2017年1月20日金曜日

甘い誘惑、大きい代償「ノック・ノック」

高級住宅地にエヴァンの家があります。
エヴァンは建築家で妻のカレンは芸術家で庭にいくつも作品が飾られています。
家の中には家族の写真が何個も飾られている幸せな家庭です。


ベッドでエヴァンとカレンがイチャついています。
エヴァンの肩には手術跡があります。
カレンがエヴァンの髪を触るとエヴァンは「髪を切らないよ」と言います。
2人の子供(娘リサと息子ジェイク)がチョコレートケーキを持って寝室に入ってきました。
父の日のプレゼントです。
それを食べながらは子供を「モンスターだぞ」と追いかけます。
子供が出て行ってから寝室に戻って続きを要求します。
カレンが子供が起きたからと断ると、エヴァンが3週間も待ったのにと言います。
カレンが個展の準備で頭がいっぱいだったからと謝ります。

子供達はビーチに行く準備をしています。
エヴァンと飼っている犬(モンキー)は留守番です。
がっしりした体型の男性(ルイス)がカレンの個展の目録を持って来ました。
ルイスが「今夜は父の日の秘密のパーディーではじける」と子供達に話すと、エヴァンが口に指を当てながら「しないよ、仕事だ」とはなします。

庭に出たカレンとルイスは包装された作品の前で「もろいから心配、配送業者は心配出来ない」と話し合っています。
車に乗り込む前にカレンはエヴァンに明日整体師のヴィヴィアンが肩をマッサージしに来るから忘れないようにと言います。
子供達はエヴァンが来ない事に不満げですが、「パパが仕事しないと箱に住む事になる」と言われ納得します。
「愛してる」とカレンと言い合って車は走り去りました。


夜は雨になりました。
エヴァンは音楽をかけながら、パソコンで仕事をしています。
カレンからテレビ電話がかかってきたので、「愛してる」と言って電話を切ってまた続きをします。

深夜に突然ドアをノックする音がします。
エヴァンがドアを開けるとずぶ濡れの女性二人が立っていました。
「グレゴリーさんの家はどこ?これで3軒目。みんな休暇で留守」と言われます。
しかし、そんな家は知らなかったエヴァンが携帯を聞くと、携帯は水没してタクシーを降りてもう20分も探していると言います。
力になれないと断りますがくしゃみをしたり寒そうにしているのを見て、電話を貸そうかと聞きますが番号は携帯の中なので自分の電話番号すら分からないと言います。
フェイスブックなら分かるかもと言うので家に招き入れました。
iPadとタオルを渡します。

女性の1人がベルと名乗るとエヴァンに握手を求めました。
ベルが見知らぬ2人組を家に入れてくれた事に感謝すると、「妖しく見えなかったし、戦っても勝てると思った」とエヴァンが話します。
iPadを見ていた女性が全然違う場所だと嘆くので、エヴァンがアプリで車を手配します。
家に車が着くのは45分後です。

女性が服を乾燥機で乾かしたいと言うので、バスローブを貸し携帯も復活するように米の中に入れてあげました。
もう1人の女性がジェネシスと名乗りました。
バスローブに着替えた2人から服を預かり、乾燥機に入れました。
部屋から音楽が聞こえてきます。
エヴァンが部屋に戻るとレコードをかけて2人が楽しそうにしていました。
エヴァンは20代の頃DJをしていてレコードが好きで沢山持っています。
その話を聞いたベルが今何歳かと聞くので、今は43歳で30歳の頃結婚して妻と子供は今はビーチだと説明します。
自分は急な仕事で行けなかったと言うと、2人が「祝ってあげる」と抱きついてきます。
43歳の体じゃないと2人はエヴァンを褒めます。
モデルとした時の話をする2人にエヴァンは戸惑います。

飾ってあったカレンの写真を見て、2人が綺麗だと褒めるので庭にあるのほとんどが妻の作品だと教えます。
赤い作品を見てベルが赤が好きと言い、ジェネシスは美術史をしていたと言います。
部屋に飾っていた作品を見てジェネシスがガウディ見たいと言うと、エヴァンが妻はガウディ好きでバロセロナ出身だと話します。
ベルがバロセロナ出身だとスペイン語で話すと、ジェネシスがスペイン語ってセクシーと褒めます。
ジェネシスが作品を美術館とかに飾らないのかと言うので、実はLAで大きな個展があると目録を見せます。
性的な話をする2人にこんな開放的なのは初めてだとエヴァンが話します。
体を寄せてくる2人からエヴァンはさり気なく離れ、アプリで車がくる時間を確認します。
車が来るまであと20分です。
「一夫多妻制はおかしい。私は男を理解している」とベルが話し、エヴァンは戸惑います。
2人に仕事を聞くと客室乗務員だと言います。

なおも2人はエヴァンに刺激的な話をして困惑させます。
もう一度アプリを見ると車が来るまであと5分です。
ジェネシスがトイレに行き、ベルがレコードについて話しだしたのでレコードをかけました。
ベルは音楽に合わせて体を揺らし、バスローブをはだけさせ足を露出します。
ベルが「この家のドアを叩いて正解。運命を感じる」と言って、エヴァンをダンスに誘います。
車が来てスマホが鳴ったので、エヴァンは我に返ります。
乾燥機から出した服を持って、バスルームにいる2人に声をかけます。
いつまでも返事がないのでしびれを切らしたエヴァンがドアを開けると、2人は全裸で「3人だけの秘密」だと言ってエヴァンを誘惑してきます。
妻がいて幸せなんだと抵抗していたエヴァンですが、2人の誘惑についに負けてしまいます。
2人の体を貪っている間に車は帰ってしまいました。
カレンと一緒にいたベッドでも関係を持ち3人で眠ります。
家族写真が虚しく雷に照らされます。

翌朝、起きるとベッドにはエヴァン1人でした。まずはバスルームを確認して部屋に行きます。
部屋ではベルとジェネシスが部屋を汚しまくり、朝食を作って食べていました。
もう帰ったと思っていたエヴァンはたじろぎつつ、2人に家まで送ると住んでる場所を聞きます。
カレンから電話がかかってきたので、慌てて庭に出て話します。
後ろでは2人が窓ガラスに胸やお尻を押し付けたりしてふざけています。
電話を切ってから2人に服を着替えるよう怒鳴ります。
2人がカレンの作ったオブジェに落書きしているのを見つけ、ついにエヴァンは通報する事にしました。
しかし、2人が実は年が未成年で仕事も嘘で淫行だと言われ、捕まる事を恐れたエヴァンは通報出来ませんでした。


ヴィヴィアンが来たので玄関先で話します。
カレンの名前が出るとヴィヴィアンは「カレン大好き、彼女は才能がある」と嬉しそうに話します。
しかし、後ろからジェネシスが出てきてエヴァンに絡みついたのを見て、不愉快だと怒って帰ってしまいました。
家の中に戻ると2人はレコードをかけて飛び跳ねています。
再び警察に電話して侵入者がいると話しだした所でジェネシスが電話を切り、唐突に家に帰ると言い出したので車で送って行きました。


家に帰ったエヴァンは荒れている台所やバスルームを掃除しました。
オブジェに書かれた落書きも消しました。
夜、音楽をかけて仕事をしていると、物音がした気がして見に行きます。
飾っていた家族写真が落ちてるのを拾おうとしたら、後ろからジェネシスに頭を殴られ気絶しました。


気がつくとエヴァンはベッドに手足を縛られていました。
ジェネシスはカレンの化粧品を使って口紅をして目の周りを黒く塗っていました。
ベルが娘の制服を着て部屋に現れました。
手足の拘束をはずすように頼みますが、ベルはエヴァンをパパと呼びながら頬を叩きます。
カレンから電話がかかってきて2人が出ようとしましたが、懇願して電話は免れました。
ベルがエヴァンにまたがって腰を振り、ジェネシスはそれをスマホで録画します。
ジェネシスが部屋からいなくなった間に、エヴァンは腕の拘束を外してベルをベッドから叩き落としました。
服を直しながら歩いていくとジェネシスが子供が作ってくれたケーキを食べているのを見つけエヴァンが襲いかかります。
ジェネシスがフォークを肩の傷に突き刺したのでエヴァンは気絶してしまいました。

目が覚めるとエヴァンは椅子に縛り付けられていました。
ジェネシスはスーツを着てクイズ番組の司会の真似をしています。
ベルはボディコンのようなワンピースを着ています。
エヴァンにヘッドホンを付けるとクイズを出し、エヴァンが答えないと大きい雑音を流します。
「淫行野郎にふさわしい罰は刑務所?去勢?死?」と聞かれてエヴァンが答えれないでいると、チャイムが鳴ってルイスが来ました。
エヴァンのスマホを見て訪ねて来たのがルイスだと知ると、「姪と友達が訪ねてきて」とメッセージを送りエヴァンを隠しました。
メッセージを見てルイスが合鍵で入ると返事をして家に入りました。
ジェネシスとベスが歓迎しますが、梱包してあった作品が落書きだらけになっているのを見たルイスは警察を呼ぼうとします。
2人がルイスを誘惑しようとしますが失敗して、ルイスは物音に気付いてエヴァンを見つけます。
エヴァンが「あいつらは危険だ、部屋のドアを閉めろ」と言いますが、ルイスは2人の元に戻ってしまいます。
作品を壊している2人に驚き倒れて頭を打って死んでしまいます。
2人はルイスの死体に新聞紙を張りつけていきます。
エヴァンとルイスのスマホを使って、エヴァンがルイスとカレンの浮気を疑って殺したように見せかけるメッセージを書きました。
エヴァンは2人に気付かれないように棚の上にある置物を体当たりして落とそうとしましたが上手く行きませんでした。


戻ってきてクイズの続きを始めた2人にエヴァンは家族を愛してると訴えます。
しかし、2人は家族を踏みにじったエヴァンを責め死だと言います。
エヴァンは自分は悪くないと大声で訴えますが、夜明けに決行するとジェネシスが言いベルが目の前に時計を置きます。
2人が庭に穴を掘っている間にエヴァンが机にあるiPadを足で操作してカレンに通話しようとします。
戻ってきた2人に見つかりiPadを投げ捨てられます。
ジェネシスとベルが「モンスター」と言ったので、なぜそれを知っているのかとエヴァンは驚きます。
盗聴されていたのです。


2人は奇声をあげながら庭にあるカレンのオブジェを破壊しました。
ボールをエヴァンの頭に被せて縁に沿って髪を切り、家の中も破壊しました。
エヴァンが落とそうとしていた置物が落ちて割れ、中から銃が出てきました。
銃のことを隠していたからだと、ジェネシスがエヴァンに銃を構えます。
ベルが縄をほどきました。ジェネシスはかくれんぼして夜明けまでに逃げ切れたら開放すると言います。


銃を構えたジェネシスとベルがエヴァンを探します。 2人が他の部屋を探しているすきにエヴァンは外に逃げましたが、転んでしまい大声を出しても誰にも届きませんでした。 そして、ついに夜明けがきました。 縛られて猿ぐつわをされているエヴァンを2人で転がして穴の中に突き落とします。 上半身を起こした状態にして埋めました。 土から顔だけ出たエヴァンはジェネシスになんでもするからと助けを請い、私達とした事を話すならと言われて電話をあてられます。
猿ぐつわを取って話をさせようとしましたが、エヴァンが通報しろと叫んだのでまた猿ぐつわをしました。
大きな石をかかげ頭に振り下ろそうとするジェネシスに必死でもがきます。
石はエヴァンの頭の横に落とされ、これはゲームだと言われます。
「あんたなら断るかと思ってた。また次を探さないと」と言います。
年齢も22歳と18歳で未成年というのは嘘でした。
立ち去ろうとして2人は思い出したようにエヴァンのスマホを操作して、エヴァンとベルがしている動画をフェイスブックにアップして顔の前に突き刺しました。
ベルがモンキーを抱え、2人はエヴァンの家を出ていきました。
フェイスブックには動画を見た人からのコメントがどんどん書かれています。
エヴァンが必死にもがいて手を土の中から出す事が出来ました。やっとスマホを押せたけどそれはいいねボタンでした。

家族写真や壁には卑猥な落書きをされ、家の中は荒れ果てていました。
カレンと子供達が帰ってきて玄関を開けると、玄関にあるオブジェにはカレン死ねと書かれていました。
3人は呆然とします。ジェイクが一言「パパ楽しんだんだね」と言います。




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たった一度の行為でこんなにも沢山のものを失うんだとゾッとしますね。
不倫や浮気を罪悪感なく楽しんでいる人はこれを見て一度よく考えてほしいですね。
胸糞ではあるのでしょうが、自分的にはとても良かったです。
予告見て気付いたんですが「グリーンインフェルノ」と同じ監督だったんですね。
この監督の作品は私の好みに合うみたいです。