2016年12月31日土曜日

「トラウマ/R PSYCHO」

「約束」

女性が聞きます。「覚えている?約束のこと」
男性が思います。「あの時僕は何も分かってなかったんだ。友達のこと、約束のこと…」

ヨシツグ、ユキト、アユミ、エリの男女4人が料理屋で食事をしています。
大学卒業と就職を祝って乾杯します。
ヨシツグは就職出来なかったので、司法試験に合格したらまた集まろうと約束します。
「俺らの中の誰かに困ったことや頼みごとがあったら付き合おう」とユキトが言い、「約束」とみんなが言いあいます。


それから3年後。
ユキトがエリの携帯に電話していたら、後ろからアユミが来て声をかけました。
ユキトは慌てて携帯をしまいます。
2人がデートをするのは久しぶりです。

エリがバックが欲しいと言いますが、ユキトはこの間ペアの腕時計を買ったばかりだと反対します。
「それは付き合って3年記念日でしょ。今度はバックがいい。」と言うアユミと言い合いをしていると、ヨシツグから電話があって、「頼みがある、今から家に来て」と言われます。
それをアユミに話して、時間を潰していてと言ってユキトはヨシツグの家に行きます。
立ち去るユキトの腕にペアの腕時計が無いのにアユミは気づきました。

ヨシツグはあれからずっと試験に落ちて、今では引きこもりのようになっています。
家に行くとヨシツグが玄関に出てきて中に入れてくれました。
お茶を入れるから先に部屋に行くように言われたので、2階の部屋に1人で向かいます。
部屋に入ると天井から首吊りの縄がぶら下がっていたので怯みます。

ヨシツグが部屋に入ってきたので、「バカなこと考えるな」と言います。
さっきまでエリが来ていた、ユキトと浮気していると話し出します。
ヨシツグがエリからユキトの愚痴を聞かされたと、ペアの腕時計の片方を見せました。
ユキトがホテルのベッドで寝ている間にエリが盗んだのです。
思い出したようにユキトが「頼み事は何か」と聞くと「殺してくれ」とヨシツグが迫ります。

部屋から逃げ出したユキトが玄関に行くと、玄関は開かないように細工をされていました。
他の逃げ口を探して家の奥に行くと、ヨシツグの父親が血だらけで倒れていました。
試験結果を馬鹿にされたヨシツグが父親を包丁で刺し殺し、それを見ていた母親も殺したのです。
ヨシツグは包丁を自分の首に向けましたが死ねませんでした。

後ろから来たヨシツグがユキトを刺しました。
正面のソファーでは殺されたエリが座っています。
ヨシツグがいなくなったすきに、ユキトが携帯で110に電話しようとするとアユミから電話が来ます。
アユミはユキトが戻って来るのが遅いからとヨシツグの家に向かっています。
ユキトの口を塞いでヨシツグがその電話に出てこっちに来るよう言います。
家のチャイムが鳴りますが、ヨシツグに頭を殴られユキトは気絶します。

ユキトが目が覚めるとアユミがいました。
ヨシツグはどうしたのかと聞くと殺したと言います。
「ユキトとエリは付き合っていて影でお前をバカにしてる。お前は騙されてる。」と言われて、アユミはヨシツグを刺してしまいます。
死ぬ間際にヨシツグは「ありがとう、約束を守ってくれたのはアユミだけだ。もしユキトが生きていたら殺してくれないか。あの世でまたあいつらと仲良くしたい」と頼みます。

アユミはユキトに包丁を振りかざします。


「箱」
アキオと仕事仲間のシンイチが話しながら一緒に歩いて帰っていました。
その帰り道でシンイチの彼女が車で迎えに来ていたのでそこで別れました。
アキオは1人で歩いて帰りますが、途中で猫の鳴き声がしたので声がする場所を探します。
箱の中から声がしているのを見つけましたが、開けようとすると凄い声で鳴くので中を見れません。
パンをあげて立ち去ろうとすると、箱のまま猫が後ろを着いてきました。
仕方なくその箱を抱えて家へ帰りました。

箱を撫でていると噛まれて出血したので、病院へ行きました。
しかし、帰り道で車で人を轢いてしまいます。
救急車を呼ぼうとしましたが、思い直して家に運びます。
箱にあげるとガツガツ食べました。

アキオが休んだのを心配してシンイチは彼女とアキオの家に見に行きます。
すると、エレベーターからアキオが人の死体を引き摺って出て来る所に出くわします。
家で箱が死体を食べるのを見た2人は驚きます。
箱が鳴きながら彼女に近づいてきたので、彼女は何度も蹴ります。
そんな事したら痛いでしょとアキオが注意している間に、男が箱の中を見ると中は空でした。
「人が消える箱だ」とシンイチは人が変わったようになります。

アキオが自分の腕を切断して箱にあげたり、シンイチが人の死体を運んできて箱にあげます。
でも、アキオがもう無理だと言ってシンイチと言い合いになり、シンイチを殴り殺してしまいます。
シンイチの死体を箱に食べさせた後、アキオは彼女と部屋で座り込んでいます。
彼女が「次どうするの?」と聞くと、アキオが包丁を持ってきました。
「私の次はどうするの?無理だよ。人殺すの怖いんでしょ?」と言われ、包丁を床に置きまた2人で座り込みます。
彼女が包丁を持って「早くあいつをなんとかしなさいよ」と詰め寄っていたら、アキオに包丁が刺さりました。
アキオの死体を箱の中に入れました。
彼女は箱を草むらに置き去りにしようとしましたが、箱は後ろを着いてきます。

またアキオの部屋に戻り保健所に電話してみるも断られます。
タウンページとゆうパックの伝票を取り出し、箱にテープで封をして発送しました。
しかし、すぐにドアがノックされ、開けると箱がいました。
テープは剥がれていました。
中を開けると配達人の死体が入っていました。

後日また集荷で箱を発送します。
人食い箱専門配達というHPを作っていました。

戻ってきた箱を布で拭いていたら噛まれます。


「ウージオジー」

TV番組のびっくりJAPANのいきいきと生きている老人にスポットを当てたコーナー、シルバーヒューマンSPOT。
沖縄のサトウキビ農家を取材します。
レポーターのなつこがサトウキビ畑の様子を説明していきます。
小屋の前に座っていた何かを食べていた智春に話しかけます。
小屋の中に案内されると、中にはヤギがいました。
タッパーに入った黒糖を1つ取って食べました。
智春は若い女が好きで、なつこも気に入った様です。
智春は12歳からサトウキビ作りを始めました。
コツは何かと聞くと、肥料にこだわっていると言います。
突然智春がサトウキビ畑の中に走って行ったので、なつこが追いかけると血を流した男が出てきました。
その男の頭に智春がビニール袋を被せると、頭を金槌で何度も殴りました。
何をしているのかと聞くと、肥料だと答えます。
落ち込むなつこを番組のスタッフが「すみません。彼女、人が死ぬのを見るの初めてなんで」と智春にフォローします。

肥料を作っている所が流れます。
肉をカットして特殊な機械でサトウキビと一緒にミンチにして一週間寝かせます。
なつこは体育座りをしてふさぎ込んでいます。
後ろには手足がない女性の死体があります。
なつこが走って逃げ出した後、それを追ってスタッフが走って追いかけ画面の外の離れた所で殴る音がします。
また取材を始めたなつこはサングラスをしていて目に痣があります。
肥料の為に夏は一ヶ月に5,6人殺すそうです。

夜の3時に智春が罠を仕掛けます。
罠は沢山の釘が出た板です。
それで車のタイヤをパンクさせます。
影に隠れてなつこと智春が待ちます。
車が通って罠を踏みました。
智春が車のもとに行き、なつこは嫌がっていましたがスタッフに行くよう言われて近付きます。
青年が智春に殺されていて、なつこは悲鳴をあげます。

死体を乗せたリヤカーを引く智春の横で、なつこは暗い顔をしています。
智春が死体を切っていると銃声がして、智春は血を吐きました。
後ろを向くと男性が銃をかまえて、智春を何発も撃っています。
男性に襲いかかった智春を、なつこが木で殴りつけます。
スタッフとなつこは車に乗り込み走って逃げますが、罠を踏んで車がパンクしてしまいます。
泣きわめくなつこ達の車のフロントガラスに智春が乗っかり、ガラスを割って向かってきます。
スタッフがしかけたカメラに近寄って消します。
スタジオに戻りにこやかに話すMC達、テレビの外に場面が移ります。
その番組を見ている男性が「いやいや、おかしいでしょ」と言います。



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最初「約束」の3年後のアユミとエリの区別がついてなくて話が分かりませんでした。
だから、アユミから電話をしようとしてたらアユミが来たと思って見てました。
なので、途中から「あれ?なんかおかしいな??」ってなりましたw
だって、両方似たような顔と服じゃないですか?

「箱」は日野日出志の「まだらの卵」みたいに何か分からない物が入ってるのかと思ったら空でしたね。
箱をつぶしたらダメなんでしょうか…。

「約束」は「オール・ナイト・ロング」っぽくて割りと良かったのですが、それ以外がイマイチでした。

2016年12月11日日曜日

ゾンビになった子供達VS先生「ゾンビスクール」

沢山のニワトリが床を走り回っている鶏小屋に男が入ってきました。
一匹を捕まえて首を捻り殺し機械に入れました。
捌かれたニワトリは機械でミンチになり、ナゲットになって出荷されていきます。
ナゲットの中に1つ色がおかしい物があり、学校に届いたそのナゲットをツインテールの女の子(シェリー)が齧ります。


眠っていたクリントは母親が声をかけてきたので目を覚ましました。
クリントは若い頃にニューヨークで作家を目指していましたが、挫折して実家に戻って来ました。
クリントは物語をレコーダーに録音しながら車を運転しています。
小学校に着くと夏期講習と書かれています。
車を駐車場に止めたものの、隣に駐車してきた車が近すぎて降りれなくなってしまいました。
後ろを開けてなんとか降りて、校舎へ向かいます。

クリントはケナーの代わりに先生をする為に来ました。
校長が休暇中なので代わりに副校長に挨拶しました。
規則だから携帯を預けるように言われたので渡しました。

職員休憩室に行き、女性にコップがどれか聞きました。
女性はスカートに付いている機械を指差し、「これはレイプ警報機。話しかけるなら気をつけて」と言い去っていきました。
他の教師に目をやると同級生だったルーシーがいました。
ルーシーと話しているとウェイドが来て、実はルーシーとウェイドが付き合っている事がわかりました。



教室に行く時間になり、みんなそれぞれの教室で授業を始めました。
クリントも教室で自分はホラー作家だと自己紹介しました。
男の子(ペイトリオット)が卑猥な言葉でからかってきます。
その男の子の近くにシェリーが座っていて、ペイトリオットがシェリーにちょっかいを出し髪を引っ張ります。
すると、引っ張った髪の束がずるっと取れ、女の子がペイトリオットに襲いかかりました。
シェリーはペイトリオットの頬を噛んですぐ走って教室を出て行ってしまいました。
クリントがペイトリオットを保健室に連れて行き、頬を診てもらうと深い噛み跡がありました。


休み時間にクリントは職員用の休憩室で、ルーシーに教室での出来事を報告します。
その頃校庭では草むらに隠れていたシェリーにちょっかいを出した男の子が引っかかれていました。
引っかかれた男の子が他の子を引っかき、どんどん感染が広がり先生を襲って食べだしました。
用務員がそれを見て報告しますが、ドラッグをしているので幻覚かもしれないと思います。
報告を受けた副校長が校庭に注意しに行きますが、子供達に襲われお腹を割かれ食べられます。
無人になった校長室にペイトリオットが入ります。

クリントとルーシー、校庭でバスケをしていたウェイドも異変に気づきました。
ウェイドは必死に走って校庭に逃げ込みました。
トレイシーが警察に電話をしようとしましたが、校長室でペイトリオットが電話回線を切ったので繋がりません。
偶然通りかかった警察が校庭のフェンスに近付きますが、指を噛みちぎられます。
パトカーに戻るも後部座席にいたシェリーに襲いかかられます。
休憩室のドアを開けるとペイトリオットが襲いかかって来ました。
もみ合った女性教師がペイトリオットと一緒にロッカーに入ったので他の教師達は逃げました。
図書館に行くとまだ感染していない男の子(カルヴィン)がいたので一緒に音楽室に逃げ込みました。
ロッカーを出たペイトリオットは校舎のドアを開けました。


何が起きたのか話していると、カルヴィンが「シェリーのバイキンがうつった」と言います。
ケヴィンとクリントが言い争いになり、ルーシーが仲裁しました。
校長室に携帯を取りに行こうか話し合っている間にも、校長室でペイトリオットが携帯を破壊しています。
ルーシーは15時になれば親が迎えに来ると言います。
クリントがシェリーに腕を引っかかれているのを見つけたケヴィンは、クリントが感染していると言って楽器を置いてある部屋に隔離します。


校庭では子供達が殺した大人の目玉でビー玉遊びしたり、腸で縄跳びしたりして遊んでいます。
子供を迎えに来た母親の車に、クリント達が校舎のベランダから必死に乗せるなと合図します。
しかし、注意は伝わらず車に子供を乗せた母親は襲われてしまいました。
子供達が走って向かってきたので、クリント達はまた校舎の中に逃げ込みました。
襲ってきた男の子を消化器で殴って殺しました。
男の子の血は黒色をしていました。

感染していない女の子(タマラ)が仲間に加わりましたが、腰に引っかかれた傷跡がありました。
洗えば感染しないと励ましました。
保険の教師が男の子の死体を調べた結果、ゾンビになるのはウイルス性だと話します。
トイレにいるタマラにドアの外から初潮があるかなどを聞き、思春期前の子供だけが感染すると結論付けます。


電気が消えみんなで恐怖していると、ドアが開き守衛が入ってきました。
しかし、ゾンビ達も押し寄せて来たのでみんなは地下室へ逃げ出しました。
ラジオを聞くと避難命令が出て学校は孤立していると話しています。
小児血糖病で低血糖になったカルヴィンの為に食べ物も必要になりました。
ケヴィンの車の鍵が休憩室にあるので、ダクトを通って取りに行く計画を立てます。
小柄なクリントが行く事になりました。
無線でクリントを罵倒するケヴィンにキレて、どうせ死ぬならとルーシーもダクトに入りました。


職員室についたクリントは自動販売機でスナックを、ルーシーは車の鍵を取り校長室へ携帯を取りに行きます。
クリントが自動販売機にお金を入れようとすると、子供が部屋に入って来たので隠れました。
携帯がどれも壊れていたのでクリントのもとに戻りますが、子供に気付かれ大声を出されます。
ダクトに逃げますが子供達も追ってきたので、途中にある図書室に避難して無線で地下室に連絡しました。
ダクトにいるゾンビが来ないように、ケヴィンはダクトを封鎖しました。


クリントとルーシーは話をして良いムードになりキスをします。
地下室ではウェイドがみんなが好きだと今分かったと話し、みんなの結束が強まりました。
ウェイドは無線でルーシーにクリントとの仲を嫉妬していた事を謝り、それを聞いていたクリントがルーシーから無線を奪ってウェイドに謝りました。


クリントがドアの隙間から廊下を覗き、錠剤をばら撒きました。
錠剤を食べたゾンビ達は加増摂取で眠ってしまいました。
地下室ではウェイドがコマンドーのように戦おうとみんなに話し、みんなは学校にある物で武装しました。
クリントとルーシーもみんなと合流しました。
最初のゾンビに野球のボールを発射する機械で頭にボールを当てて倒します。
その後も来るゾンビにボールを当てて倒し校庭まで出ました。
「ロックンロール!」とウェイドが叫び、みんながゾンビに向かって走り出します。
タンバリンで殴ったり、アイスホッケーの棒で殴ったり、みんなそれぞれの武器で戦います。
ウェイドがゾンビを惹きつけている間に他のみんなは車に乗り込みました。
「彼女を頼む」と言ってウェイドはクリントに車の鍵を投げます。
クリントがゾンビの群れに囲まれ、叫ぶルーシーを引っ張って車に乗せクリントが運転して発車しました。


荷台にいたゾンビが襲いかかって来たので、急ブレーキで振り落として轢き殺しました。 街に着きましたが人気はありません。
ガス欠で車も止まってしまったので、みんなは車を降りて歩きだしました。
ショーウィンドウのTVでは感染についてのニュースが流れていてナゲットが原因だと気付きました。
みんながTVに注目している間に、後ろにゾンビが集まって来ました。
それに気付いたみんなは近くの店に逃げ込みました。
店内に転がっていたナゲットを袋に入れて、店の奥に進みます。
突然ミラーボールが光りだし、照らされたそこは周り中ゾンビだらけでした。
生きていたウェイドが来て、ガゾリンを巻き火をつけました。
みんなで用務員の車に乗り込んで車が走り出します。

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予告を見て面白そうだなと思って借りました。
もっと先生とゾンビのドタバタした戦闘シーンが多いイメージで借りたのに、案外あっさりしてたのでそこはちょっと残念でした。