像です。
男女がソファで会話しています。
ソファはL字になっていて一方の後ろは鏡、もう一方の後ろは壁になっています。
カラオケの部屋らしく、女性はタンバリンを持っています。
男性に何か歌うように盛り上がっています。
女性のスカートの中からゆっくりと誰かの足が出てきます。




・心霊番組
心霊写真について取材した心霊番組です。
女性は心霊写真と身に起きる現象に関係があるのかを相談したいそうです。
感覚としてあった黒い影が男性と交際しだしてからハッキリと見えるようになり、妊娠を機に激しさをましています。
その心霊写真とは横になった女性に黒い影が覆っている写真です。
幼少期の写真にも黒い影が映っていました。
思い当たる事は無いかと聞くと、隣が母子家庭で精神がおかしくなって子供を殺して自分も自殺した事があったと語ります。
死んだ子は小さい子で叫び声が聞こえた事もあったけど、女性や家族も何も出来なかったそうです。
もう一度写真をカメラに映すようにスタッフが言って、女性がカメラに写真を近づけます。
写真が落ちるとぐったりした女性が映り、女性の後ろにいた黒い影が振り返りその顔には目が4つありました。
スタッフの悲鳴が聞こえて終わりです。




・立入禁止
濃い霧の中を進む車の中から景色を撮影しています。
目的地の山を投稿者達が登ります。
小屋を見つけた投稿者達が近づいてみますが「ここは私有地です。立入禁止 遭難の可能性あり 2人死んだ」と書かれた張り紙があります。
「ここで遭難ってw」と笑っていた投稿者達ですが、小屋の裏で何かの肉と釜があるのを見つけてここから離れようと話します。
電池が切れそうだからとカメラを置きます。
外で騒ぎ声がしています。
誰かがカメラの前を横切りカメラを持って声の方へ近付きます。
「誰か居ませんか?」などと叫んでいる投稿者達が映り、そっちへカメラを持った人が迫っていって終わりです。
窓には何度も女性が映っており、その女性がカメラを持って行ったように見えます。



・肉喰い 投稿者不明の動画です。
動画にはハンバーガーを食べる男性が映っています。
男性はお皿に乗ったハンバーガーをバラバラにして、パンはパンだけハンバーグはハンバーグだけのような食べ方をしています。
しばらくすると男性がむせてペットボトルの飲み物を飲みます。
苦しそうにまた食べ続ける男性の口から一瞬人の指のような物が見えます。




・シェアハウス
投稿者がシェアハウスの中で撮影した動画です。
家の中を撮影しながら歩いていきます。 キッチンを撮っていると男性が来たので、家族に紹介するために撮っていたと説明しました。
続けるようにと言って男性は去って行きました。
続けているとまた違う男性が来たので、同じ説明をしました。
新しい人が来ると撮影しているんだと男性も同じ様に撮影しています。
冷蔵庫は撮ったのかと男性が冷蔵庫を開けて中を撮ります。
冷蔵庫の引き出しを開けると人の体のようなものが映ります。
男性の撮影した動画にも冷蔵庫の中を撮った時、閉じる前の一瞬に人の顔が写っていました。
このシェアハウスでは夜中に出かけたまま帰ってこなかった女性がいるそうです。



・校門
学校の校門に付けられた監視カメラの映像です。
校門から見える道路の映像が続きます。
門の向こうを人が歩いて来たと思ったら、門が途切れると頭だけが浮かんでいました。
その頭はゆっくりと校門の中へ進んで来ているように見えます。



・だるま堕とし
日本では毎年約1万人行方不明者がいてその8割は女性です。
人体の一部のみが見つかる事が多く、中でも身元の分からない女性の手足の発見例が最も多いです。

元ディレクター山崎氏が昔はお金になったからネタになりそうなら何でも撮ったと語ります。
猟奇殺人や性犯罪は高く売れます。
これは数年前に販売ビデオ用に撮影したものを編集した一部です。

元暴力団員が「手足のない女の何がいいか分からない。でも世の中には変態がいるから。当時は女性が何に使われるか知らずに連れて行っていた。」と語っています。
AV会社のふりをしているだけで、だるまにした女性を販売しているヤバイ業者だから止めた方がいいと言われます。
しかし、その業者を追ってある秘島に行きました。
そこでは若い女性3,4人を毎日ワゴン車で連れてきてビルに入り、3時間ぐらいでまた帰らせてが毎日繰り返されてました。

整った顔立ちの美人の女性がいて、毎週金曜日の夜に来ていました。
その女性は2ヶ月くらいでだんだんやつれて行きました。
薬で依存症にされてそのビルに来ていた、見ていて辛かったと山崎氏は話します。
笑いながらビルから出てきた女性を、男性が支えながらワゴン車に乗り込みます。
山崎氏はどうしても辛くて出来ることはないかと考え、何度かワゴン車を追跡しました。
そして、女性が乗り降りするのは基本的にY駅の裏通りだと突き止めました。
いつもは男性2人が迎えに来るのに、ある日上司のような男性が一緒に来ていました。
帰りに男性の一人が妖しいゴミ袋を持ってワゴン車に乗りました。

それを見た山崎氏はついワゴン車を尾行してしまいました。
車はいつもと違う道に行き人気のない場所に入っていきました。
車から降りてゴミ袋を持って歩いて行く男性の後を着けていきます。
男性が捨てたゴミ袋を開けてみると切断した手足が入っていました。
帰ってから今までも映像を見直してみるとビルに入ったまま出てきていない女性がいました。
女性が友達を連れて2人で入ったのに、出てきた時は1人だったのです。

女性が最後にビルに来たのはいつもの金曜日ではなく水曜日でした。
ビルの2階から暴れた女性が落ちて、それを拾いに来た男性に見つかり慌てて逃げます。
落ちた女性には両腕と片足がありませんでした。
取材を終えて帰る山崎氏が映ります。
山崎氏は太ももから下の足が無く、車椅子でした。




・窒息
投稿者の息子が妹の部屋で撮影した映像です。
名前を呼びながら部屋の中を撮影して回ります。
ベビーベッドを覗くと一瞬顔が映り、玄関の方で猫の鳴き声がします。
玄関の方へカメラを動かすと赤い模様が映り、沢山の赤ん坊の顔が映ります。
この映像が撮影された数ヶ月前に息子の妹が不良の事故で亡くなっているが関係は不明です。





・連続事故現場 引き込む眼球
車載カメラが街中を走っています。
トンネルを走っていた時、何かにハンドルを撮られてバイクが転倒してしまいます。
その時車載カメラを覗く目のようなものが映っていました。



・フナムシ
投稿者が海で岩にいるフナムシを撮影しています。
場面が変わって遊歩道を歩いていきます。
周りでは蝉の声がしています。
道に落ちた蝉の羽に気付きます。
アップで撮ろうとしますがノイズが聞こえだし画像が乱れ、ホテルのお風呂のような映像が映ります。
足と頭が置かれ、正面の鏡には不気味な動きをする男性が映っています。
投稿者は子供の頃から複数の霊に取り憑かれていると語ったそうです。




----------------------------------------------------
一言で感想を言うなら、めっちゃつまらなかったですね。
だるま堕としに惹かれて借りたんですが、話が長い割にだるまは全然出ないしほぼビルとかの映像じゃないですか。

2018年3月4日日曜日

「呪われた心霊動画 XXX6」

・入口

男性の部屋が映っています。
右に窓があり横にベッドが置かれ、枕側には棚がありベッドのすぐ横には小さな机がありノートパソコンが置かれています。
ノートパソコンが置かれた机のすぐ横に
投稿者の山下剛はノートに渦巻き模様が書かれているのを見つけました。
最初は友達のイタズラかと思っていましたが、渦巻き模様は部屋の至る所に現れるようになりました。
家族や友人に聞いても知らないと言われおかしいと思った山下はカメラで部屋を撮ってみる事にしました。

その日の夜、カメラには山下がベッドで寝ているのが映っています。
山下は突然起き上がりゆっくりと歩き出します。
ペンを手に取るとノートパソコンが置かれた机の横の机に渦巻き模様を書き始めました。
五分後山下はペンを置いてまたゆっくりと歩き出しました。
ベッドの前で止まると山下はカメラを見ました。
すると奇妙なキーンという音がして、山下の顔は歪んでいました。
山下はゆっくりとベッドに横になりました。

山下には渦巻き模様を書いた記憶はありませんでした。
2、3日後バイトに行く途中、公園に机が捨てられているのを見つけました。
その机は山下が渦巻き模様を書いた机でした。
山下は何かの証拠になるかと思って、撮影する事にしました。
キーンという音がして、渦巻き模様の中心が動き出しました。
驚いた山下が一瞬地面にカメラを向けてしまい、戻すともう机は無くなっていました。 山下の部屋にあった渦巻き模様が書かれた物もいつの間にか無くなっており、それから山下に奇妙な事は起きていません。



・都会の森

交差点の横断歩道の前で男性がカメラの位置を確認しています。
投稿者の鳴海敏宏はアクションカメラを買って、試しに自転車に取り付けて近所を撮影しながら走りました。
帰ってから鳴海が撮った映像を確認するとありえない物が写っていました。
翌日アクションカメラが壊れ、他の家電も次々と壊れました。
鳴海にインタビューして撮影していたカメラも翌日壊れました。

次がアクションカメラに映っていた映像です。
歩道をずっと自転車で走っている映像が続き、突然ノイズが走ります。
少し透けている赤い和服の女性が宙に浮いたままこちらに迫って来ます。
またノイズが走り首吊りをしている赤い和服の女性が映り、口を開けた不気味な顔がアップで迫って来ます。
またノイズが走り元の映像に戻ります。


・アケチ野ハウス

投稿者の宇田章吾はバイト仲間の佐藤から凄く怖い廃墟があると聞いて行く事にしました。
その廃墟はアケチ野ハウスと言いました。
夜に懐中電灯を持って廃墟へ行きました。
佐藤は中学校の時の先輩から廃墟の噂を聞いたらしいです。
宇田、佐藤、神田の3人で中を探検していると赤いテープが貼られた扉を見つけました。
扉は赤いテープが渦巻き模様に貼られ、壁と扉の間とドアノブがテープで貼られていました。

みんなが止めましたが佐藤はテープを剥がして中に入ってしまいました。
佐藤に続いてみんなが中に入ります。
「助けて」という女の子のような声がかすかに聞こえ、宇田がみんなにそれを話していると懐中電灯が消えました。
入った扉と反対側に同じ扉が現れ、扉から光が漏れています。

みんながパニックになる中、佐藤が扉から外に出ました。
扉の奥に走り去る少女が見えました。

佐藤の家に電話をすると佐藤の両親は「家は夫婦2人だけだ。そんな子知らない。」と言われました。
佐藤の戸籍を調べると戸籍にも佐藤の名前はありませんでした。
バイト先の人に聞いても誰も佐藤を知りませんでした。
神田もバイトを辞めてしまいました。


・留守電の内容

投稿者原田さつきは高校からの友達の野間聡子と2人で水族館へ行った時の映像です。
その日はそのまま帰りましたが、帰りの電車で原田に野間から着信がありました。
しかし、その着信時間は投稿映像を撮っていたのと同時刻を刺していました。
おかしいと思いながらも留守電が入っていたから聞いてみました。
留守電には奇妙な音声が入っていました。
野間に電話をかけ直して聞くと野間はそんな電話してないと笑いました。

それから3日位経って野間が失踪したと聞きました。
それからまた数日後、野間のスマホが見つかりました。
スマホは壊されていました。

次が水族館で撮った映像です。
水槽の前で楽しそうに話している野間の背中に白い何かが現れゆっくりと動きます。
それは白いゾンビのような顔でゆっくりと顔を上げてカメラを見ました。


また原田のインタビューに戻ります。
友達の北山に野間の話しをしたら、友達にも野間から変なメールが来ていました。
北山にメールが来たのは原田に留守電が入ってたのと同時刻でした。
北山も野間に電話をしてメールの事を聞きましたが、野間はそんなメール知らないと言っていました。
メールは文字化けしたような文で、3枚の写真が添付されていました。
不鮮明な墓のような写真、赤い背景の建物の写真、ぼんやりと映る映像と似た顔の写真の3枚です。



・歪む部屋の住人

投稿者の吉岡文則には絶対に入るなと言われている部屋がありました。
その部屋は歪む部屋と呼ばれ金属が歪むと言われていました。
吉岡は十五年前にカメラを固定して撮影した事があってその時の映像には、ラップ音がしてカメラが動いて床を映し床には何本もの手がうごめいていました。

歪む部屋がある家を取り壊す事になり、歪む部屋の床下からビデオテープが出てきました。
テープには日付が書かれていますが、その日付の翌日が父親が亡くなった日でした。
今思えば父親の葬儀の時に死に顔を見ておらず、死因を母親に聞いても教えてくれなかったので死因も知りません。
幼少期、吉岡は家族が歪む部屋で「文昭(父親の名前)を歪ませるのはいつがいいか」と話していたのを聞いた事があります。
その日は父親が死んだ日の近くだった気がしています。

そして、テープの映像です。
畳の部屋に和服の女性が座っています。
周りに数個の柱時計が取り囲むように置かれています。
部屋の電球は点滅しています。
女性の顔がだんだん渦巻きのように回転して中心から別の顔が現れました。


・出口

投稿者の坂本耕平は美大に通っています。
先輩のマーティンは空間を魔法陣に見立てた儀式めいた作品を作るのが得意です。
学校内でも評価が高く坂本も興味があったので、古着屋を貸し切って作品を作るメイキングを撮影する事にしました。

マーティンは床に電球を渦巻き模様に並べ手のオブジェを立てています。
先輩が「非日常を作る。高次元が出来る。」と話しています。

夜中、床に渦巻き模様を描いていたマーティンの様子がおかしくなっていきました。
坂本が「休憩にしましょう。いつもと違いませんか?」と話しかけると、マーティンが突然「見えた」と言って笑いだします。
室内の照明が点滅して床の渦巻き模様が渦を巻いてマーティンを飲み込んだ行っている様に見えます。
一瞬暗くなってマーティンが渦巻き模様の上に横たわっています。
それまでなかった渦巻き模様が書かれた色々な物が周りに散乱しています。
坂本がマーティンにどうしたのか聞くと「高次元に触れてきた」と言うだけでよく分かりませんでした。



---------------------------------------------
うずまきっていうとどうしても伊藤潤二先生の漫画が浮かんでしまいます。
最初の人が描いて無くなった物が最後の人の所に出たって事?
霊障があるかもしれないけど自己責任だからなーって何回も脅してきますが、どうせ作り物だからある訳ないって自分に言い聞かせてます。

2017年11月30日木曜日

死後の世界を探す男「WE GO ON死霊の証明」

男性が車を運転しています。
ブレーキを踏みますが反応が無く、どんどん速度が上がっていきます。
事故現場では救急車のサイレンの音がしています。


マイルズはベッドで目が覚めました。
マイルズが一日を終え寝ようと目を閉じると事故をした時の映像がフラッシュバックしました。


朝、マイルズは広告会社に広告を出したいと電話をしました。
内容は「僕に死後の存在を証明した人に3万ドルを進呈する。死靈とかを僕に見せて欲しい。」てす。
いつか世界が終わる時に、それが分かっていれば安心出来るからです。

新聞にその広告が載りました。
それを見た母親がマイルズの部屋に来ました。
マイルズが3歳の時に父親が車の事故で死にました。
マイルズはセラピーを受けたりしていますが車の運転が出来ません。
母親は文句を言いましたが、マイルズがこの方法がいいと言うので一緒に応募者の映像を見ました。

応募してきたのは1067人で493人は懐疑的か不十分です。
241人は宗教的、97人は明らかな偽物、91人はイタズラ、65人は勧誘、26人はありえない、12人はドラッグの勧誘で良さそうなのは3人でした。
学者、霊媒師、起業家です。
学者のエリソン博士は科学的な方法で超自然的な体験が出来ると言います。
霊媒師のジョセフィナは一緒に瞑想すれば死を見せれると言います。
起業家のエメットは30年同じものを追ってきてチベットの山頂で僧にもらった箱の中身を見に来いと言います。

早速明日学者に会う事にしました。
マイルズが騙されないように母親もついて行く事にしました。

エリソンはマイルズに色々質問をしてから、予め決めるように言っていたマイルズが怖い場所へ行きました。
マイルズが通っていた中学校に行き、1時間だけ中に入れてもらいました。
ヘッドホンを付けて外さないように言いました。
エリソンが指示するのが、マイルズのヘッドホンから聞こえます。
マイルズは1人で指示通りに校舎を進んでいきます。
ロッカーで子供の霊を見て走って戻りましたが、母親が子供を見つけて連れてきました。
何も起きなかった時に出てくるようにエリソンが用意していたのです。
母親が運転する車に乗って2人は帰りました。

明日は霊媒師に会いにバスで行くと言いましたが、母親はどうせダメだろうから私が連れて行くと言いました。
電話が通じなかったので書かれていた住所の家に行った2人はジョセフィナに声をかけました。
部屋に招かれどうして他の霊媒師ではなくジョセフィナを選んだか話していましたが、突然ジョセフィナは机を叩き見えない誰かに話しかけ部屋を出ていってしまいました。
戻ってきたジョセフィナに母親は何のドラッグをしているのか聞きました。
懐疑的な人がいると瞑想が上手くいかないと怒ったジョセフィナはマイルズを連れて別の部屋に行きました。
部屋を出て母親がいる部屋にマイルズが戻ると、追ってきたジョセフィナが父親の首に縄の痕が見えると言いました。
しかし、父親は車の事故だと2人はそこを後にしました。


次の日エメットの家に行くと、家の前に特殊効果の仕事をしている知り合いがいたので声をかけました。
今は一般の家庭でも依頼を受けていて、ここの家はチベット風の小箱を頼んだと聞いてそのまま帰りました。


家に帰って落ち込んでいるマイルズを母親が励ましました。
マイルズがまた応募者の動画を見ていると、動画に霊が映っているという電話がありました。
夜中にこっそり母親のカバンから車の鍵を取ってきて、1人で車に乗りその相手の元まで行きました。
朝に指定された場所へ行くと、空港の滑走路で仕事をしているネルソンがいました。
ネルソンに連れて行かれた建物の中にはネルソンの死体があり、マイルズは気を失って倒れてしまいました。
目を覚ましたマイルズはなんとか外に逃げ出しトイレで顔を洗いました。
トイレに来た清掃員に大丈夫かと声をかけられたので、ネルソンが死んでいる事を教えましたがその清掃員は幻でした。

車を運転している時もラジオから変なざわめきが聞こえ、車を乗り捨ててバスで帰る事にしました。
しかし、バスの中でもざわめきは聞こえます。
家に帰り母親に責められましたが、自分に恐ろしい事が起きていると説明しました。
母親は誰かに薬物を使われてそうなったんだと言って病院を勧めました。
バスで母親はこれは血筋だと言いました。
父親も死を恐れていて首吊り自殺していました。
本当のことを言うと同じようになるからマイルズには本当の事を言うなと遺言で母親に言っていたのです。
ジョセフィナは本当の霊媒師だったんだとマイルズは急いでジョセフィナに会いに行きました。
ジョセフィナと話をしてから車で家に帰りました。


待っていた母親がニュースでネルソンの事を言っていた、信じると言いました。
ネルソンの葬式に2人で行きました。
参列していた女性(アリス)に話しかけました。
ネルソンに会いに行った日にネルソンからアリスの話を聞いていたからです。
マイルズには正面にあるネルソンの墓の後ろからネルソンが歩いて近づいてきているのが見えます。
ネルソンはマイルズに取り憑いてしまったのです。
アリスはネルソンが死んで良かったと話します。

帰りの車のかなでこれからどうしたらいいのかと泣く母親に、マイルズは死者と共に行き生者と死者の見分けがつくようになると話します。


マイルズに頼まれた封筒を母親がジョセフィナに渡しに行きました。
それは広告の賞金でした。


空港にいるマイルズの元へアリスが来ました。
アリスは何度かお墓に行き、マイルズを放すように言ったと話します。
アリスはカバンから銃を取り出しマイルズを撃ちました。


ジョセフィナは母親に父親が現れて息子の元へ引き返せと言っていると言って母親の背を押します。


アリスが実は自分が毒を混ぜた薬を注射器3本打って殺したと告白します。
マイルズにネルソンを連れて行ってもらおうと考えたのです。
母親が空港に行くとマイルズが蘇生措置をされていました。


マイルズが別の日に車を運転していると助手席で電話がなりました。
画面には非通知と出ています。



----------------------------------------------------

2017年11月28日火曜日

実際の映像と再現ドラマで真実を探る「REPLAY心霊映像再現ドキュメント」

製作者が入手した「この世のものならざる何か」が写り込んでしまった映像ですが、どれも断片的だし取材をしても撮影者が死亡や失踪しているのが大半で直接詳しい話を聞くことは出来ませんでした。
そこで取材で明らかになった当時の状況をドラマとして再現し現実に撮影された映像と合わせる事で真実を明らかにするアプローチを試みる事にしました。
この映像をご覧いただけば怪異が全く偶然に写り込んだ訳ではない事が分かるはずです。


「ラジオ」
郊外にある今は空き家になっている家。
この家には以前シングルマザーと大学受験をしている息子が住んでいました。
だけど、息子は失踪して母親も行方不明です。
母親は「ラジオが息子を連れ去った」と言っていたそうです。

(再現ドラマ)
母親が台所から出てくると机に息子(たかゆき)がスマホを置きっぱなしにしているのに気づきました。
スマホを持って2階のたかゆきの部屋に行き、声をかけますが中から変な声が聞こえます。
ドアに手をかけようとしていたら中からたかゆきが出てきました。
スマホを奪ってたかゆきはどこかへ行ったので、母親がそっと部屋の中を覗くと机の上にラジオがありました。
このラジオはたかゆきが一ヶ月前にリサイクルショップで買ってきた物です。

夜、飲み物を持ってたかゆきの部屋に行くと、「さっき覗いてたでしょ」とたかゆきに怒られます。
そんな事してないと言っても母親しかいないと言うので、そうねと言ってゴミ箱を持って行こうとします。
中身を見ると御札が数枚捨てられており、たかゆきに聞くとラジオに貼られていたのを捨てたと言います。

夜中にたかゆきの部屋からロックのような音楽が聞こえてきます。
たかゆきは机に突っ伏して寝ていたので、母親が止めますがまたすぐに音楽が流れます。
もう一度止めようと手を伸ばすと、たかゆきに手を握られ驚きます。
早く寝なさいと声をかけて部屋を出ます。


また別の夜、たかゆきの様子が変なので母親がどうしたのかと声をかけます。
何かつぶやきながらフラフラと部屋に戻ったたかゆきを母親が後から追いかけ部屋をノックして名前を呼びます。
中から声と砂嵐のような雑音がしていますがたかゆきは出てこず扉も開けれません。
そんな事が続き母親はたかゆきがいない時を狙って隠しカメラをしかけました。


(実際の映像)
カメラの位置を調節する母親が映りどこかへ行った後、部屋にたかゆきが来て机の前に座ります。
机には例のラジオが置かれていて、ノイズのような音がずっとしています。
たかゆきがカメラに気付いたのかカメラを覗き込んでから、どこかへ立ち去ります。
その時一瞬、たかゆきの後ろに長い黒髪の女性が映ります。
しばらく誰もいない部屋が映ってから急にカメラが倒されます。



たかゆきが買ったリサイクルショップに取材しましたが、あのラジオを誰が売ったのかいつからあるのかは分かりませんでした。
また、あのラジオが店にあった時期に店主は髪の長い女の夢をよく見ていたそうです。
ラジオが売れてからはぱったり見なくなったそうです。





「狂言自殺」
動画サイトで生配信されていた物であまりに衝撃的だったので削除されてしまった物です。
投稿者はたまたまログを取っていて送ってくれました。
画面に映っている男性は新入社員のサラリーマンで、先輩からのいじめを告発する為にこの動画を撮ったと思われます。


(実際の映像)
部屋をウロウロ歩き回る男性の足が映り、カメラの位置が動いて男性の上半身を移します。
カミソリを持った荒い息の男性がカメラに向かって「お前ら人間のクズだ、死んでしまえ」などの文句を言っています。
「全部お前らのせいだ、死んでやる」と繰り返しながら男性はカミソリを自分の首に当てます。
その瞬間ノイズが走り後ろから白い手が男性の肩を掴み後ろに倒します。
またノイズが走り人の顔のようなものが映り、叫び声のような声が聞こえます。



「お見送り」
都内に住む投稿者が遊びに来た地元の友人を見送った時に映した映像です。
後から見ると驚くべきものが映っていたので投稿しました。


(実際の映像)
青い車に運転手の男性が乗っています。
そこへ女性2人が来て助手席と後部座席へ乗ります。
カメラに女性が手を降っています。
後部座席の女性の奥に顔を覆った人がいます。
車が発進して動き出した時その人が一瞬顔を向けました。
そのまま車は走り去ります。


昔撮影場所の近くで交通事故があったそうです。




「鼾」
投稿者は友人の木村を泊める事になりました。
木村のいびきがうるさいので撮影しました。

(再現ドラマ)
コンビニから男性2人と女性1人が出てきました。
木村に電話がかかってきて話した後、別れた女がよりを戻したがっていると笑って話します。
コンビニで買った酒を公園でみんなで飲んでいると、木村が公園で寝ていたホームレスの男性に絡んで蹴りつけたり小便をかけたりしました。
一人になった男性は横になったままいびきをかいていました。
数日後またその公園に来た木村は男性がいた場所に花が供えられているのに気づきました。

また別の日、木村がアパートの部屋にいると別の部屋からいびきが聞こえうるさいので文句を言いに行きました。
その部屋の扉を蹴って文句を言っていると他の住人が来て、この部屋には多分誰もいないと言われます。
3日後、木村が投稿者に「あのホームレスに呪われているんだ」と連絡すると、公園に連れて行かれました。
するとあのホームレスがいて2人で笑いながら一緒に投稿者の部屋に行きました。
トイレに行った木村にまた女から電話が来て、取るといびきが聞こえました。
木村の叫び声がしたので投稿者がトイレに行くと木村はいびきをかいて寝ていました。
木村を部屋に運び撮影しました。


(実際の映像)
寝ている木村を映しながら投稿者は眼鏡を外したりからかっています。
カメラを床に置くと正面に映ったベッドに女の顔のような影が映ります。


木村は翌日原因不明の昏睡状態になりました。
後で分かった事ですが木村に電話していた女性が、木村がホームレスに暴行した日に自殺していたそうです。



「復讐」
これは闇ルートで販売されていた暴力映像集で、あり得ないものが映っているとして一部で話題になっていたものです。

(実際の映像)
部屋を訪ねて来た女性がいます。
扉をあけると鉄パイプで住人の男性に殴りかかってきました。
男性を殺害した女性が撮影しながら部屋を移動して、姿見が映った時に女性の隣に女性によく似た女性の顔が映ります。



「白いワンピースの女」
ある映像作成会社が都内にある喫茶店を取材して、取材後にカメラを切り忘れて撮られた映像です。

(実際の映像)
机に置かれたカメラが窓の外を映しています。
窓の外を人が時々通ります。
窓を覗くように半透明の白いワンピースの女がこちらに近づいてきます。
しかし、横から走ってきた自転車がぶつかりそうになりますが、すり抜けるように通り過ぎ女は消えていました。




「ブランコ」
(実際の映像)
夜の公園で男女が楽しそうに会話をしています。
後ろではブランコが勝手に揺れています。
女性が何か聞こえると言うので、撮影している投稿者が後ろを映します。
もう一度カメラを戻すと男性の足に白い幼児が抱きついています。


この公園に昔別の遊具があり、その遊具で亡くなった幼児がいたそうです。
投稿者の友人の男性は亡くなったそうです。



「積み石」
男女が廃墟で肝試しをしています。


(再現ドラマ)
女性が道を歩いていると「土井さん?」と声をかけられます。
黒川は先月こっちに引っ越してきたそうです。
土井はこっちでも地元のみんなとつるんでると言って、黒川ともLINEを交換しました。

土井が男友達と飲んでいると黒川が来ました。
しかし、子供を預けているからすぐに帰らないと行けないと帰ってしまいます。
健二が後を追い黒川に「子供を堕ろした後にすぐ産んだのか」と問い詰めると健二の子しか産んでないと言います。
立ち会ったのにと腑に落ちないながらも子供を見に行く事にしました。
部屋に入ると黒川は外からドアを締めました。
待っていても黒川は入ってこず、奥の部屋からは子供が走り回る声や音がします。
ドアが開いて黒川が子供のやすひこが隣にいるでしょと言いますが、隣を見ても誰もいません。
人の気配はしても誰もいない部屋から健二は逃げるように帰りました。

数日後、健二の部屋のチャイムが鳴り、外を覗いても誰もいません。
ドアを開けて確認しても誰もいないので、部屋に戻ると黒川から電話がありました。
電話に出ると「あなたが遊びに来てくれないからやすひこがそっちに行くって」と言い、部屋の中を走り回る音がしました。


健二が会社を休んで部屋にこもってるので、友達が心配して様子を見に来ました。
しかし、健二は外に走り去ってしまいました。
公園にいた黒川に健二が「あの子に出て行ってくれるように言って」と頼みます。


黒川の誘いでみんなで廃墟に行く事になりました。


(実際の映像)
懐中電灯で照らしながら廃墟を歩いていきます。
崩された積石を見つけます。
石を手に持ち戻そうとすると、その石に少年のような顔が現れます。



(再現ドラマ)
黒川に促されて健二と2人で積石を積みます。
なんで友人を巻き込んだのかと聞くと、あの友人は当時子供を産んだら終わると言ったからだと言いました。



健二はその後自殺したそうです。
黒川がどうなったかはさだかではありません。




--------------------------------------------
簡単に感想を言えばイマイチでした。
実際の映像がどれもたいした事無くて、わざわざ再現ドラマするほどか?と思ってしまいます。
モザイクばっかで全然分からないのもあるしw
再現ドラマで時間稼いでるだけに思えますね。

2017年8月24日木曜日

檻に閉じ込めて、救いの手を君に「PET 檻の中の乙女」

アラームの音で男性(セス)が目を覚まし朝の準備をしてバスで出かけます。
会社で着替えて仕事を始めます。
犬が入っている檻を回って餌をあげていきます。
シェパードのレキシーだけは檻の中に入って撫でたり特別かわいがっていました。


帰りのバスの中で高校の同級生ホリーに気付き声をかけます。
ホリーは作家ですが、普段は隠すためにウエイトレスのふりをしています。
バス停に着きホリーは降りて行きました。
帰ってからパソコンでホリーを検索しました。


次の日、出勤してから同僚のネイトに「振り向かしたい女性がいる。」と相談をします。
親しくないのにと言われますが、「自信を持ち笑わせる。」と教えられました。
別の同僚からレキシーの処置を頼まれました。
断るなら解雇して別の人に頼むと言われ、レキシーにリードを付けて連れて来ました。
悲しむセスに「自分で飼え。」と言われますが「ペット禁止だから飼えない。こんな時給じゃ引っ越せない。」と答えます。
レキシーは注射で安楽死させられ、その死体をは焼却炉に運んで焼きました。

家に帰るとまたホリーのSNSを見て、ホリーが何が好きかを調べてメモしていきました。
ホリーを食事に誘う会話の練習もします。
別の日、ホリーが働くファミレスに行きました。
注文を取りに来たホリーにセスは数日前にバスで会った話をしました。
しかし、ホリーはセスの事を覚えていないと言います。
頼んだ料理を食べているとホリーが味はどうかと聞きに来たので、デートに誘いますが恋人がいると断られます。


夜、ホリーがバスを降りて自宅に帰る所をセスは尾行しました。
それに気付いたホリーはクレアに「男が着けてきてる。」と話して窓から外を覗います。
ホリーに電話がかかってきましたが、恋人のエリックは酔っ払っていました。
クレアは独り身は厳しいから恋人と仲を戻すようにと言います。


次の日ホリーが出勤するとホリー宛に大きなバラの花束が届いていました。
エリックからだと思ったホリーはエリックが働いているバーに「こういう事は止めて。」と言います。
見に覚えがないエリックですが、ホリーと仲直りしようと話しかけます。
セスもバーに来てホリーが1人になっている所にバラはどうだったかと話しかけます。
ホリーがエリックに助けを求め、怒ったエリックは「二度と彼女に近づくな。」とセスを殴ります。
セスはホリーの手帳が落ちているのを見つけて持って帰ります。
手帳を読んだセスは目を見開き内容に夢中になります。
家に帰ったホリーも手帳がないのに気付いてクレアに話します。


セスは職場に行って地下にある部屋を調べました。
家に戻るとネットで材料を注文したり作り方を調べたりして、その部屋を改造していきました。


夜にセスはホリーの家へ行き、窓から忍び込みます。
ベッドに入って寝ようとしたホリーにセスは襲いかかり麻痺薬を駐車します。
大きな箱に入れて職場に運びます。
ホリーが目を覚ますと大きな檻の中にいました。
入り口には鎖が巻かれ南京錠がされています。
叫び声をあげますが犬達の鳴き声にかき消されます。


出勤してきたセスが時々様子を見に来ます。
水と食べ物を置いて去ろうとするセスの足をホリーが「置いて行かないで。」と掴みます。
「辛いよな。俺もだ。まずは関係性を築かないと。明日から。」と言い残してセスは帰ります。
一人になったホリーにクレアの幻が「彼に飽きられたら死ぬかも。」と話しかけ、ホリーは「黙れ。」と叫びます。
トイレ用の容器に用をたしていると足元にネズミが寄ってきました。
驚いたホリーはネズミを何度も踏みつけて殺しました。
次の日に来てトイレやネズミの処理をしているセスに「私を犯す?殺す?」と問いかけます。
「君を救えなかったら可能性がある。」とセスは話します。
「君が現れて変わった。この人だけは僕をちゃんと見てくれる。人前でのホリーは偽物。」


別の日、ホリーに手帳を見せ「素晴らしかった。才能がある。」とセスは話します。
「愛とは犠牲。自分の全てを相手に渡すこと。」とセスは言いますがホリーは否定します。
クレアはどうしているかとホリーに聞きます。
家にいる時もホリーはクレアの幻と過ごしていました。
手帳には日記も書かれていました。
昔、親友のクレアと自動車に乗っていた時にエリックがクレアと浮気しているメールを見たと言って、クレアと喧嘩になり交通事故をしました。
クレアはまだかろうじて生きていましたが、ホリーがガラスを目に突き刺して殺したのです。
その後ホリーは何人も殺人をしており、尾行していたセスはそれを目撃していました。
「これは罰でなく救いだ。人を殺さずに済むようにしてやる。」とセスは言い部屋を出ていきました。



また別の日、ホリーは自分で檻に頭を打ち付け血を流します。
「私が自殺したら指紋が残っているから逃げれない。」とセスに自分を自由にしてくれと脅します。
地下を出てぼーっとしていると上司から呼ばれ、セスは「犬舎が汚れて虫もいるのにどこにもいない。次にしたら解雇だ。」と警告を受けます。


ある日見回りをしていたネイトが地下があるのに気付きます。
ホリーがいるのに気付き、ホリーはネイトに檻を壊せる物を頼みます。
ネイトが檻を壊そうとしているとセスがやって来ました。
ホリーだけがネイトの背後にセスが来たのに気づきました。
ホリーがネイトに話しかけて気を引いているうちに、セスは後ろからネイトに殴りかかりました。
ネイトは倒れました。
セスにホリーが話しかけます。「あっちにブロックがある。あなたを失いたくない。」
ブロックでネイトを殺したセスに、ホリーは死体の処分方法を指示します。
バラバラに切り刻み犬の餌にして、残りは焼却炉で燃やしました。
上司にはネイトがいないと電話で報告しました。


地下室の血を掃除するセスにホリーが「私は最初クレアにペットがいたらどうしようと考えた。」と話します。
セスは最初ではなくこれは事故だと否定します。
「君を救いたい。」と言うセスに「救う側は私かもしれない。」とホリーは言います。
檻の中にセスの手を引き入れホリーの体を触らせますが拒絶されます。


地下を出てロッカーに行くと刑事と上司が調べていて、別室に連れて行かれ話を聞かれました。
セスは証言の矛盾を問われました。

地下に行ってホリーに食事をあげてもホリーは食べなくなってしまいました。
何が欲しいか聞くとホリーはセスの指が1本欲しいと言います。
出来ないと部屋を出ようとするセスに「私がペットでしかないならもう来ないで。戻らなくていい。」とホリーが言います。
苦悩の後、セスはホリーの元へ行き「指を切れば僕を信じる?」と聞き指を切断します。
ナイフを床に置き痛がっているセスから素早くナイフを取り、ホリーは自分の喉にナイフを押し当て檻を開けるよう脅します。
セスが檻を開けると「信じる。愛している。」とホリーはキスをして、セスの喉を切りました。
後ろではクレアが部屋のドアを開けて待っています。


ホリーはエリックと同棲していましたが、エリックのスマホに浮気しているメールが届いてるのを見てしまいます。
出かけたホリーは貸倉庫の中に入ります。
そこには檻に入れられたセスがいました。
「エリックが他の女と浮気していて手を出しそうになった。でも止めた。あなたの愛を思い出した。」と語りかけます。
セスは指も数本無く目は白く濁り顔も爛れてまともな言葉を発せませんがホリーは幸せそうに微笑みます。



-------------------------------------------
セスを信じて愛してるなら、エリックとなんで別れないのかよく分からないです。

視聴者からの挑戦を生放送して順位を競う「NERVE 世界で一番危険なゲーム」

カメラを構えた女性のアイコンの下に「ヴィーナス・デルモニコ」と名前が書かれています。
パスワードを入れてパソコンを立ち上げると、メールが来ていました。
パソコンの前に座っている女性はヴィーナスの文字が入ったネックレスをしています。
メールには「大学合格おめでとう。明日までに入学申し込みを。」と書かれています。

ヴィーナスは辞退すると返事をしようとしましたが、JPからフェイスブックで連絡が来たのでそちらにいいねをしようとしました。
でも、シドニーから映像通話がかかってきて「何してるの?JPの追っかけ以外で。」と言われたので、とっさにニュースサイトを開いて「ニュースを見ていたの。」と誤魔化します。
大学はどうかと話しているとシドニーが突然「ナーヴが始まった。」と言います。
ヴィーナスが何かと聞くとゲームだと言い、勧められるままサイトをクリックすると説明が始まりました。

「制限時間は24時間。覚悟を試すゲーム。観客は視聴料を挑戦者には賞金と名誉を。」


シドニーに登録するように言われますが、ヴィーナスはご飯だからと誤魔化して通話を切ります。
母親にシドニーはまだ1校も決まってないと話しますが、「シドニーは家が裕福だから。ヴィーナスは家から通えばいい。」と言われます。
部屋に戻ってカメラを持って出かけます。
JPがラグビーの試合をしている所を撮影しに来たのです。
シドニーもチアで参加しており、スカートの下に何も穿いておらずみんなに向けてお尻を出しました。
お尻を出すのがナーヴの挑戦だったのです。
友達がシドニーをスマホで撮影していて、画面に挑戦完了の文字が出ます。


別の場所では挑戦者がキャットフードを食べていました。
崖から飛び降りる人や、スケボーに乗って車に捕まって走っている人もいます。


シドニーはファミレスで友達2人とピザを食べながらナーヴの1位は誰か話し合っています。
そこにヴィーナスとトミーも来ました。
シドニーはヴィーナスは臆病者だから挑戦者にはなれないと煽りJPに告白するようけしかけます。
代わりにシドニーがJPにちょっかいをかけ「彼女がいるか友達が知りたがっている」とヴィーナスを指すとJPは好みじゃないと断ります。
それを聞いたヴィーナスは店を出て行ってしまいます。


ヴィーナスは部屋に戻るとナーヴの挑戦者をクリックします。
「挑戦を決めるのは視聴者。視聴者が多い2名が決勝戦に進み優勝を争う。
ルールは3つ。1、自分のスマホで撮影する。2、失格の条件は2つ。失敗か棄権。
3、密告には制裁を。ナーヴは秘密に。健闘を祈る。」


スマホで指紋認証をして早速「ヴィー99」という名前で挑戦します。
トミーに車の運転を頼んでレストランに行きます。
トミーは「シアトルで死者が出たけどサーバーを閉じれない。自分は闇サイトに詳しい。」と話します。

挑戦は「他人と5秒キス。100ドル」です。
トミーが100ドルあげるよと言いますが、ヴィーナスは挑戦を承認します。
店内を歩いて席にいる男性を見て回ります。
本を読んでいる男性に決めて、トミーにスマホを渡して録画を頼みます。
男性(イアン)が読んでいる「灯台」という本について話しかけて、思い切って男性に近付きキスをします。
ヴィーナスがトミーの所へ戻ると「挑戦完了」の文字が出ています。
イアンはどうしているかと振り返るとさっきの席からいなくなっています。
テーブルの上に立って歌いながら移動しているのを女性が撮影しています。
イアンが本を持って座っていたのも、歌ったのもどちらも挑戦だったのです。
イアンが去ろうとしてふとスマホを見て立ち止まりました。
ヴィーナスもスマホを見ると「彼と中心街へ。200ドル」と書かれています。
トミーは遠出を止めヴィーナスも挑戦は1回だけと断ります。
でも、「気が変わったら来て」と言われてヴィーナスは行く事に決めました。


バイクにまたがったイアンからヘルメットを渡されバイクの後ろに乗ります。
スマホで録画しながら出発です。
その頃シドニーは街でオナラを人に聞かせる挑戦をしていました。
友達に視聴者が1番多いのは誰か聞くと「さっきまではあなただったけど」とヴィーナスだと教えられます。


バイクをお店の前に止めてイアンが中に行こうとします。
ヴィーナスも行ってもいいかと聞きますがそんな指示はないと言われ、1人で店の外にいると緑色のドレスの写真がついた「この服を試着」という挑戦が届きます。
急いで店に走っていきます。
ヴィーナスの母親が病院で仕事をしていると、スマホに「ヴィーナスへの入金完了」の連絡が届きヴィーナスは何をしているのかと怪しみます。


店内でヴィーナスは挑戦するドレスの写真を店員に見せてどこにあるか聞きます。
写真を見せた時に母親から電話がかかってきましたが出ないで切りました。
ドレスがある場所に行き急いでドレスを試着します。
制限時間はギリギリでしたがなんとか間に合いました。
鏡を見ていると後ろの試着室からタキシードを着たイアンが出て来て、「そのドレスに合う靴を探せ」という挑戦が来たと笑います。
1人残されていたトミーはナーヴに視聴者として登録してヴィーナスを検索して挑戦を見ます。


ヴィーナスとイアンが靴を選んでいる間に、別の挑戦者が2人が脱いだ服をこっそり持ち出してしまいました。
2人が試着室に戻るとどこを探しても脱いだ服が見つかりません。
困っていると「店を出ろ」という挑戦がきます。
イアンが試着したまま出ようとしますが、ヴィーナスはそれを止めて「店を出ればいいんでしょ?」と言います。
服を脱いで下着姿で出る事にしました。
視聴者がうなぎのぼりに増えていきます。


バイクに戻ると自分の服と一緒に試着した服とレシートもありました。 ヴィーナスが驚いて貰って良いのか聞くと、「視聴者が親のカードで買ったんだ。」とイアンが言います。

シドニーはトミーに電話してイアンが誰か聞きますが知らないと言われます。
側にいた友達にヴィーナスが視聴者トップ10に入ったと聞かされ、「彼女には向いてないゲームだから心配だ。」と話します。


ヴィーナスとイアンは今度はタトゥーの店に来ていました。
カタログを見ていましたが決まらず、イアンが図を書いて渡しました。
タトゥーを彫っている放送をトミーも視聴していました。
トミーは友達に電話してトミーが誰か調べてくれるよう頼みました。
ヴィーナスは背中の右肩に灯台のタトゥーを入れました。


トミーは友達に教えてもらったパスワードを使い、闇サイトアルバでイアンとヴィーナスを検索しました。
すると、イアンが前にもナーヴで挑戦していた動画が出てきました。
鉄塔のような所で今にも落ちそうになってぶらさがっている男性の側にイアンが映っています。
急いでヴィーナスに電話しましたが繋がりません。


イアンに「目隠しで時速96キロ」という挑戦がきて、ヴィーナスに誘導を頼みました。
最初は断っていましたがヴィーナスはする事にしました。
家でパーティーをしていたシドニー達はそれに気付いて驚きます。
目隠ししたイアンがバイクを運転して、後ろに乗っているヴィーナスが誘導します。
加速していきついに挑戦は成功し、バイクを降りた2人はキスしました。
シドニーの家で見ていた視聴者達は大盛り上がりですがシドニーは気に入りません。
1人で部屋に行きナーヴの視聴者に「私が一番がいいでしょ?凄い挑戦をして。」と話しかけます。
そこへマッドが来て一緒にしないかと誘いますがシドニーは断ります。


ヴィーナスの母親がトミーに電話して、共同口座に振込があるのはどうしてかと聞きます。
トミーはヴィーナスがオンラインポーカーを始めてとても上手なんだと説明します。


ヴィーナスにシドニーから電話がかかってきますがヴィーナスは拒否します。
イアンに「彼女変なの。」と言って、弱虫だしいろんな男を泊めてると愚痴を言います。
イアンはシドニーのパーティーに行こうと誘います。
7階くらいの高さの窓から隣の部屋の窓に梯子をかけてその上を渡る挑戦がシドニーに来ました。
梯子の上で四つん這いになっていたシドニーは、なんとかスマホを出して撮影しようとしますが動けません。
どうにか立ち上がって歩き出しますが足を踏み外し、倒れた拍子にスマホを落としてしまい挑戦を棄権します。
他の場所でも挑戦者達が続々と失敗や棄権をして減っていました。
マッドは着々と成功していき1位になっていました。


イアンとヴィーナスがシドニーのパーティーに来てみんなは大喜びです。
トミーもパーティーに来ていました。
シドニーが棄権したのを知り驚いてシドニーの元へ行くと、シドニーはヴィーナスが悪口を言った事を責めてきました。
ヴィーナスがスマホの画面をそっと覗き見ると「シドニーの挑戦を完逐」と届いていました。
ヴィーナスがイアンを連れて行こうとすると、シドニーが「イアンは利用しているだけ。」と絡んできます。
「今後私に会いたい時はお金を払って。」と吐き捨て、ヴィーナスが梯子を渡りだします。
ヴィーナスは挑戦を成功させ1位になりました。
梯子の先にいたトミーがシドニーとヴィーナスを喧嘩させるのがイアンの挑戦だったんだとナーヴを見せて来ます。
それを見て不信感を持ったヴィーナスはイアンを避けますがイアンが追ってきます。
ヴィーナスは警察に話そうとイアンの制止を振り切ってパトカーにいた警察の元へ走りナーヴの事を話します。
周りの人達は密告者だとブーイングをし、ヴィーナスの母親からは口座の貯金が無くなっていると電話がきます。
電話をしながら歩いていたヴィーナスの目の前にマッドが現れ、スマホをかざしながらヴィーナスに拳を振り下ろします。


ヴィーナスが目を覚ますとコンテナの中にいました。
周りの壁には「密告には制裁を」と書かれ、床に置かれたパソコンからは「お前は囚人だ。お前の人生を管理する。助かる方法は決勝で勝つこと。フェリーで島へ行け。」と流れています。
外に出ると港で船が見えました。
隠れているとイアンが来て、「昔3人で挑戦をしたが棄権して警察に訴えたが事故死になった。密告したせいで追われてゲームの囚人になった。ナーヴには挑戦者、視聴者、囚人がいて決勝で勝つまで抜けれない。」と説明しました。
ヴィーナスはシドニーとトミーと合流して協力を求めます。


イアンとヴィーナスは決勝の場所へ向かい、シドニーとトミーはトミーの仲間たちの元へ行きナーヴにハッキングします。
ヴィーナスは途中で警官から銃を盗み、決勝の場所で門番にそれを確認させました。
円形の建物の真ん中でイアンとヴィーナスが指示に従い、武器の銃を見せます。
「先に相手を撃てば勝ち、制限時間は20秒。」時間が減っていきイアンが自分を打つように促します。
しかし、ヴィーナスは地面を撃ちました。
観客席にいたマッドが二人の元へ行き自分がすると言います。
観客に賛成を押せとマッドが煽り、マッドがヴィーナスを撃ちヴィーナスは倒れました。
みんながサインアウトしていきどんどん視聴者は減っていきます。
イアンが悲しんでいるとヴィーナスが目を覚まし、マッドにそうしてと頼んだのはヴィーナスで空砲だと説明しました。
最後の1人がサインアウトしてナーヴは無くなりました。


イアンはヴィーナスに本名はサムだと言い、お互いに宜しくと言い合いました。


------------------------------------------------
途中までは凄く面白かったです。
設定も良いしイアンとヴィーナスが下着で店出る所なんか青春っぽくて、好きな人とこういうのが出来たら楽しいだろうな私もしたいなって思いました。
決勝がどうのって言い出してから急激につまらなくなった気がします。

2017年7月18日火曜日

少年にあるのは田園の緑と音楽だけ「リリイ・シュシュのすべて」

「彼女が生まれたのは1980年12月8日22時50分。彼女の名前はリリイ・シュシュ。
天才。というより宇宙。エーテルの具現者。」と投稿者フィリオは書き込みをします。
他の人からもリリイ・シュシュを褒め称える書き込みが沢山書かれます。


田んぼの隣の道を自転車で少年が走っています。
少年はヘッドホンで音楽を聞いています。

場面が変わって電車に乗った少年3人が正面の椅子で寝ている老人のカバンを盗みます。
河原でカバンの中身を見ると登記簿などだったのでその場で燃やしました。
レコード店で万引きして他の店に売りに行きました。
雄一はそこにあったリリイ・シュシュの看板を貰って、背中に担いで自転車で帰りました。
途中で自転車から降ろしてペットボトルの飲み物を飲みながら看板を眺めます。

美容室で高速バス乗っ取りのニュースを見ながら、「最近の子は何を考えているか分からない」と話し合っています。
家でさっきの美容師の女性が家族4人で食事をしています。
雄一は食事をしていますが伸一はゲームに夢中です。
父親が「雄一君に伸一か、両方長男だからな。伸一お前伸二になれ。雄一君だって名字が変わるんだから。」と伸一に話しかけます。
伸一はゲーム画面から目を話さずに「嫌だよ」と言います。


雄一はリリイ・シュシュについての掲示板リリフォリアの管理人をしています。
この日は青猫から「こんな掲示板があるのを知らなかった」という書き込みがありました。
雄一は青猫にフィリアというHNで返事を書きました。


母親が伸一にスイカを切って持っていくと、伸一は寝ていました。
ニュースでは高速バス乗っ取りの話がしていて、まだ捕まっていないのかと父親と話します。


リリイ・シュシュの新曲が出てから、掲示板には沢山の感想が書き込まれました。
雄一はレコード店で新曲のCDを万引きしようとしましたが、店員に捕まって先生を呼び出されました。
先生はCDを買い取り雄一と電車で帰りました。
電車の中で一緒にCDを聞きました。


別の日、学校で雄一は恩田先生に声をかけられ連れて行かれました。
部屋に入ると母親が来ていて、母親が妊娠してお腹が大きかったので恩田は学校へ呼び出したことに気を使いました。
万引きしたのを聞かされた母親は雄一を叩き始めました。
恩田が母親をなだめて、その日は母親と帰りのバスに乗りました。
バスを降りてから雄一が乗る自転車の後ろに母親を乗せて帰りました。


夜に雄一は友達5人に廃車置場へ呼び出されました。
その5人には修介もいました。
学校にチクっただろうと言われて友達にリンチされ、持っていたリリイ・シュシュのCDも割られました。
自慰を強要され友達5人のうち3人は帰り、残りの2人に残って最後までするのを見張っているように言いました。
「もういい。見たくないから帰れよ。」と2人は雄一を止めましたが雄一は止めませんでした。

一年前、雄一はまだリリイ・シュシュを知りませんでした。
中学の入学式では星野修介が挨拶をしました。
今が灰色だとするとその時はバラ色でしたとフィリアは書いています。
雄一と修介は剣道部に入りました。
剣道部に入った女子3人は池田先輩が好きなようで大声で応援したり大はしゃぎしていました。
修一が女子達にその事を注意すると「頭がいいのを鼻にかけてんじゃねーよ。答辞呼んだからってスター気取りかよ」と文句を言われました。
隣にいた雄一が修介を慰め、先輩と3人で一緒にラーメン屋に行きました。
小学校で可愛いと思ってた子がこっちに来たら全然で井の中の蛙だった、剣道もそういう所があると話しました。
先輩が奢ってくれたので、先輩がいなくなってから雄一と修介は「良い人だね」と言いました。

修介の家に雄一は遊びに行きました。
修介と母親に泊まっていくように勧められそうする事にしました。
綺麗で優しい母親と広い家、雄一は羨ましがります。
しかし、修介は成績学年トップと言われていますが、実際には7番で「きっと一番の奴に嘘つきと思われてる」と暗い顔をします。
もう寝ようと並べた布団に入ろうとして、壁に貼られたポスターに気付いた雄一はそれが何かを修介に聞きます。
そのポスターがリリイ・シュシュでした。


みんなで野球を見に行きました。
帰りに雨が降ったのでバスから降りて駅までみんなで走りました。
駅でふざけあっていると、修介が友達に押されて女の子にぶつかります。
他の人が「今の子可愛くなかった?」と騒ぎ出すと、修介が1組の久野だと言います。
「久野さーん」と呼んでみたりからかって喜んでいると、駅にいた他の中学の男子集団が修介に気付いて騒ぎ始めます。 修介に缶をぶつけたり文句を言ったりするのにキレた同級生が啖呵を切ります。
帰りに他の友達と雄一は修介がいじめられてたのかなと話し合います。
修介の家に泊まりに行った時に母親が美味しいものを沢山食べさせてくれたのもいじめ対策じゃないかと友達は話します。


剣道部の先輩が卒業する日になりました。
練習がきつくなり「辞めようか、こんなの毎日やってられないっしょ」と呟きます。
帰りのコンビニで雑誌で沖縄の海を見て、みんなでお金を出し合いますが行けそうにありません。
駐車場で金持ちそうな男がポルシェに乗ろうとしているのを見て、「お前いけよ」と言い合っていたら他の学生達が来てその男に絡みだしました。
財布をカツアゲして蹴り倒し、ズボンの後ろのポケットに入っている封筒を取ると札束が入っていました。
みんなが修介がいないのに気付いて探していると、修介が学生の手から札束が入った封筒を奪って走り去って行きました。
学生達に追いかけられますがなんとか逃げ切ってみんなで夏休みに沖縄に行きました。

西表島で花火をしたり海で泳いだりしました。
海で修介が溺れて地元の女の子が人工呼吸してくれました。
車で移動中に事故現場に通りかかり、みんなで手助けします。
ボートに乗っていた時に修介は残りのお金を海に投げ捨てました。


「1999年夏、ノストラダムスの予言ははずれたけど、もし地球が滅亡していたら
夏休みのまま人生が終わっていたらそのほうが幸せだったかも」とフィリアは書き込みます。
「9月1日新学期あの日を堺に世界は灰色になった」


同級生の犬伏は茶髪で髪が長めで沢山ヘアアクセサリーを付けています。
他の生徒に髪を黒く染めろと絡んでいたので、修介が「お前が言えるのかよ」と注意します。
犬伏は馬鹿にした笑いをして、他の生徒にプロレスの技をかけようと机の上に立ちます。
それを修介は後ろから机を蹴り飛ばしました。
教室の女子達が叫び声をあげ、誰かが「あいつ刃物を持ってるぞ」と叫びます。
修介は無表情で倒れている犬伏に近付き手にしたカッターナイフで髪を切ります。
髪をまばらに切られた犬伏は水が張った田んぼを全裸で泳がされました。

廃車置場の車の中で仲間とタバコを吸っている修介に、雄一が「先輩が辞めるなら退部届出せって」と伝えて帰っていきます。
別の日、学校にこなくなった犬伏について教室でみんなは先生に意見を求められています。
修介は前の席の同級生と紙にこそこそ何かを書いて、隣の席にその紙を渡しました。
先生が紙を奪い取ると先生の似顔絵がバツで消され、処刑と書かれていました。


2000年14歳。灰色の時代。
雄一は友達2人と駅から同級生の女の子津田を尾行しています。
津田は電話で男性と話をしています。
「修介が津田のエッチな所をビデオに撮ったからもうあいつ逃げれない。」と友達は話します。
男性と会った後に津田はそのお金を渡しに来ました。
修介にそうしろと言われているからと一部を返すと津田は去って行きました。
津田を送っていけと言われた雄一は津田を着けていきます。
「あんたたかられてんだって?あげるよ。」津田がさっきのお金を雄一に投げ捨て蹴ってきます。
津田は落ちているお金を踏みつけ、川の中に入って泣きました。
ずぶ濡れの津田が家に帰っていくのを見届けると雄一も帰って行きました。

「僕にとってリリイだけがリアル。エーテルだけが生きている証。だけど最近エーテルが切れてきた。」
フィリアは青猫に何か話して欲しいと語りかけます。




校内合唱コンクールの練習をしています。
ピアノを弾いていた井沢が「久野さんに頼んで下さい。」と言うので、指揮者が久野に頼んでピアノを変わってもらおうとします。
しかし、神崎と数人の女子達は久野が弾くのが不満なようで文句を言います。
あげくに帰ると言って教室を出ていってしまいました。
他のみんなも騒ぎ出した所に先生が来たので「これはいじめだ」と相談します。
久野が「ピアノなしバージョンを作ってみた。」と楽譜を持ってきます。
次の日、神崎達にバージョンを変えてアカペラになったからと頼みに行きます。
本番の日、久野が俯いてピアノの横にただ立っているのを見て神崎はニヤニヤします。
雄一は横目で久野を見ます。

帰り道、雄一が歩いていると自転車に乗った佐々木に声をかけられました。
後ろに乗って帰りながらお互いに誰が好きかを話し合いました。
雄一は久野、佐々木は津田が好きです。
雄一は夜に津田に電話して、佐々木が話があると言いました。
津田は「佐々木は客なのか?最近男がみんな客に見えてきた。」言います。
電話を切った後、雄一に別の電話がありました。

翌日、雄一は久野を倉庫に連れていきました。
立ち尽くす雄一に後ろから来た神崎が「私って悪い女?」と声をかけます。
工場の中で修介達が久野を追い回し押さえつけます。
神崎は「ここってもともと星野の工場だったんだよ。会社倒産、一家離散そりゃ荒れるわ。」と話します。
久野が襲われて「怖いよ、痛いよ。」と叫びます。
神崎はそれを窓から覗き見て、雄一は1人で泣きます。

津田がホテルから走って出てきました。
雄一に「おやじが寝てたからお金を取ってきた。」と言います。
2人で豪華な食事をしながら、佐々木の話はどうだったか聞きます。
釣り合わないから断ったと聞いて雄一は驚きます。
「佐々木なら守ってくれる、逃げれるチャンスだったのに。」と雄一が言うと、「じゃああんたが守ってよ。」と津田が言います。
黙る雄一に久野が好きなんでしょと言います。
財布を盗んだ男性がやって来たので財布を返すとお金を握らされます。
帰ろうとする男性に津田は伝票を渡し、「すみません。」と小さく呟きます。

電車で2人でリリイ・シュシュのCDを聞きます。
降りてから津田に「一番新しいCD聞きたい、貸してよ。」と言われCDを渡しますが一番新しいのではありません。
津田は別れ際に「きっと大丈夫だよ、久野さん強い人だから。」と言います。


次の日、遅れて教室に入ってきた久野を見てみんなは驚きました。
ざんばらに刈られた坊主頭だったからです。

「死にたい。誰か連れ出して」フィリオは書き込みます。
「私もきっとあなたと同じ痛みの中にいるから」と青猫は書き込みます。


神崎達は星野をしめた方がいいと相談します。
津田は飛び降り自殺をします。
雄一は教室で嘔吐して保健室に運ばれました。
保健室のベッドに横になり先生に「音がする」と話します。
上着のポケットを先生に見てくれるように言い、先生がポケットから割れたCDを見つけると修介に割られたと話しました。


12月リリイ・シュシュのライブが行われました。
雄一が会場で列に並んでいると、後ろで男性が自分が好きな曲について熱心に語りかけていました。
列に並んでいる修介を見つけ雄一は目を反らしましたが、雄一を見つけた修介が側まで来ました。
熱心に話していた男性は腹を立てた他の客に絡まれて退場させられました。
修介は自分の席と雄一の席を比べて、雄一の席の方が良い席だったので無理やり交換しました。
修介は雄一にコーラを買いに行かせようとして、思い出して青い林檎を雄一の手に持たせました。
誰かに声をかけられたらその林檎を渡すように言いました。
その林檎にはメールアドレスが書かれていました。

「リリイのライブで会いましょう。目印は青林檎」と青猫は書いていました。
コーラを買って修介を見つけ手をあげると、修介は雄一に見えるようにチケットを掲げてました。
そして、チケットを丸めて投げ捨てどこかへ行ってしまいました。

雄一は会場の外で画面に映ったリリイを見つめます。
ライブが終わって客が会場から出てきます。
雄一を見つけた修介が「誰も声かけてこなかった?」と言って青林檎を奪って立ち去ります。
突然雄一は大声で叫び「リリイがいるぞ!」と言いました。
みんなその声に反応してそっちに行く中、雄一は修介の後ろに行きました。
修介が雄一を振り返るも倒れ、周りの人が大騒ぎする中雄一は立ち去りました。
雄一の手には血に染まったナイフが刺さった青い林檎がありました。


よく晴れた日、雄一はピアノを弾きました。
母親に髪を目立たない色に染めてもらいました。

2001年。15歳。
久野はまだ帽子を被っていて、ピアノを弾いていました。
音楽室でみんなが演奏しているのを外で聞いていた雄一は、みんなが出てきてから中に入りました。

掲示板では「あの日少年が死んだが犯人はまだ捕まっていない」と話をされています。
雄一はもう書き込まなくなっていました。


---------------------------------------
内容は暗くて重いかもしれませんが、映像が綺麗でとても良かったです。
せっかく同じ音楽が好きだったのに分かり合えずにみんなが苦しむようになるのは悲しいですね。
沖縄に行った所は何か伏線になるのかと思ったけど、大して関わりなかったのでそれならなんであんなに長いのかってなりますね…。