2017年11月30日木曜日

死後の世界を探す男「WE GO ON死霊の証明」

男性が車を運転しています。
ブレーキを踏みますが反応が無く、どんどん速度が上がっていきます。
事故現場では救急車のサイレンの音がしています。


マイルズはベッドで目が覚めました。
マイルズが一日を終え寝ようと目を閉じると事故をした時の映像がフラッシュバックしました。


朝、マイルズは広告会社に広告を出したいと電話をしました。
内容は「僕に死後の存在を証明した人に3万ドルを進呈する。死靈とかを僕に見せて欲しい。」てす。
いつか世界が終わる時に、それが分かっていれば安心出来るからです。

新聞にその広告が載りました。
それを見た母親がマイルズの部屋に来ました。
マイルズが3歳の時に父親が車の事故で死にました。
マイルズはセラピーを受けたりしていますが車の運転が出来ません。
母親は文句を言いましたが、マイルズがこの方法がいいと言うので一緒に応募者の映像を見ました。

応募してきたのは1067人で493人は懐疑的か不十分です。
241人は宗教的、97人は明らかな偽物、91人はイタズラ、65人は勧誘、26人はありえない、12人はドラッグの勧誘で良さそうなのは3人でした。
学者、霊媒師、起業家です。
学者のエリソン博士は科学的な方法で超自然的な体験が出来ると言います。
霊媒師のジョセフィナは一緒に瞑想すれば死を見せれると言います。
起業家のエメットは30年同じものを追ってきてチベットの山頂で僧にもらった箱の中身を見に来いと言います。

早速明日学者に会う事にしました。
マイルズが騙されないように母親もついて行く事にしました。

エリソンはマイルズに色々質問をしてから、予め決めるように言っていたマイルズが怖い場所へ行きました。
マイルズが通っていた中学校に行き、1時間だけ中に入れてもらいました。
ヘッドホンを付けて外さないように言いました。
エリソンが指示するのが、マイルズのヘッドホンから聞こえます。
マイルズは1人で指示通りに校舎を進んでいきます。
ロッカーで子供の霊を見て走って戻りましたが、母親が子供を見つけて連れてきました。
何も起きなかった時に出てくるようにエリソンが用意していたのです。
母親が運転する車に乗って2人は帰りました。

明日は霊媒師に会いにバスで行くと言いましたが、母親はどうせダメだろうから私が連れて行くと言いました。
電話が通じなかったので書かれていた住所の家に行った2人はジョセフィナに声をかけました。
部屋に招かれどうして他の霊媒師ではなくジョセフィナを選んだか話していましたが、突然ジョセフィナは机を叩き見えない誰かに話しかけ部屋を出ていってしまいました。
戻ってきたジョセフィナに母親は何のドラッグをしているのか聞きました。
懐疑的な人がいると瞑想が上手くいかないと怒ったジョセフィナはマイルズを連れて別の部屋に行きました。
部屋を出て母親がいる部屋にマイルズが戻ると、追ってきたジョセフィナが父親の首に縄の痕が見えると言いました。
しかし、父親は車の事故だと2人はそこを後にしました。


次の日エメットの家に行くと、家の前に特殊効果の仕事をしている知り合いがいたので声をかけました。
今は一般の家庭でも依頼を受けていて、ここの家はチベット風の小箱を頼んだと聞いてそのまま帰りました。


家に帰って落ち込んでいるマイルズを母親が励ましました。
マイルズがまた応募者の動画を見ていると、動画に霊が映っているという電話がありました。
夜中にこっそり母親のカバンから車の鍵を取ってきて、1人で車に乗りその相手の元まで行きました。
朝に指定された場所へ行くと、空港の滑走路で仕事をしているネルソンがいました。
ネルソンに連れて行かれた建物の中にはネルソンの死体があり、マイルズは気を失って倒れてしまいました。
目を覚ましたマイルズはなんとか外に逃げ出しトイレで顔を洗いました。
トイレに来た清掃員に大丈夫かと声をかけられたので、ネルソンが死んでいる事を教えましたがその清掃員は幻でした。

車を運転している時もラジオから変なざわめきが聞こえ、車を乗り捨ててバスで帰る事にしました。
しかし、バスの中でもざわめきは聞こえます。
家に帰り母親に責められましたが、自分に恐ろしい事が起きていると説明しました。
母親は誰かに薬物を使われてそうなったんだと言って病院を勧めました。
バスで母親はこれは血筋だと言いました。
父親も死を恐れていて首吊り自殺していました。
本当のことを言うと同じようになるからマイルズには本当の事を言うなと遺言で母親に言っていたのです。
ジョセフィナは本当の霊媒師だったんだとマイルズは急いでジョセフィナに会いに行きました。
ジョセフィナと話をしてから車で家に帰りました。


待っていた母親がニュースでネルソンの事を言っていた、信じると言いました。
ネルソンの葬式に2人で行きました。
参列していた女性(アリス)に話しかけました。
ネルソンに会いに行った日にネルソンからアリスの話を聞いていたからです。
マイルズには正面にあるネルソンの墓の後ろからネルソンが歩いて近づいてきているのが見えます。
ネルソンはマイルズに取り憑いてしまったのです。
アリスはネルソンが死んで良かったと話します。

帰りの車のかなでこれからどうしたらいいのかと泣く母親に、マイルズは死者と共に行き生者と死者の見分けがつくようになると話します。


マイルズに頼まれた封筒を母親がジョセフィナに渡しに行きました。
それは広告の賞金でした。


空港にいるマイルズの元へアリスが来ました。
アリスは何度かお墓に行き、マイルズを放すように言ったと話します。
アリスはカバンから銃を取り出しマイルズを撃ちました。


ジョセフィナは母親に父親が現れて息子の元へ引き返せと言っていると言って母親の背を押します。


アリスが実は自分が毒を混ぜた薬を注射器3本打って殺したと告白します。
マイルズにネルソンを連れて行ってもらおうと考えたのです。
母親が空港に行くとマイルズが蘇生措置をされていました。


マイルズが別の日に車を運転していると助手席で電話がなりました。
画面には非通知と出ています。



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2017年11月28日火曜日

実際の映像と再現ドラマで真実を探る「REPLAY心霊映像再現ドキュメント」

製作者が入手した「この世のものならざる何か」が写り込んでしまった映像ですが、どれも断片的だし取材をしても撮影者が死亡や失踪しているのが大半で直接詳しい話を聞くことは出来ませんでした。
そこで取材で明らかになった当時の状況をドラマとして再現し現実に撮影された映像と合わせる事で真実を明らかにするアプローチを試みる事にしました。
この映像をご覧いただけば怪異が全く偶然に写り込んだ訳ではない事が分かるはずです。


「ラジオ」
郊外にある今は空き家になっている家。
この家には以前シングルマザーと大学受験をしている息子が住んでいました。
だけど、息子は失踪して母親も行方不明です。
母親は「ラジオが息子を連れ去った」と言っていたそうです。

(再現ドラマ)
母親が台所から出てくると机に息子(たかゆき)がスマホを置きっぱなしにしているのに気づきました。
スマホを持って2階のたかゆきの部屋に行き、声をかけますが中から変な声が聞こえます。
ドアに手をかけようとしていたら中からたかゆきが出てきました。
スマホを奪ってたかゆきはどこかへ行ったので、母親がそっと部屋の中を覗くと机の上にラジオがありました。
このラジオはたかゆきが一ヶ月前にリサイクルショップで買ってきた物です。

夜、飲み物を持ってたかゆきの部屋に行くと、「さっき覗いてたでしょ」とたかゆきに怒られます。
そんな事してないと言っても母親しかいないと言うので、そうねと言ってゴミ箱を持って行こうとします。
中身を見ると御札が数枚捨てられており、たかゆきに聞くとラジオに貼られていたのを捨てたと言います。

夜中にたかゆきの部屋からロックのような音楽が聞こえてきます。
たかゆきは机に突っ伏して寝ていたので、母親が止めますがまたすぐに音楽が流れます。
もう一度止めようと手を伸ばすと、たかゆきに手を握られ驚きます。
早く寝なさいと声をかけて部屋を出ます。


また別の夜、たかゆきの様子が変なので母親がどうしたのかと声をかけます。
何かつぶやきながらフラフラと部屋に戻ったたかゆきを母親が後から追いかけ部屋をノックして名前を呼びます。
中から声と砂嵐のような雑音がしていますがたかゆきは出てこず扉も開けれません。
そんな事が続き母親はたかゆきがいない時を狙って隠しカメラをしかけました。


(実際の映像)
カメラの位置を調節する母親が映りどこかへ行った後、部屋にたかゆきが来て机の前に座ります。
机には例のラジオが置かれていて、ノイズのような音がずっとしています。
たかゆきがカメラに気付いたのかカメラを覗き込んでから、どこかへ立ち去ります。
その時一瞬、たかゆきの後ろに長い黒髪の女性が映ります。
しばらく誰もいない部屋が映ってから急にカメラが倒されます。



たかゆきが買ったリサイクルショップに取材しましたが、あのラジオを誰が売ったのかいつからあるのかは分かりませんでした。
また、あのラジオが店にあった時期に店主は髪の長い女の夢をよく見ていたそうです。
ラジオが売れてからはぱったり見なくなったそうです。





「狂言自殺」
動画サイトで生配信されていた物であまりに衝撃的だったので削除されてしまった物です。
投稿者はたまたまログを取っていて送ってくれました。
画面に映っている男性は新入社員のサラリーマンで、先輩からのいじめを告発する為にこの動画を撮ったと思われます。


(実際の映像)
部屋をウロウロ歩き回る男性の足が映り、カメラの位置が動いて男性の上半身を移します。
カミソリを持った荒い息の男性がカメラに向かって「お前ら人間のクズだ、死んでしまえ」などの文句を言っています。
「全部お前らのせいだ、死んでやる」と繰り返しながら男性はカミソリを自分の首に当てます。
その瞬間ノイズが走り後ろから白い手が男性の肩を掴み後ろに倒します。
またノイズが走り人の顔のようなものが映り、叫び声のような声が聞こえます。



「お見送り」
都内に住む投稿者が遊びに来た地元の友人を見送った時に映した映像です。
後から見ると驚くべきものが映っていたので投稿しました。


(実際の映像)
青い車に運転手の男性が乗っています。
そこへ女性2人が来て助手席と後部座席へ乗ります。
カメラに女性が手を降っています。
後部座席の女性の奥に顔を覆った人がいます。
車が発進して動き出した時その人が一瞬顔を向けました。
そのまま車は走り去ります。


昔撮影場所の近くで交通事故があったそうです。




「鼾」
投稿者は友人の木村を泊める事になりました。
木村のいびきがうるさいので撮影しました。

(再現ドラマ)
コンビニから男性2人と女性1人が出てきました。
木村に電話がかかってきて話した後、別れた女がよりを戻したがっていると笑って話します。
コンビニで買った酒を公園でみんなで飲んでいると、木村が公園で寝ていたホームレスの男性に絡んで蹴りつけたり小便をかけたりしました。
一人になった男性は横になったままいびきをかいていました。
数日後またその公園に来た木村は男性がいた場所に花が供えられているのに気づきました。

また別の日、木村がアパートの部屋にいると別の部屋からいびきが聞こえうるさいので文句を言いに行きました。
その部屋の扉を蹴って文句を言っていると他の住人が来て、この部屋には多分誰もいないと言われます。
3日後、木村が投稿者に「あのホームレスに呪われているんだ」と連絡すると、公園に連れて行かれました。
するとあのホームレスがいて2人で笑いながら一緒に投稿者の部屋に行きました。
トイレに行った木村にまた女から電話が来て、取るといびきが聞こえました。
木村の叫び声がしたので投稿者がトイレに行くと木村はいびきをかいて寝ていました。
木村を部屋に運び撮影しました。


(実際の映像)
寝ている木村を映しながら投稿者は眼鏡を外したりからかっています。
カメラを床に置くと正面に映ったベッドに女の顔のような影が映ります。


木村は翌日原因不明の昏睡状態になりました。
後で分かった事ですが木村に電話していた女性が、木村がホームレスに暴行した日に自殺していたそうです。



「復讐」
これは闇ルートで販売されていた暴力映像集で、あり得ないものが映っているとして一部で話題になっていたものです。

(実際の映像)
部屋を訪ねて来た女性がいます。
扉をあけると鉄パイプで住人の男性に殴りかかってきました。
男性を殺害した女性が撮影しながら部屋を移動して、姿見が映った時に女性の隣に女性によく似た女性の顔が映ります。



「白いワンピースの女」
ある映像作成会社が都内にある喫茶店を取材して、取材後にカメラを切り忘れて撮られた映像です。

(実際の映像)
机に置かれたカメラが窓の外を映しています。
窓の外を人が時々通ります。
窓を覗くように半透明の白いワンピースの女がこちらに近づいてきます。
しかし、横から走ってきた自転車がぶつかりそうになりますが、すり抜けるように通り過ぎ女は消えていました。




「ブランコ」
(実際の映像)
夜の公園で男女が楽しそうに会話をしています。
後ろではブランコが勝手に揺れています。
女性が何か聞こえると言うので、撮影している投稿者が後ろを映します。
もう一度カメラを戻すと男性の足に白い幼児が抱きついています。


この公園に昔別の遊具があり、その遊具で亡くなった幼児がいたそうです。
投稿者の友人の男性は亡くなったそうです。



「積み石」
男女が廃墟で肝試しをしています。


(再現ドラマ)
女性が道を歩いていると「土井さん?」と声をかけられます。
黒川は先月こっちに引っ越してきたそうです。
土井はこっちでも地元のみんなとつるんでると言って、黒川ともLINEを交換しました。

土井が男友達と飲んでいると黒川が来ました。
しかし、子供を預けているからすぐに帰らないと行けないと帰ってしまいます。
健二が後を追い黒川に「子供を堕ろした後にすぐ産んだのか」と問い詰めると健二の子しか産んでないと言います。
立ち会ったのにと腑に落ちないながらも子供を見に行く事にしました。
部屋に入ると黒川は外からドアを締めました。
待っていても黒川は入ってこず、奥の部屋からは子供が走り回る声や音がします。
ドアが開いて黒川が子供のやすひこが隣にいるでしょと言いますが、隣を見ても誰もいません。
人の気配はしても誰もいない部屋から健二は逃げるように帰りました。

数日後、健二の部屋のチャイムが鳴り、外を覗いても誰もいません。
ドアを開けて確認しても誰もいないので、部屋に戻ると黒川から電話がありました。
電話に出ると「あなたが遊びに来てくれないからやすひこがそっちに行くって」と言い、部屋の中を走り回る音がしました。


健二が会社を休んで部屋にこもってるので、友達が心配して様子を見に来ました。
しかし、健二は外に走り去ってしまいました。
公園にいた黒川に健二が「あの子に出て行ってくれるように言って」と頼みます。


黒川の誘いでみんなで廃墟に行く事になりました。


(実際の映像)
懐中電灯で照らしながら廃墟を歩いていきます。
崩された積石を見つけます。
石を手に持ち戻そうとすると、その石に少年のような顔が現れます。



(再現ドラマ)
黒川に促されて健二と2人で積石を積みます。
なんで友人を巻き込んだのかと聞くと、あの友人は当時子供を産んだら終わると言ったからだと言いました。



健二はその後自殺したそうです。
黒川がどうなったかはさだかではありません。




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簡単に感想を言えばイマイチでした。
実際の映像がどれもたいした事無くて、わざわざ再現ドラマするほどか?と思ってしまいます。
モザイクばっかで全然分からないのもあるしw
再現ドラマで時間稼いでるだけに思えますね。

2017年8月24日木曜日

檻に閉じ込めて、救いの手を君に「PET 檻の中の乙女」

アラームの音で男性(セス)が目を覚まし朝の準備をしてバスで出かけます。
会社で着替えて仕事を始めます。
犬が入っている檻を回って餌をあげていきます。
シェパードのレキシーだけは檻の中に入って撫でたり特別かわいがっていました。


帰りのバスの中で高校の同級生ホリーに気付き声をかけます。
ホリーは作家ですが、普段は隠すためにウエイトレスのふりをしています。
バス停に着きホリーは降りて行きました。
帰ってからパソコンでホリーを検索しました。


次の日、出勤してから同僚のネイトに「振り向かしたい女性がいる。」と相談をします。
親しくないのにと言われますが、「自信を持ち笑わせる。」と教えられました。
別の同僚からレキシーの処置を頼まれました。
断るなら解雇して別の人に頼むと言われ、レキシーにリードを付けて連れて来ました。
悲しむセスに「自分で飼え。」と言われますが「ペット禁止だから飼えない。こんな時給じゃ引っ越せない。」と答えます。
レキシーは注射で安楽死させられ、その死体をは焼却炉に運んで焼きました。

家に帰るとまたホリーのSNSを見て、ホリーが何が好きかを調べてメモしていきました。
ホリーを食事に誘う会話の練習もします。
別の日、ホリーが働くファミレスに行きました。
注文を取りに来たホリーにセスは数日前にバスで会った話をしました。
しかし、ホリーはセスの事を覚えていないと言います。
頼んだ料理を食べているとホリーが味はどうかと聞きに来たので、デートに誘いますが恋人がいると断られます。


夜、ホリーがバスを降りて自宅に帰る所をセスは尾行しました。
それに気付いたホリーはクレアに「男が着けてきてる。」と話して窓から外を覗います。
ホリーに電話がかかってきましたが、恋人のエリックは酔っ払っていました。
クレアは独り身は厳しいから恋人と仲を戻すようにと言います。


次の日ホリーが出勤するとホリー宛に大きなバラの花束が届いていました。
エリックからだと思ったホリーはエリックが働いているバーに「こういう事は止めて。」と言います。
見に覚えがないエリックですが、ホリーと仲直りしようと話しかけます。
セスもバーに来てホリーが1人になっている所にバラはどうだったかと話しかけます。
ホリーがエリックに助けを求め、怒ったエリックは「二度と彼女に近づくな。」とセスを殴ります。
セスはホリーの手帳が落ちているのを見つけて持って帰ります。
手帳を読んだセスは目を見開き内容に夢中になります。
家に帰ったホリーも手帳がないのに気付いてクレアに話します。


セスは職場に行って地下にある部屋を調べました。
家に戻るとネットで材料を注文したり作り方を調べたりして、その部屋を改造していきました。


夜にセスはホリーの家へ行き、窓から忍び込みます。
ベッドに入って寝ようとしたホリーにセスは襲いかかり麻痺薬を駐車します。
大きな箱に入れて職場に運びます。
ホリーが目を覚ますと大きな檻の中にいました。
入り口には鎖が巻かれ南京錠がされています。
叫び声をあげますが犬達の鳴き声にかき消されます。


出勤してきたセスが時々様子を見に来ます。
水と食べ物を置いて去ろうとするセスの足をホリーが「置いて行かないで。」と掴みます。
「辛いよな。俺もだ。まずは関係性を築かないと。明日から。」と言い残してセスは帰ります。
一人になったホリーにクレアの幻が「彼に飽きられたら死ぬかも。」と話しかけ、ホリーは「黙れ。」と叫びます。
トイレ用の容器に用をたしていると足元にネズミが寄ってきました。
驚いたホリーはネズミを何度も踏みつけて殺しました。
次の日に来てトイレやネズミの処理をしているセスに「私を犯す?殺す?」と問いかけます。
「君を救えなかったら可能性がある。」とセスは話します。
「君が現れて変わった。この人だけは僕をちゃんと見てくれる。人前でのホリーは偽物。」


別の日、ホリーに手帳を見せ「素晴らしかった。才能がある。」とセスは話します。
「愛とは犠牲。自分の全てを相手に渡すこと。」とセスは言いますがホリーは否定します。
クレアはどうしているかとホリーに聞きます。
家にいる時もホリーはクレアの幻と過ごしていました。
手帳には日記も書かれていました。
昔、親友のクレアと自動車に乗っていた時にエリックがクレアと浮気しているメールを見たと言って、クレアと喧嘩になり交通事故をしました。
クレアはまだかろうじて生きていましたが、ホリーがガラスを目に突き刺して殺したのです。
その後ホリーは何人も殺人をしており、尾行していたセスはそれを目撃していました。
「これは罰でなく救いだ。人を殺さずに済むようにしてやる。」とセスは言い部屋を出ていきました。



また別の日、ホリーは自分で檻に頭を打ち付け血を流します。
「私が自殺したら指紋が残っているから逃げれない。」とセスに自分を自由にしてくれと脅します。
地下を出てぼーっとしていると上司から呼ばれ、セスは「犬舎が汚れて虫もいるのにどこにもいない。次にしたら解雇だ。」と警告を受けます。


ある日見回りをしていたネイトが地下があるのに気付きます。
ホリーがいるのに気付き、ホリーはネイトに檻を壊せる物を頼みます。
ネイトが檻を壊そうとしているとセスがやって来ました。
ホリーだけがネイトの背後にセスが来たのに気づきました。
ホリーがネイトに話しかけて気を引いているうちに、セスは後ろからネイトに殴りかかりました。
ネイトは倒れました。
セスにホリーが話しかけます。「あっちにブロックがある。あなたを失いたくない。」
ブロックでネイトを殺したセスに、ホリーは死体の処分方法を指示します。
バラバラに切り刻み犬の餌にして、残りは焼却炉で燃やしました。
上司にはネイトがいないと電話で報告しました。


地下室の血を掃除するセスにホリーが「私は最初クレアにペットがいたらどうしようと考えた。」と話します。
セスは最初ではなくこれは事故だと否定します。
「君を救いたい。」と言うセスに「救う側は私かもしれない。」とホリーは言います。
檻の中にセスの手を引き入れホリーの体を触らせますが拒絶されます。


地下を出てロッカーに行くと刑事と上司が調べていて、別室に連れて行かれ話を聞かれました。
セスは証言の矛盾を問われました。

地下に行ってホリーに食事をあげてもホリーは食べなくなってしまいました。
何が欲しいか聞くとホリーはセスの指が1本欲しいと言います。
出来ないと部屋を出ようとするセスに「私がペットでしかないならもう来ないで。戻らなくていい。」とホリーが言います。
苦悩の後、セスはホリーの元へ行き「指を切れば僕を信じる?」と聞き指を切断します。
ナイフを床に置き痛がっているセスから素早くナイフを取り、ホリーは自分の喉にナイフを押し当て檻を開けるよう脅します。
セスが檻を開けると「信じる。愛している。」とホリーはキスをして、セスの喉を切りました。
後ろではクレアが部屋のドアを開けて待っています。


ホリーはエリックと同棲していましたが、エリックのスマホに浮気しているメールが届いてるのを見てしまいます。
出かけたホリーは貸倉庫の中に入ります。
そこには檻に入れられたセスがいました。
「エリックが他の女と浮気していて手を出しそうになった。でも止めた。あなたの愛を思い出した。」と語りかけます。
セスは指も数本無く目は白く濁り顔も爛れてまともな言葉を発せませんがホリーは幸せそうに微笑みます。



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セスを信じて愛してるなら、エリックとなんで別れないのかよく分からないです。

視聴者からの挑戦を生放送して順位を競う「NERVE 世界で一番危険なゲーム」

カメラを構えた女性のアイコンの下に「ヴィーナス・デルモニコ」と名前が書かれています。
パスワードを入れてパソコンを立ち上げると、メールが来ていました。
パソコンの前に座っている女性はヴィーナスの文字が入ったネックレスをしています。
メールには「大学合格おめでとう。明日までに入学申し込みを。」と書かれています。

ヴィーナスは辞退すると返事をしようとしましたが、JPからフェイスブックで連絡が来たのでそちらにいいねをしようとしました。
でも、シドニーから映像通話がかかってきて「何してるの?JPの追っかけ以外で。」と言われたので、とっさにニュースサイトを開いて「ニュースを見ていたの。」と誤魔化します。
大学はどうかと話しているとシドニーが突然「ナーヴが始まった。」と言います。
ヴィーナスが何かと聞くとゲームだと言い、勧められるままサイトをクリックすると説明が始まりました。

「制限時間は24時間。覚悟を試すゲーム。観客は視聴料を挑戦者には賞金と名誉を。」


シドニーに登録するように言われますが、ヴィーナスはご飯だからと誤魔化して通話を切ります。
母親にシドニーはまだ1校も決まってないと話しますが、「シドニーは家が裕福だから。ヴィーナスは家から通えばいい。」と言われます。
部屋に戻ってカメラを持って出かけます。
JPがラグビーの試合をしている所を撮影しに来たのです。
シドニーもチアで参加しており、スカートの下に何も穿いておらずみんなに向けてお尻を出しました。
お尻を出すのがナーヴの挑戦だったのです。
友達がシドニーをスマホで撮影していて、画面に挑戦完了の文字が出ます。


別の場所では挑戦者がキャットフードを食べていました。
崖から飛び降りる人や、スケボーに乗って車に捕まって走っている人もいます。


シドニーはファミレスで友達2人とピザを食べながらナーヴの1位は誰か話し合っています。
そこにヴィーナスとトミーも来ました。
シドニーはヴィーナスは臆病者だから挑戦者にはなれないと煽りJPに告白するようけしかけます。
代わりにシドニーがJPにちょっかいをかけ「彼女がいるか友達が知りたがっている」とヴィーナスを指すとJPは好みじゃないと断ります。
それを聞いたヴィーナスは店を出て行ってしまいます。


ヴィーナスは部屋に戻るとナーヴの挑戦者をクリックします。
「挑戦を決めるのは視聴者。視聴者が多い2名が決勝戦に進み優勝を争う。
ルールは3つ。1、自分のスマホで撮影する。2、失格の条件は2つ。失敗か棄権。
3、密告には制裁を。ナーヴは秘密に。健闘を祈る。」


スマホで指紋認証をして早速「ヴィー99」という名前で挑戦します。
トミーに車の運転を頼んでレストランに行きます。
トミーは「シアトルで死者が出たけどサーバーを閉じれない。自分は闇サイトに詳しい。」と話します。

挑戦は「他人と5秒キス。100ドル」です。
トミーが100ドルあげるよと言いますが、ヴィーナスは挑戦を承認します。
店内を歩いて席にいる男性を見て回ります。
本を読んでいる男性に決めて、トミーにスマホを渡して録画を頼みます。
男性(イアン)が読んでいる「灯台」という本について話しかけて、思い切って男性に近付きキスをします。
ヴィーナスがトミーの所へ戻ると「挑戦完了」の文字が出ています。
イアンはどうしているかと振り返るとさっきの席からいなくなっています。
テーブルの上に立って歌いながら移動しているのを女性が撮影しています。
イアンが本を持って座っていたのも、歌ったのもどちらも挑戦だったのです。
イアンが去ろうとしてふとスマホを見て立ち止まりました。
ヴィーナスもスマホを見ると「彼と中心街へ。200ドル」と書かれています。
トミーは遠出を止めヴィーナスも挑戦は1回だけと断ります。
でも、「気が変わったら来て」と言われてヴィーナスは行く事に決めました。


バイクにまたがったイアンからヘルメットを渡されバイクの後ろに乗ります。
スマホで録画しながら出発です。
その頃シドニーは街でオナラを人に聞かせる挑戦をしていました。
友達に視聴者が1番多いのは誰か聞くと「さっきまではあなただったけど」とヴィーナスだと教えられます。


バイクをお店の前に止めてイアンが中に行こうとします。
ヴィーナスも行ってもいいかと聞きますがそんな指示はないと言われ、1人で店の外にいると緑色のドレスの写真がついた「この服を試着」という挑戦が届きます。
急いで店に走っていきます。
ヴィーナスの母親が病院で仕事をしていると、スマホに「ヴィーナスへの入金完了」の連絡が届きヴィーナスは何をしているのかと怪しみます。


店内でヴィーナスは挑戦するドレスの写真を店員に見せてどこにあるか聞きます。
写真を見せた時に母親から電話がかかってきましたが出ないで切りました。
ドレスがある場所に行き急いでドレスを試着します。
制限時間はギリギリでしたがなんとか間に合いました。
鏡を見ていると後ろの試着室からタキシードを着たイアンが出て来て、「そのドレスに合う靴を探せ」という挑戦が来たと笑います。
1人残されていたトミーはナーヴに視聴者として登録してヴィーナスを検索して挑戦を見ます。


ヴィーナスとイアンが靴を選んでいる間に、別の挑戦者が2人が脱いだ服をこっそり持ち出してしまいました。
2人が試着室に戻るとどこを探しても脱いだ服が見つかりません。
困っていると「店を出ろ」という挑戦がきます。
イアンが試着したまま出ようとしますが、ヴィーナスはそれを止めて「店を出ればいいんでしょ?」と言います。
服を脱いで下着姿で出る事にしました。
視聴者がうなぎのぼりに増えていきます。


バイクに戻ると自分の服と一緒に試着した服とレシートもありました。 ヴィーナスが驚いて貰って良いのか聞くと、「視聴者が親のカードで買ったんだ。」とイアンが言います。

シドニーはトミーに電話してイアンが誰か聞きますが知らないと言われます。
側にいた友達にヴィーナスが視聴者トップ10に入ったと聞かされ、「彼女には向いてないゲームだから心配だ。」と話します。


ヴィーナスとイアンは今度はタトゥーの店に来ていました。
カタログを見ていましたが決まらず、イアンが図を書いて渡しました。
タトゥーを彫っている放送をトミーも視聴していました。
トミーは友達に電話してトミーが誰か調べてくれるよう頼みました。
ヴィーナスは背中の右肩に灯台のタトゥーを入れました。


トミーは友達に教えてもらったパスワードを使い、闇サイトアルバでイアンとヴィーナスを検索しました。
すると、イアンが前にもナーヴで挑戦していた動画が出てきました。
鉄塔のような所で今にも落ちそうになってぶらさがっている男性の側にイアンが映っています。
急いでヴィーナスに電話しましたが繋がりません。


イアンに「目隠しで時速96キロ」という挑戦がきて、ヴィーナスに誘導を頼みました。
最初は断っていましたがヴィーナスはする事にしました。
家でパーティーをしていたシドニー達はそれに気付いて驚きます。
目隠ししたイアンがバイクを運転して、後ろに乗っているヴィーナスが誘導します。
加速していきついに挑戦は成功し、バイクを降りた2人はキスしました。
シドニーの家で見ていた視聴者達は大盛り上がりですがシドニーは気に入りません。
1人で部屋に行きナーヴの視聴者に「私が一番がいいでしょ?凄い挑戦をして。」と話しかけます。
そこへマッドが来て一緒にしないかと誘いますがシドニーは断ります。


ヴィーナスの母親がトミーに電話して、共同口座に振込があるのはどうしてかと聞きます。
トミーはヴィーナスがオンラインポーカーを始めてとても上手なんだと説明します。


ヴィーナスにシドニーから電話がかかってきますがヴィーナスは拒否します。
イアンに「彼女変なの。」と言って、弱虫だしいろんな男を泊めてると愚痴を言います。
イアンはシドニーのパーティーに行こうと誘います。
7階くらいの高さの窓から隣の部屋の窓に梯子をかけてその上を渡る挑戦がシドニーに来ました。
梯子の上で四つん這いになっていたシドニーは、なんとかスマホを出して撮影しようとしますが動けません。
どうにか立ち上がって歩き出しますが足を踏み外し、倒れた拍子にスマホを落としてしまい挑戦を棄権します。
他の場所でも挑戦者達が続々と失敗や棄権をして減っていました。
マッドは着々と成功していき1位になっていました。


イアンとヴィーナスがシドニーのパーティーに来てみんなは大喜びです。
トミーもパーティーに来ていました。
シドニーが棄権したのを知り驚いてシドニーの元へ行くと、シドニーはヴィーナスが悪口を言った事を責めてきました。
ヴィーナスがスマホの画面をそっと覗き見ると「シドニーの挑戦を完逐」と届いていました。
ヴィーナスがイアンを連れて行こうとすると、シドニーが「イアンは利用しているだけ。」と絡んできます。
「今後私に会いたい時はお金を払って。」と吐き捨て、ヴィーナスが梯子を渡りだします。
ヴィーナスは挑戦を成功させ1位になりました。
梯子の先にいたトミーがシドニーとヴィーナスを喧嘩させるのがイアンの挑戦だったんだとナーヴを見せて来ます。
それを見て不信感を持ったヴィーナスはイアンを避けますがイアンが追ってきます。
ヴィーナスは警察に話そうとイアンの制止を振り切ってパトカーにいた警察の元へ走りナーヴの事を話します。
周りの人達は密告者だとブーイングをし、ヴィーナスの母親からは口座の貯金が無くなっていると電話がきます。
電話をしながら歩いていたヴィーナスの目の前にマッドが現れ、スマホをかざしながらヴィーナスに拳を振り下ろします。


ヴィーナスが目を覚ますとコンテナの中にいました。
周りの壁には「密告には制裁を」と書かれ、床に置かれたパソコンからは「お前は囚人だ。お前の人生を管理する。助かる方法は決勝で勝つこと。フェリーで島へ行け。」と流れています。
外に出ると港で船が見えました。
隠れているとイアンが来て、「昔3人で挑戦をしたが棄権して警察に訴えたが事故死になった。密告したせいで追われてゲームの囚人になった。ナーヴには挑戦者、視聴者、囚人がいて決勝で勝つまで抜けれない。」と説明しました。
ヴィーナスはシドニーとトミーと合流して協力を求めます。


イアンとヴィーナスは決勝の場所へ向かい、シドニーとトミーはトミーの仲間たちの元へ行きナーヴにハッキングします。
ヴィーナスは途中で警官から銃を盗み、決勝の場所で門番にそれを確認させました。
円形の建物の真ん中でイアンとヴィーナスが指示に従い、武器の銃を見せます。
「先に相手を撃てば勝ち、制限時間は20秒。」時間が減っていきイアンが自分を打つように促します。
しかし、ヴィーナスは地面を撃ちました。
観客席にいたマッドが二人の元へ行き自分がすると言います。
観客に賛成を押せとマッドが煽り、マッドがヴィーナスを撃ちヴィーナスは倒れました。
みんながサインアウトしていきどんどん視聴者は減っていきます。
イアンが悲しんでいるとヴィーナスが目を覚まし、マッドにそうしてと頼んだのはヴィーナスで空砲だと説明しました。
最後の1人がサインアウトしてナーヴは無くなりました。


イアンはヴィーナスに本名はサムだと言い、お互いに宜しくと言い合いました。


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途中までは凄く面白かったです。
設定も良いしイアンとヴィーナスが下着で店出る所なんか青春っぽくて、好きな人とこういうのが出来たら楽しいだろうな私もしたいなって思いました。
決勝がどうのって言い出してから急激につまらなくなった気がします。

2017年7月18日火曜日

少年にあるのは田園の緑と音楽だけ「リリイ・シュシュのすべて」

「彼女が生まれたのは1980年12月8日22時50分。彼女の名前はリリイ・シュシュ。
天才。というより宇宙。エーテルの具現者。」と投稿者フィリオは書き込みをします。
他の人からもリリイ・シュシュを褒め称える書き込みが沢山書かれます。


田んぼの隣の道を自転車で少年が走っています。
少年はヘッドホンで音楽を聞いています。

場面が変わって電車に乗った少年3人が正面の椅子で寝ている老人のカバンを盗みます。
河原でカバンの中身を見ると登記簿などだったのでその場で燃やしました。
レコード店で万引きして他の店に売りに行きました。
雄一はそこにあったリリイ・シュシュの看板を貰って、背中に担いで自転車で帰りました。
途中で自転車から降ろしてペットボトルの飲み物を飲みながら看板を眺めます。

美容室で高速バス乗っ取りのニュースを見ながら、「最近の子は何を考えているか分からない」と話し合っています。
家でさっきの美容師の女性が家族4人で食事をしています。
雄一は食事をしていますが伸一はゲームに夢中です。
父親が「雄一君に伸一か、両方長男だからな。伸一お前伸二になれ。雄一君だって名字が変わるんだから。」と伸一に話しかけます。
伸一はゲーム画面から目を話さずに「嫌だよ」と言います。


雄一はリリイ・シュシュについての掲示板リリフォリアの管理人をしています。
この日は青猫から「こんな掲示板があるのを知らなかった」という書き込みがありました。
雄一は青猫にフィリアというHNで返事を書きました。


母親が伸一にスイカを切って持っていくと、伸一は寝ていました。
ニュースでは高速バス乗っ取りの話がしていて、まだ捕まっていないのかと父親と話します。


リリイ・シュシュの新曲が出てから、掲示板には沢山の感想が書き込まれました。
雄一はレコード店で新曲のCDを万引きしようとしましたが、店員に捕まって先生を呼び出されました。
先生はCDを買い取り雄一と電車で帰りました。
電車の中で一緒にCDを聞きました。


別の日、学校で雄一は恩田先生に声をかけられ連れて行かれました。
部屋に入ると母親が来ていて、母親が妊娠してお腹が大きかったので恩田は学校へ呼び出したことに気を使いました。
万引きしたのを聞かされた母親は雄一を叩き始めました。
恩田が母親をなだめて、その日は母親と帰りのバスに乗りました。
バスを降りてから雄一が乗る自転車の後ろに母親を乗せて帰りました。


夜に雄一は友達5人に廃車置場へ呼び出されました。
その5人には修介もいました。
学校にチクっただろうと言われて友達にリンチされ、持っていたリリイ・シュシュのCDも割られました。
自慰を強要され友達5人のうち3人は帰り、残りの2人に残って最後までするのを見張っているように言いました。
「もういい。見たくないから帰れよ。」と2人は雄一を止めましたが雄一は止めませんでした。

一年前、雄一はまだリリイ・シュシュを知りませんでした。
中学の入学式では星野修介が挨拶をしました。
今が灰色だとするとその時はバラ色でしたとフィリアは書いています。
雄一と修介は剣道部に入りました。
剣道部に入った女子3人は池田先輩が好きなようで大声で応援したり大はしゃぎしていました。
修一が女子達にその事を注意すると「頭がいいのを鼻にかけてんじゃねーよ。答辞呼んだからってスター気取りかよ」と文句を言われました。
隣にいた雄一が修介を慰め、先輩と3人で一緒にラーメン屋に行きました。
小学校で可愛いと思ってた子がこっちに来たら全然で井の中の蛙だった、剣道もそういう所があると話しました。
先輩が奢ってくれたので、先輩がいなくなってから雄一と修介は「良い人だね」と言いました。

修介の家に雄一は遊びに行きました。
修介と母親に泊まっていくように勧められそうする事にしました。
綺麗で優しい母親と広い家、雄一は羨ましがります。
しかし、修介は成績学年トップと言われていますが、実際には7番で「きっと一番の奴に嘘つきと思われてる」と暗い顔をします。
もう寝ようと並べた布団に入ろうとして、壁に貼られたポスターに気付いた雄一はそれが何かを修介に聞きます。
そのポスターがリリイ・シュシュでした。


みんなで野球を見に行きました。
帰りに雨が降ったのでバスから降りて駅までみんなで走りました。
駅でふざけあっていると、修介が友達に押されて女の子にぶつかります。
他の人が「今の子可愛くなかった?」と騒ぎ出すと、修介が1組の久野だと言います。
「久野さーん」と呼んでみたりからかって喜んでいると、駅にいた他の中学の男子集団が修介に気付いて騒ぎ始めます。 修介に缶をぶつけたり文句を言ったりするのにキレた同級生が啖呵を切ります。
帰りに他の友達と雄一は修介がいじめられてたのかなと話し合います。
修介の家に泊まりに行った時に母親が美味しいものを沢山食べさせてくれたのもいじめ対策じゃないかと友達は話します。


剣道部の先輩が卒業する日になりました。
練習がきつくなり「辞めようか、こんなの毎日やってられないっしょ」と呟きます。
帰りのコンビニで雑誌で沖縄の海を見て、みんなでお金を出し合いますが行けそうにありません。
駐車場で金持ちそうな男がポルシェに乗ろうとしているのを見て、「お前いけよ」と言い合っていたら他の学生達が来てその男に絡みだしました。
財布をカツアゲして蹴り倒し、ズボンの後ろのポケットに入っている封筒を取ると札束が入っていました。
みんなが修介がいないのに気付いて探していると、修介が学生の手から札束が入った封筒を奪って走り去って行きました。
学生達に追いかけられますがなんとか逃げ切ってみんなで夏休みに沖縄に行きました。

西表島で花火をしたり海で泳いだりしました。
海で修介が溺れて地元の女の子が人工呼吸してくれました。
車で移動中に事故現場に通りかかり、みんなで手助けします。
ボートに乗っていた時に修介は残りのお金を海に投げ捨てました。


「1999年夏、ノストラダムスの予言ははずれたけど、もし地球が滅亡していたら
夏休みのまま人生が終わっていたらそのほうが幸せだったかも」とフィリアは書き込みます。
「9月1日新学期あの日を堺に世界は灰色になった」


同級生の犬伏は茶髪で髪が長めで沢山ヘアアクセサリーを付けています。
他の生徒に髪を黒く染めろと絡んでいたので、修介が「お前が言えるのかよ」と注意します。
犬伏は馬鹿にした笑いをして、他の生徒にプロレスの技をかけようと机の上に立ちます。
それを修介は後ろから机を蹴り飛ばしました。
教室の女子達が叫び声をあげ、誰かが「あいつ刃物を持ってるぞ」と叫びます。
修介は無表情で倒れている犬伏に近付き手にしたカッターナイフで髪を切ります。
髪をまばらに切られた犬伏は水が張った田んぼを全裸で泳がされました。

廃車置場の車の中で仲間とタバコを吸っている修介に、雄一が「先輩が辞めるなら退部届出せって」と伝えて帰っていきます。
別の日、学校にこなくなった犬伏について教室でみんなは先生に意見を求められています。
修介は前の席の同級生と紙にこそこそ何かを書いて、隣の席にその紙を渡しました。
先生が紙を奪い取ると先生の似顔絵がバツで消され、処刑と書かれていました。


2000年14歳。灰色の時代。
雄一は友達2人と駅から同級生の女の子津田を尾行しています。
津田は電話で男性と話をしています。
「修介が津田のエッチな所をビデオに撮ったからもうあいつ逃げれない。」と友達は話します。
男性と会った後に津田はそのお金を渡しに来ました。
修介にそうしろと言われているからと一部を返すと津田は去って行きました。
津田を送っていけと言われた雄一は津田を着けていきます。
「あんたたかられてんだって?あげるよ。」津田がさっきのお金を雄一に投げ捨て蹴ってきます。
津田は落ちているお金を踏みつけ、川の中に入って泣きました。
ずぶ濡れの津田が家に帰っていくのを見届けると雄一も帰って行きました。

「僕にとってリリイだけがリアル。エーテルだけが生きている証。だけど最近エーテルが切れてきた。」
フィリアは青猫に何か話して欲しいと語りかけます。




校内合唱コンクールの練習をしています。
ピアノを弾いていた井沢が「久野さんに頼んで下さい。」と言うので、指揮者が久野に頼んでピアノを変わってもらおうとします。
しかし、神崎と数人の女子達は久野が弾くのが不満なようで文句を言います。
あげくに帰ると言って教室を出ていってしまいました。
他のみんなも騒ぎ出した所に先生が来たので「これはいじめだ」と相談します。
久野が「ピアノなしバージョンを作ってみた。」と楽譜を持ってきます。
次の日、神崎達にバージョンを変えてアカペラになったからと頼みに行きます。
本番の日、久野が俯いてピアノの横にただ立っているのを見て神崎はニヤニヤします。
雄一は横目で久野を見ます。

帰り道、雄一が歩いていると自転車に乗った佐々木に声をかけられました。
後ろに乗って帰りながらお互いに誰が好きかを話し合いました。
雄一は久野、佐々木は津田が好きです。
雄一は夜に津田に電話して、佐々木が話があると言いました。
津田は「佐々木は客なのか?最近男がみんな客に見えてきた。」言います。
電話を切った後、雄一に別の電話がありました。

翌日、雄一は久野を倉庫に連れていきました。
立ち尽くす雄一に後ろから来た神崎が「私って悪い女?」と声をかけます。
工場の中で修介達が久野を追い回し押さえつけます。
神崎は「ここってもともと星野の工場だったんだよ。会社倒産、一家離散そりゃ荒れるわ。」と話します。
久野が襲われて「怖いよ、痛いよ。」と叫びます。
神崎はそれを窓から覗き見て、雄一は1人で泣きます。

津田がホテルから走って出てきました。
雄一に「おやじが寝てたからお金を取ってきた。」と言います。
2人で豪華な食事をしながら、佐々木の話はどうだったか聞きます。
釣り合わないから断ったと聞いて雄一は驚きます。
「佐々木なら守ってくれる、逃げれるチャンスだったのに。」と雄一が言うと、「じゃああんたが守ってよ。」と津田が言います。
黙る雄一に久野が好きなんでしょと言います。
財布を盗んだ男性がやって来たので財布を返すとお金を握らされます。
帰ろうとする男性に津田は伝票を渡し、「すみません。」と小さく呟きます。

電車で2人でリリイ・シュシュのCDを聞きます。
降りてから津田に「一番新しいCD聞きたい、貸してよ。」と言われCDを渡しますが一番新しいのではありません。
津田は別れ際に「きっと大丈夫だよ、久野さん強い人だから。」と言います。


次の日、遅れて教室に入ってきた久野を見てみんなは驚きました。
ざんばらに刈られた坊主頭だったからです。

「死にたい。誰か連れ出して」フィリオは書き込みます。
「私もきっとあなたと同じ痛みの中にいるから」と青猫は書き込みます。


神崎達は星野をしめた方がいいと相談します。
津田は飛び降り自殺をします。
雄一は教室で嘔吐して保健室に運ばれました。
保健室のベッドに横になり先生に「音がする」と話します。
上着のポケットを先生に見てくれるように言い、先生がポケットから割れたCDを見つけると修介に割られたと話しました。


12月リリイ・シュシュのライブが行われました。
雄一が会場で列に並んでいると、後ろで男性が自分が好きな曲について熱心に語りかけていました。
列に並んでいる修介を見つけ雄一は目を反らしましたが、雄一を見つけた修介が側まで来ました。
熱心に話していた男性は腹を立てた他の客に絡まれて退場させられました。
修介は自分の席と雄一の席を比べて、雄一の席の方が良い席だったので無理やり交換しました。
修介は雄一にコーラを買いに行かせようとして、思い出して青い林檎を雄一の手に持たせました。
誰かに声をかけられたらその林檎を渡すように言いました。
その林檎にはメールアドレスが書かれていました。

「リリイのライブで会いましょう。目印は青林檎」と青猫は書いていました。
コーラを買って修介を見つけ手をあげると、修介は雄一に見えるようにチケットを掲げてました。
そして、チケットを丸めて投げ捨てどこかへ行ってしまいました。

雄一は会場の外で画面に映ったリリイを見つめます。
ライブが終わって客が会場から出てきます。
雄一を見つけた修介が「誰も声かけてこなかった?」と言って青林檎を奪って立ち去ります。
突然雄一は大声で叫び「リリイがいるぞ!」と言いました。
みんなその声に反応してそっちに行く中、雄一は修介の後ろに行きました。
修介が雄一を振り返るも倒れ、周りの人が大騒ぎする中雄一は立ち去りました。
雄一の手には血に染まったナイフが刺さった青い林檎がありました。


よく晴れた日、雄一はピアノを弾きました。
母親に髪を目立たない色に染めてもらいました。

2001年。15歳。
久野はまだ帽子を被っていて、ピアノを弾いていました。
音楽室でみんなが演奏しているのを外で聞いていた雄一は、みんなが出てきてから中に入りました。

掲示板では「あの日少年が死んだが犯人はまだ捕まっていない」と話をされています。
雄一はもう書き込まなくなっていました。


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内容は暗くて重いかもしれませんが、映像が綺麗でとても良かったです。
せっかく同じ音楽が好きだったのに分かり合えずにみんなが苦しむようになるのは悲しいですね。
沖縄に行った所は何か伏線になるのかと思ったけど、大して関わりなかったのでそれならなんであんなに長いのかってなりますね…。

2017年7月17日月曜日

「戦慄の果てに女は嗤う」

・第一夜 ブラックルーム

男2人と女2人が公園を歩いています。
4人は小倉家に向かっています。
そこは両親に虐待された娘の静江が一家を惨殺した場所です。
通報を受けた警察が家へ行った時、静江は地下室で両親の首を両手に持って首を吊っていました。

女2人に家に行って静江の私物を取って来てどっちが凄い物を取ってきたかで勝敗を決めようと言います。
勝った方が隆先輩の彼氏になれると言うので、隆先輩が好きな2人はその勝負をする事にしました。
家に入った2人は一階と二階で別行動をします。

懐中電灯で照らしながら一階を進んで行きます。
しょうじに影が映ったり血で汚れたぬいぐるみを誰かの手が持っていったりしますが女は気付きません。
入った部屋の机の上に血で汚れたぬいぐるみが置いてあり、それを見た女は「もう嫌だ」と叫んで逃げ出します。
後ろでは知らない女がふすまの隙間から女を見ています。

二階に行った女(ますみ)は窓でタバコを吸いながら、下にいる男2人に手を降っています。
女の後ろを人影が通り隆が声をあげます。

その頃一階の女はバスルームにいました。
後ろから肩を捕まれ振り返ると二階に行っていたますみがいました。
浴槽に何かあったので拾い上げると血にまみれた包丁でした。
「これはレアアイテムだね」とほくそ笑むますみの腕を誰かの手が掴み2人は叫びました。

煙が立ち込める中を女が歩いていると椅子に座っているますみに気づきました。
近寄って名前を呼びますが、よく見るとますみは血まみれです。
ますみの足元にさっきの包丁が落ちているのに気付き叫びます。
浴槽にいるますみを女が包丁で滅多刺しにしながら「誰にも渡さない」と呟き続けている女の映像になり女が思い出します。
ますみが目を覚まし「あんたが殺したんだ」と女の首を締めます。
場面が変わり女が部屋に1人になり「これで隆先輩は私だけのもの」と狂ったように笑っています。

散らかった部屋に懐中電灯を持った隆が入ってきます。
バスルームを開けると2人が浴槽で死んでいました。
もう1人の男が様子を見に来たので隆が慌てて「もう帰ろう」と家を出ようとします。
2人で出ようとすると隆の後ろから女二人が抱きついて来て、隆を家に引きずり込み玄関のドアが締まります。
男が振り返ってドアを開けようとしますが開かず走り去って行きます。




・第二夜 街頭アンケート
夜の街で男が1人で立っています。
恋人のあかりの誕生日を祝うために待ち合わせをしています。
スマホが鳴り見るとあかりからでしたが、電車が遅れているという内容でため息をつきます。
ふと目線を上げるとシャッターが降りている店の前にメイドの様な格好をした女の子がいて、「アンケートにご協力ください」と道行く人達に声をかけています。
男は音楽を聞きながら小説を読み始めます。
あかりからの連絡は無くさっきの少女にふと同情がわいてアンケートに答える事にしました。

少女に声をかけると「やっと見つけてくれた」と意味深な事を言います。
質問が始まり話をするうちに価値観が似ている事が分かり、もっと話したくなった男は少女に店に入って話せないかと聞きます。
戸惑う少女がまた質問を始めました。
「恋人はいますか?」と聞かれいると答えると、「恋人を裏切った事はありますか?その時恋人はどんな言葉を言いましたか?」など少女が早口で詰め寄ってきました。
男は少女をなだめ、少女に声をかけた事を後悔し始めます。
アンケートはあとどのくらいで終わるか聞くと次の質問で最後だと言います。
「今死ぬとしたらどんな死に方がいいですか?」

男が困っていると「早く答えなさいよ!恋人が待ってるんでしょ!」とまた少女が詰め寄ってきます。
「溺死がいい、そしたら一瞬で死ねるだろ」と答えて男は立ち去ります。

やっとあかりが来たので男がそっちへ歩いていたらさっきの少女が抱きついてきました。
しかし、あかりからは少女は見えません。
少女が「道連れ決定」と言って笑います。
車が来ても動けず男は轢かれて倒れます。

近くの電柱に貼られていた紙にはさっきの少女の顔写真と轢き逃げの目撃情報募集の文字が書かれています。


・第三夜 わたしのいない世界
図書館で働いている女(いずみ)がパソコンで蔵書リストを書いています。
沢山の本を外に置いてある衣装ケースの中に持っていきます。
中に戻ると同僚(たまき)がパソコンをしていました。
たまきは客の子供に声をかけられそっちへ行ったので、いずみがパソコンに戻ります。
上司が来ていずみに「表情が暗い。もっとたまきちゃんみたいに明るくなれないのかな」とブツブツ言われます。

新人の亮介が入ってきました。
たまきは亮介が気に入ったようで「楽しくなりそうね」といずみに小声で話します。
歓迎会でみんなで飲みに行き、いずみは会計を頼まれました。
会計に行った時に亮介が来て「僕はちゃんと見てますから」と褒められます。

酔ったたまきをいずみが連れて戻りました。
たまきのスマホが鳴っているので声をかけても意識が戻らないので、いずみはそっとたまきのカバンを開けてスマホの画面を見ると亮介からでした。
いずみが電話に出ると亮介はたまきだと思っていずみの文句を言ってきました。
いずみはたまきに鈍器を振りかざします。

翌日たまきは綺麗に着飾って出勤します。
いずみの事を聞かれますがとぼけます。
帰りに亮介に声をかけられますが断ります。
別の日上司がパソコンをしてたので声をかけるとドギマギされます。
夕方に亮介が店にいるたまきに声をかけるとビンタされます。
たまきは笑いながら鏡を見ています。
鏡にはいずみの顔が映っています。



・第四夜 美しい隣人
娘(まなみ)が父が出張に行くのを見送っています。
まなみが家に戻って母の遺影に手を合わせます。

外を歩いていると隣に引っ越してきたという女(涼子)に話しかけられます。
両親の事を聞かれたので説明して別れました。

別の日、まなみが友達と肉まんを食べていると涼子に話しかけられました。
友達に誰なのか聞かれたので説明すると友達は「綺麗な人だね」と言いました。

家のチャイムが鳴って出ると涼子がおかずのおすそ分けを持ってきてくれていました。
また別の日、まなみが父に電話しましたが繋がりませんでした。
涼子が家に来たので涼子にホテルとかにも電話して聞いてもらいましたが見つかりません。
まなみが心配していたので涼子が泊まる事にしました。

仏壇の前で涼子が遺影を手にとって見ています。
母の写真に指を這わせ、指でガラスを割ろうとするような動きをしていましたが遺影を落としました。
まなみの部屋にやって来た涼子はベッドに横たわっているまなみに馬乗りになります。
まなみの母は自分から父をとって死んだという話をしながら、まなみにゆっくり包丁を突き刺します。



・第五夜 理想の姑
女が家で豆腐の味噌汁を作っています。
味見をしていると妊娠中の嫁(ゆき)が自分がすると慌ててやって来ますが断れれます。
夫にその話をして3人で朝食を食べます。

公園で嫁がブランコをしている親子を見て、ゆきは昔のことを思い出します。
夫から「俺とおふくろ血が繋がっていないんだ。5歳の時に両親を亡くしていて養護施設にいて、おふくろも子供を亡くしていて俺を養子にしてくれた。」と告白されゆきは受け入れました。
夫にプロポーズされてゆきは「はい」と返事をしました。

ゆきが部屋で本を読んでいると姑が来て、体調が悪いならこの漢方を飲んでみてと小瓶を渡されます。
早速飲み物に混ぜて飲みました。
二ヶ月後、ゆきのお腹がエイリアンのように動き夫とゆきが怖がっていると、化粧をした姑がやって来ました。
ゆきから産まれた子供は姑に抱きついて「ママ」と言い、姑は子供を抱きしめて笑っています。
姑は亡くなった子供の骨を削って粉にして小瓶に入れていたのです。



・第六夜 国道299の少女
居酒屋に貼られていたバイト募集の張り紙を見て女は店に入りました。
店員に話しかけますが断られます。
出ていこうとすると客の男に手を捕まれ「仕事が欲しいか?」と聞かれます。

室内に移ってから女が前金でと言うと男は何枚もの札を渡しました。
女が服を脱ごうとすると男はそれを止めます。
「車をある場所まで運転して欲しい、そこに着いたら車を燃やして欲しい。
理由は聞かないで欲しい。それだけで大金が手に入る。」
女は男の話に乗ることにしました。

車を停めて自動販売機で飲み物を買って休憩している時に男に言われた事を思い出しました。
「1つだけ約束して欲しい。トランクルームは決して開けるな。解き放たれてしまうから。」

また運転をしていると歩道に女が立っているのに気づきました。
心配して話しかけますが会話になりません。
その女を車に乗せてラジオを聞きながら走っているとラジオの音が乱れます。
気を取られていると事故をしそうになり慌ててブレーキを踏みます。
後ろを見ると女はいなくなっていました。
車を走らせていると何回も歩道に女が立っているのを見ます。

車を停めて外に出るとトランクルームが少し開いているのに気付きます。
開けると中には知らない女が入っていました。
驚いていると後ろから男に頭を殴られ倒れます。

男は先生をしていて生徒の女と付き合っていたけど、女が妊娠したと言うので殴り殺したのです。
女が立ち上がり男に「許さない」と言って笑います。
男が殴って女が倒れ、今度は運転していた女が男を殴り男が倒れます。
「これでずーっと一緒だね」と生徒の女が呟きます。

街頭アンケートの男が倒れて女が泣いてる所に女が肩を叩いて「戦慄の果てに女は嗤うの」と言って立ち去ります。
残された女が嗤います。




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どれも話が弱くてイマイチだった。
タイトルがいいから期待はずれになって残念。

2017年5月28日日曜日

人肉で料理するよ全員集合「デッドクック」

血まみれの女性が建物の中を走っています。
物陰に隠れて伺っていると、黄色のレインコートを着てお面を被ったナタを持った人が別の方向へ歩いていきました。
後ずさっていると何かにぶつかって、振り返るとさっきの人でした。



ハンバーグを盛り付けている女性(ふみか)に場面が変わります。
後ろには別の女性(えりこ)がスマホをいじっています。
ふみかがハンバーグの写真をネットに上げて喜んでいます。
えりこは先に帰ってしまい、ふみかは静から届いている試食会への招待状に気付きました。

別の日、ふみかがスマホを見ながら道を歩いています。
音がした方に近づくと何かの骨が落ちています。
気を取られていると後ろから黄色のレインコートを着た人に襲われます。

体を揺すられて目を覚ますと、どこかの室内で周りには4人の知らない人達がいます。
声をかけてきた男性は林と名乗り、みんな料理人だと説明されます。
近くにいた女性を見て「美食家の菊池さんですよね」とふみかが声をかけます。
料理学校の生徒だとふみかが自己紹介すると、「あなたの料理ってまずそう。とても食べられない」と言われます。
落ち込むふみかに林が声をかけていると、イライラしている菊池に男性が怒鳴りました。
林は「ネイチャー山田って知ってるかな。グルメハンターの。」と男性について説明します。
菊池と山田が険悪なムードになり、隅で見ていた工藤が注意しました。
「こんな所に閉じ込めるなんて」と言うのを聞き、ふみかはこの部屋に閉じ込められてスマホの電波も届かないのに気づきました。

2階の窓から静が中に向かって話しかけます。
「みんなで殺し合ってもらい、残った1人だけが試食出来ます。
ごく微量のガスが流れていて即効性はないがいずれ死にいたります。」
静は薬を飲んで見せてから去っていき、みんなは静が本気だと悟ります。
菊池が部屋を調べて出口を探して脱出しようと言うので、みんなで部屋を調べます。
何も見つからず山田が苛立ちます。

ふみかから鼻血が出ているのを見て林が「毒が効きてるんだ」と恐れます。
山田は「協力しようなんて悠長な事いったのは誰だ。時間の無駄だった」と菊池に怒ります。
菊池は「山田が過去に精肉工場をしていた。人殺しの肉屋がTVにのうのうと出ているのを聞いたことがある。
奥さんが粉骨機に落ちて閉鎖された。多額の保険金がかかっていた。そのお金でグルメハンターをしていたんでしょ。」と話します。
山田が止めろと殴りかかろうとしたのを止めに入った工藤を殴ってしまい、菊池は「人殺しは殺す気がなくても殺してしまうのね。」と笑います。
「違う」と叫びながら山田が菊池の首を絞めて殺してしまいます。

林が逃げてふみか1人になり、「お前は信じてくれるよな。」と近づいてくる山田からふみかが逃げます。
物陰にいた林は有刺鉄線が落ちているのを見つけました。
徐々に山田が近づいてきたので、それを持って山田に襲いかかり首を締めました。
抵抗されたので林は逃げ出しました。


倒れていた工藤が目を覚ましました。
菊池が死んでいるのを見て物陰に隠れると、黄色いレインコートを着た静がやって来ました。
菊池の死体を運んでいきます。


ふみかはダンボールの山を漁っていました。
中から出てきた棒が床に落ちて、声を出してしまい慌てて隠れます。
ナタを持った山田がダンボールを突き刺しながらふみかを探します。


ロッカールームのような場所に隠れていた工藤の所に林が来て「あいつはおかしい、あいつに殺される。」とわめきます。
工藤が「あいつって誰だ。落ち着け。」と言っていたら山田が追ってきたので、林は工藤を突き飛ばして逃げます。

ふみかの元に山田が近づいて来ましたが、横から消化器を持った林が飛び出してきて山田を殴りました。
バラバラ死体の上にふみかを押し倒した林は、抵抗するふみかを叩いて無理やり襲おうとします。
林に蹴りを入れてふみかは逃げ出します。
山田が生きてるのを見て困っていると、工藤がやってきました。
「俺は料理人じゃない。ある事件を追って潜入した記者だ。生きていれば君と同じ年くらいの妹がいた。」と告白を始めます。
妹はパティシエを目指していましたが、ある日静からのメールを残して行方不明になりました。
力を貸して欲しいと言われたふみかは、妹を見つけて一緒に脱出しようと言います。

その頃静は死体を解体して料理の準備をしていました。


ふみかがまず山田の前に出て気を引き、工藤が後ろからとどめを刺す作戦を立てました。
山田にふみかが声をかけて引きつけます。
後ろから来た工藤が山田を刺し、もみ合う山田の首をふみかがナタで切断しました。
林が声をかけてきたが信用できないと2人の意見が一致しました。


扉を見つけた2人は体当たりをします。
工藤の妹のネックレスがあるのを見つけます。
なんとか扉を開けると家の外に出ました。
ふみかを先に行かせて工藤だけで静を見つけようとしましたが、後ろから静と息子が声をかけてきました。
「息子が普通の食べ物が食べれないから。犬や猫など沢山試したけど人間が一番。
あなたの妹もそうだ。とても喜んで食べてくれた。」と語ります。

「最後の1人になるまで殺し合って。」と言う静の言葉を聞いて、工藤が息子に襲いかかります。
ふみかが側に行くと息子はふみかをじっと見つめました。
「いけない、汚らわしい。」と静は息子を連れて離れます。
工藤がふみかに襲いかかって来たので、ふみかは逃げますが追い詰められます。
持っていたペンを構えていると工藤の首に刺さってしまいました。
「静の本性を世間に知らせてくれ。どんな手を使ってもここを脱出してくれ。」と言い残して工藤は亡くなります。


静が出てきた「最初から全員殺す予定だった。私だけでは絞めきれないからこうした。やっぱり可愛い坊やには新鮮な物を食べさせたいじゃない。」と話します。
後ろから来た息子を見て静は「気が変わった」と言います。


ふみかに工藤を解体させて調理させる事にしたのです。
出来た料理を息子の元へ運びます。
ふみかが静の胸を刺します。
静が目を覚ますと息子が静の下半身を貪り食べていました。
ふみかはそれを見て笑い狂っています。


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主人公がおっぱい大きくて可愛い以外に良いところないです。
殺し合いと言いながら対して戦わないし、人を料理するのも食べるのも描写が半端です。

2017年5月27日土曜日

お金にまつわる短編「ぞくり。怪談夜話 禁欲の呪い・八話」

・ポーカー

部屋で男2人(A、B)がトランプでポーカーをしています。
テーブルの端にはお金が置かれています。
勝負が決まってノートを取り、通算一万円突破と言いながらBがメモします。
「休憩休憩、腹減ったから飯食おう」とAが言います。

Aが「大学あまり来てないのか」と聞くと、Bは「彼女のちえこは大学に来てるか」と聞きます。
そういえば来てないなとAが答えると、Bは大喧嘩したと言います。
Aがトイレに行くから戻ったら後半戦なと言ってトイレに行きます。
トイレで鏡を見て顔を叩いて気合を入れます。
ガラスを引っ掻いたような音がして驚いてそっちを見て、正面の鏡に視線を戻すと鏡に殺されると血で文字が書かれています。
トイレを出ようとすると顔が黒い女が立っていて、「ちえこ?」と声をかけましたが殺されると言って首をしめてきました。
意識を取り戻すと部屋にいて、Bに「あんな所で寝るな」と言われます。
夢だったのかと考え直しまたトランプで賭けをします。
負けが続いてBが不機嫌になり、次は最後だから10倍と一方的に言ってきます。
ちえこみたいにタラタラすんなと言うのを聞いて、Aが不審に思い問い詰めます。
「賭けポーカーが好きと言ったらしてみたいと言うからしてやったら、イカサマして買って5万のバッグを買えと言われた。」
本当にイカサマなのか聞いても「俺が素人に負ける訳ない」とBが怒っています。
Aは勝っていましたがカードを開くのを止めて、カードを伏せて机に置いて負けだと宣言して勝負を止めました。
お金を払って冷蔵庫に酒を取りに行きます。
お金を数えていたBを後ろからAが紐で首を締めます。
「ちえこのお金は俺が貰った。お前もちえこみたいに化けて出てくるか?」と笑います。
Bが机に突っ伏してAはお金を拾い「殺して取った方が早い」と言います。



・罰当たり

自動販売機の前に男性が立っています。
財布からお金を出して自動販売機に入れますが十円足りません。
周りを見ると足元に小さい祠(?)があり、小銭が数枚供えられています。
そこから十円を取って自動販売機に入れてミルクティーを買い早速飲みます。
お釣りが返ってくる所から小銭が落ちた音がして、振り返ると先程の十円が出てきて道に落ちて転がっていきます。
男性が拾おうとした所に車が来ました。
倒れた男性の手と流れる血の横にはさっきの十円があります。



・金魚

アパートについたと女性が男性(瑛太)に電話をして部屋に荷物を置きます。
水槽に金魚を入れてまた瑛太に電話をします。
「家具もついてるしいいよ、このバイト。」
前の住人が自殺した部屋だと次の人に告知しなくてはいけないけれど、その次の住人には言わなくていいのでそうする為にこの女性が部屋に一ヶ月くらい住むのです。
家賃がかからないし一日一万円も貰えると喜んでいます。

夜になりました。
水槽に移し忘れていた金魚を合流させて眺めます。
瑛太から電話があって今日来れないと言われます。
部屋にある植木鉢などに隠しカメラがあって、別の部屋にいた男性2人(A、B)がモニターで電話をしている女性を見ています。
AがBに会員制の裏サイトで月2万円で、オプションがあると説明しています。
「急にピンポンダッシュ」と書くと実際に女性の部屋にピンポンダッシュされました。
オプションは女性にバレないような事なら、ある程度は運営がしてくれるそうです。
「他の会員がまた仕掛けたぞw」とAが面白がっています。

女性の部屋の電気が消えました。
ブレーカーを見に行きましたが落ちていません。
後ろに誰かがいるのに気付き、逃げた女性が水槽に頭をぶつけてしまい倒れました。
それを見ていたAとBは笑い転げていましたが、女性が頭から血を流しているのに気付いてAが運営に電話をします。
電話は繋がらずモニターには女性の側に男性が立っているのが映っています。
モニターの男性が消えていつの間にか後ろにいた男性にAが紐で首を締められます。
怯えて叫ぶBに男性が抱きついてきます。
モニターには砂嵐が映り、「ご利用ありがとうございました」の文字が出ています。



・一斗缶

女性が土手をジョギングしています。
イヤホンからはラジオが流れています。
「都市伝説には後日談があって、体の部位がバラバラにされて一斗缶に入れられて捨てられていた。右腕だけが見つからなかった。右腕を見つける為に被害者の幽霊が一斗缶の中を覗いて回っている。」
馬鹿馬鹿しいとラジオを聞くのを止め、ふと見ると橋の下に一斗缶があります。
恐る恐る一斗缶を開けますが何も入っていません。
苦笑いしていると橋から水滴が垂れてきて、気にしていると一斗缶が風で転がってきてそっちにも気をとられます。
後ろに白い人間が立っていて、女性の首に手をかけ「腕を返せ」と言います。



・アフィリエイト

女性二人が山の中にあるベンチでお弁当を食べようとしています。
急にハイキングに行こうなんてどうしたのかと聞くと、優子はブログのアフェリエイトが上手くいっているからだと答えます。 休憩を止めて歩きながら友人(純)が優子にブログの内容は何なのか聞きます。
優子に引かないでねと言ってから、死体だと話し始めます。
「少し前に叔母が死んで死体をブログに載せたらアクセスが凄かった、今日も自殺の名所のこの山で首吊り自殺の予告があったが流石に1人では怖くて誘った。」
それを聞いて純は怒って帰ってしまいます。

優子は1人で山の中を歩き、首吊りする場所の目印を見つけました。
カメラを構えて撮ろうとすると、その目印の横に叔母が立っているのが見えました。
叔母は何かをずっと言っています。
怖くなって謝るとスマホが鳴り、画面を見ると純からでした。
電話に出ると叔母の声がして、スマホを離すと画面には由紀おばさんと書かれています。
どうも「逃げろ」と言っているみたいです。
また目印の横に目をやると叔母はすーっと消えていきました。

気を失っていた優子は誰かに抱き起こされて目を覚ましました。
変な夢を見ていたと言うと、その誰かが夢じゃないですよと言って拳銃を取り出し優子の頭を撃ちました。
「自殺予告者って男性じゃなかったっけ?まあいいか。銃で殺す映像って高く売れるんだよな。」と言いながら立ち去って行きました。



・取り立て

アパートのお部屋で男性が机の前に座って電話をしています。
チャイムが鳴ったので、覗き穴から見ると白い服を着た女が立っています。
女はキリ?を持っていて覗き穴に突き刺します。
ドアを伝って大量の血が流れていきます。


・呪いの森

夜中に森の中で女性が男性と話しています。
女性はアフィリエイトで優子を殺した女性です。
「自殺者がいるのかね?」「いようがいまいが一日分の金は貰うぞ」
男性が出来たら時間をかけて欲しいと言うので、ナイフで殺すかと女性が聞きます。
銃が良いと言われ「銃で時間をかけるも何もない」と女性が反論します。
男性は「足を打つとかあるだろ」と言います。
自殺しようとする人間を殺して、その動画を売っているようです。
動画の時間が長ければ分割して売ったり出来るので長い動画が欲しいみたいです。

首を吊るのにちょうどいい木がある場所に向かいます。
誰かいると急いで追いましたが逃げられました。
テントを出して待機します。

いつ自殺者が来るか分からないからカメラは回しっぱなしです。
男性が地元の暴力団に金さえ払えば誰でも殺してくれると紹介されたのがこの女性です。
今まで何人殺したのか聞きますが無視します。
「知ってるんだぞ、最初に父親を殺してから殺しを始めたんだろ。俺の女になって一緒に…」と女性にちょっかい出そうとしてナイフを突きつけられます。
外で音がしたので確認すると人がいたので、女性が銃を持って外に出ます。
男性もカメラを持って追うと、白い服の男性が女性に手をかざしています。
男性が銃を撃って追い払い、呆然としゃがみこんでいる女性をテントに連れ込みます。
横になっている女性に襲いかかり、気がついた女性に抵抗されます。
銃で男性を撃って、女性は帰り支度をします。
モニターからノイズがして、女性が父親を刺殺している映像が流れます。 後ろに人の気配がした女性は振り向くと「お父さん」と呟きました。

翌朝、警察がテントの前で「心中ですかね、なんでこの場所でばっか死ぬのかね。めんどくせーな」と電話をしています。
女性は首を吊っていました。



・パクリの作法

暗い場所で男性が怪談を話しています。
「…といった訳でその森で死んでいたその男、殺し屋の女だった訳です。」
OKの声がかかり照明が付き監督と弟子の女性が話しかけてきます。
スタッフが撤収作業をしていると携帯に電話があり、人が来たからと言われ監督はスタッフと一緒に部屋を出ました。 弟子が師匠に怪談について聞くと「ほとんどパクリ。登場人物変えたりオチを変えたりしている。」と言います。
メモ帳を取り出し「これはオリジナル怪談集。こんな三文番組には使わない、ゴールデンの時とかに使う」と話します。
照明が揺れだし弟子は「倒れる!」と手で頭を庇います。
倒れた音がして弟子が目を開け、師匠に声をかけると師匠は何かに酷く怯えています。
監督とスタッフが帰ってきて、それを見て救急車に電話をかけます。
師匠が倒れて監督とスタッフが電話に気を取られている間に、弟子はメモ帳を手に取り隠しました。

半年後、弟子が怪談を話していました。
監督が弟子に近付き「師匠を超えちゃうかもね。師匠はどこかで聞いたような話ばかりだったからね。」と言います。
休憩を取って弟子が別の部屋に行きます。
カバンから師匠のノートを取り出して、書かれている内容を確認します。
目の前の鏡に映った自分の後ろに一瞬師匠が映り驚いている所にスタッフが呼びに来ました。

怪談の撮影を再開しました。
監督とスタッフの後ろに師匠がいるのに驚いて声を上げてしまい撮影が中断しました。
ネタを確認してと監督に言われて、ノートを開くと「パクるな」と血文字が書かれています。
ノートを投げ出してしまい監督にネタ切れを疑われますが、また撮影の為に怪談を話し始めます。
師匠が見えて声が出なくなりますが、なんとか話を続けようとします。
弟子が立ち上がって「私が死にます。カッターで首を切って死にます。」と突然言うので、スタッフが心配して近付きますが本当にカッターで首を切ってしまいました。

監督はどこかに電話して「死んでると思います。また別の人間で取り直しですね。」と話しています。
スタッフが師匠の手帳を持ってやって来て、監督はそのノートを見て弟子が丸パクリしていたのを知ります。
監督はノートをゴミ箱に投げ捨てます。



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1話見て「これはハズレっぽいな…でも、1つくらい好みの話があるかもな…」と思って全部見ましたが見事に全部ハズレでした。
幽霊が白塗りで白い服で突然後ろに現れて突然消えるのばかりだし、話も予想がつくようなものばかりで面白くなかったです。
金魚と呪いの森に出てる女の子がおっぱい大きい所ぐらいしか見どころがないので、いっそもっとおっぱい見せてほしかったです

2017年4月11日火曜日

その人の素晴らしさは見た目では分からない「好きにならずにいられない」

主人公のフーシは太った見た目をした43歳の独身男性で、空港内で乗客の荷物を運ぶ仕事をしています。
家に帰りキッチンでシリアルに牛乳をかけて食べます。
奥には高齢の母親がいます。
自分の部屋では趣味の模型をいじっています。

買い物に行った時に車のおもちゃ(ラジコン)を気に入って買って帰ります。
アパートの階段を登っていると、階段に座っていた女の子に子供へのプレゼントかと聞かれ否定します。
家に帰ってキッチンのドアを開けると母親が性行為をしていたので慌ててドアをしめます。
外でさっき買ったラジコンで遊びます。
模型仲間の家で母親の話をすると、その友達も同じような経験がありました。


雪の日に外で雪かきをしながら部屋の中を見ていると、母親の交際相手が模型を触っていたので注意しました。
シリアルを食べていると「インターネットで女性を探して結婚する人もいる」という話をされます。
職場では同僚達にハゲや童貞をからかわれます。

フーシの誕生日の日、母親から帽子とダンスのレッスン券を貰います。
「もっと外に出たほうが良い。出会いがあるよ」と言われます。

仕事中に上司に呼ばれいじめられていると聞いたが事実かと聞かれます。
フーシはからかわれただけだと否定します。
アパートに帰ると階段にまた女の子がいて、鍵を無くして家に帰れないと言うのでフーシの家に入れてあげました。
父親が迎えに来たのでケーキを牛乳をあげたと話します。
しかし、父親は「アレルギーがあるのにどうして牛乳を飲んだ?」と聞き、「忘れてた」と言う女の子を連れて帰りました。

フーシは母親達に勧められダンスのレッスンに行きました。
教室に入ったもののUターンして自分の車に戻りラジオを聞きました。
吹雪になったので教室から出て来た女性(シェヴン)はフーシに家まで送ってくれないかと頼みます。
車を運転しながらフーシとは話をします。
「ダンスは楽しいか?自分もダンスのレッスンをするはずだったが気が乗らなかった」と言うフーシに、来週くるようにと言っては車を降ります。
翌日、母親にレッスンには行ったのか何を習ったのかと怪しまれます。
会社では相変わらず同僚達にいつお風呂に入ったのかとからかわれ、数人でシャワー室まで引きずられびしょ濡れにされました。

家で模型に色を塗っているとこの前の女の子が訪ねてきました。
引っ越してきたばかりで友達がいないと言うので家で遊ぶか聞くと、フーシの家には女の子のおもちゃがないから自分のおもちゃで遊びたいと言うので遊びに行く事にしました。
「なんで大人なのに奥さんがいないの?彼女はいる?付き合った事ある?」と聞かれます。
フーシが付き合った事がないのを「おとなしいから?」と聞き、「そうかもな」と答えます。
「変だから?お父さんがそう言ってたけど私はそうは思わない」と女の子は言います。


ダンスのレッスンに行きました。
終わってからと一緒に食事に行きました。
フーシはこの店に毎週金曜日、仕事がない日はいつも来ています。
その後は車の中で一緒にラジオを聞きます。
何か曲をリクエストしようかと希望を聞いて、いつもしているように電話してリクエストします。
を車で家まで送って、1人で帰ろうとしますが引き返します。
家を訪ねて牛乳を一杯くれないかと言って、家の中にあげてもらいます。
空港で仕事をしていると話すと、シェヴンは旅が好きだと話します。
シェヴンは花屋で働いていて、花が好きで家の中にも沢山花が飾ってあります。

職場のロッカーで同僚に「車の調子が悪いから見てくれないか」と言われて修理します。
「この間は調子に乗りすぎた、悪かった。土曜日にパーティーをするから来てくれ」と誘われます。
友達の家でお茶に誘われた話をすると「毎日女のために神経をすり減らすだけで疲れる、でもお前は諦めるな」と言われます。
海外旅行のツアーを調べてから、シェヴンが働く花屋に行きます。
でも、店員にシェヴンはいないかと聞くといないと言われます。
休みかと聞いても曖昧に返され、たまたまシェヴンがゴミ収集車でゴミ清掃の作業をしているシェヴンを見かけます。
シェヴンの家に行くと玄関に出たシェヴンは嫌な顔をして「私のことはほっといて」と強くドアを閉めます。
もう一度チャイムを鳴らして出てきたシェヴンに「何の仕事でも良い、俺は気にしない」と言って中にあげてもらいます。
エジプト旅行のパンフレットを渡して誘うと、「勘違いさせたみたい。素敵な人だけどそれだけ。分かってくれる?それでも誘ってくれる?」と言われます。
シェヴンに何部屋で予約したのか聞かれて、フーシは一瞬黙ってから2部屋だったと思ったけど違っていたら変更すると答えます。


フーシはまた自分の部屋で模型の色塗りに没頭します。
サバイバルゲームをしたり、土曜日は同僚のパーティーにも行きました。
同僚が呼んだ女性が部屋に現れて、音楽に合わせて踊りながら服を脱いでいきます。
同僚は女性にお金を渡し「お前のために美女にお金を払ったんだ。初体験しろ」と無理やりフーシをベッドに連れていきます。
フーシが嫌がって暴れて同僚を突き飛ばしてしまい、同僚は机に顔をぶつけて怪我をしてしまいました。
翌日、フーシは会社を休みました。
外に出ると女の子が1人で遊んでいたので車で一緒に出掛けました。
アパートに帰ると警察が来ていて、女の子の父親がフーシを見るなり駆け寄って来ました。
「娘に近寄るな」と父親に怒鳴られ、フーシは警察に連行されました。
たまに家に来て遊ぶと言って、警察にいつもどんな遊びをしているのか説明しました。


ダンスのレッスンに行きましたが、シェヴンはいませんでした。
車で家の前まで来たものの、そのまま帰りました。

また外でラジコンで遊んでいると女の子と友達の男の子が来て、男の子がラジコンをしたいと言うので貸してあげました。
でも、男の子の母親が止めてこっちに来るように大声で呼びかけました。


ある日、フーシはシェヴンの家のガラスを割って中に入りました。
猫を撫でてつけっぱなしのテレビを消して、家の中を見て回ります。
シェヴンがいるのに気付いてドアを開けようとしますが拒否されてしまいます。
「どうやって入ったの?」と聞かれ、「窓を割った」と答えます。
猫に餌をやって、猫を抱いてソファに座ってテレビを見ます。

翌朝フーシはご飯を作ってシェヴンがいる部屋の前に置きます。
家を掃除してから職場へ行って上司に休みたいと話し有給を貰います。
シェヴンの家で割ったガラスを直して、またご飯を作って部屋の前に置いてシェヴンに話しかけます。
「仕事を無断で休んだ。もうクビだ」とシェヴンは言います。

シェヴンの職場に行って上司に彼女は鬱だと話しますが本当に病気かどうか疑われます。
フーシは彼女の代わりに働くと申し出ました。
大きな花束を抱えて帰りシェヴンの部屋の前に置きます。
部屋のドアに手をかけるとドアには鍵がかかっておらず、開けて泣いているシェヴンを抱きしめました。
お風呂に入れてあげ食事を食べさせベッドに寝かせました。
次の日からシェヴンの職場でフーシは働き出しました。

家に帰ってみると母親が寝込んでいて、彼氏と別れたと言います。
フーシの格好を見てまだあの女と付き合っているのかと嫌そうに言います。

シェヴンの家に行くとシェヴンが壁にペンキを塗っていました。
一緒に食事をしてドライブに行きました。
売り店舗になっている物件を見ながら、シェヴンは花屋になる夢を語ります。
フーシが仕事から返ってくるとシェヴンが飛びついてキスをして襲いかかってきました。
目が覚めたフーシは同じベッドで眠っているシェヴンを見つめました。

ダンスのレッスンも2人で行きました。
回転寿司で食事をしているとシェヴンが「いつ旅行するの?」と言うので、「キャンセルした。嫌がってたじゃないか」と言うと旅行と同棲を誘われます。
でも、フーシは母親を1人に出来ないと言います。
「15で家を出た。40過ぎて母親と離れられないなんてどうかしてる」と言って、シェヴンは店を出ていってしまいます。
フーシが追いかけて謝り、一緒に住もうと言います。
引っ越すためにフーシは模型を壊し、コレクションを女の子にあげます。
友達に手伝って貰って荷物を運び込んでいると、シェヴンに呼ばれ「まだ無理、一緒に住めない」と泣かれます。
シェヴンを抱きしめフーシは自分の荷物を持ち帰りました。

ぼんやりと外を眺める日が何日も続きました。
フーシはシェヴンが借りたいと言っていた物件を借りて内装を綺麗にしました。
店舗の鍵をメモに貼り付けてシェヴンの家の郵便受けに入れて帰りました。
エジプト旅行の約束の日、フーシは1人で飛行機に乗り旅立ちました。


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フーシめっちゃ良い人だな!!!!!王子様かよ!!!!!
抱きしめたくなった。
同棲するために大切なコレクションを切断したり処分したりしたのに、突然一緒に住めないと言われても怒るどころか店舗の用意をしてあげるとか優しすぎる。
こんな良い男ならあんな女に執着しなくても、もっと良い人がいるから早く切り替えて幸せになって欲しい。

2017年3月30日木曜日

人妻を自分の最高傑作だ言い張る殺人鬼「アートオブダークネス」

森の中にキャミとホットパンツを着た女性が立っています。
女性には血の汚れが付いていて何かに怯えています。
何かに追われて森の中を走り出しますが、木に躓いてこけてしまいます。
後ろから来た何かに女性は足を引っ張られて画面から消えます。

意識を失っている女性がどこかの部屋で鎖で吊るされて足からは血が滴っています。
仮面をした白衣の男性がメスを持って女性に近付きます。
女性がそれに気付き、男性の後ろにさっきの女性が血まみれで倒れてるのを見つけもがきます。
男性は女性の目にメスを突き刺してえぐり出しました。


男女が草原に寝転んで子供の名前について話し合っています。
場面が変わってシャワーを浴びていると血が流れて来て叫んで目を覚ます夢で女性(リズ)が目を覚ましますが夫(ベン)は仕事に行ってしまいます。
ベンは会社でリストラの対象だったりまだローンがあったりお金が必要です。
リズはモデルの撮影の仕事が出来るチャンスが訪れていましたが乗り気ではありませんでした。
しかし、ベンにお金が必要だと説得され連絡を取ります。

リズは車で言われた場所へ向かいます。
ベンには電話をしましたが繋がりませんでした。
相手の家には玄関にモニターが付いています。
中に入り上着を脱ぐように言われたので家主の男性(フィリップ)に渡します。
上着を閉まっている隙間から冒頭で出ていた仮面が血まみれで置かれているのが見えています。

家の外で男女が何か揉めています。
戻ってこないのはおかしいと女性が言いますが、男性が今日は帰ろうと説得します。
帰りかけた時、家の窓の光を見て「撮影かしら?」と気付きます。

リズはいろんな薄着の服で写真を撮られます。
ポーズをせずにそのままでいいと言われますがリズは間抜けみたいだと言います。
今度は幸せを考えてみてと言われますが、リズは悲しそうな顔になって「去年妊娠したけど合併症で夫婦共に今も苦しんでいる」と言います。
誰か来たのでフィリップがモニターを見ると外で揉めていた男女が立っています。
女性の双子の姉妹ディニカが行方不明で、数日前にモデルの仕事をしにこの辺に来たから探しに来たのです。
男性が窓からフラッシュが見えたけどカメラマンかと聞きます。

その頃リズはトイレで吐きそうになっていました。
鏡を見て自分を励ましてから、窓を開けようとしましたが開きません。
床に血の痕があるのに気付き、追っていくとカーテンの奥に女性の惨殺死体を見つけました。
リズはそっと逃げ出そうとしますが自分がいる二階の窓はどこも開けられなかったので一階に降りて行きました。
奥の部屋でしている話し声に怯えながら近くのドアに行くも、南京錠がかけられ開きそうにありません。
そっと声がする部屋を覗くと、ディニカの事を聞きに来た男女がソファーに座っています。
そこへフィリップが後ろからハンマーを振りかざしました。
斬られた男性が倒れ女性が悲鳴をあげ、リズは口に手をあてて悲鳴を我慢して逃げました。
「ここから出られない」とベンに電話をしました。
住所の番地を言う前にリズは後ろからビニール袋を被せられ電話が切れて、ベンが何度かけ直しても繋がらないので通報しました。

リズが目を覚ますと手を縛られていました。
目の前の台には知らない女性が横たわっています。
リズは助けを求めて叫びました。

家に呼ばれて回収業者のウィリーが訪ねてきます。
ウィリーは家の前に停めてあってリズの車を見ていい車だなと言います。
中に入って回収は「まだだろう、どうして呼んだ」と会話をしていたら、リズの声が聞こえてきて「まだ生きてるのか、少しだけ見せろ」と言いますが「俺のだ」と断られます。
ベンは車でリズに聞いた地名まで来ました。
番地を知らないので警察にリズの事を訴えてもなしのつぶてです。
台に寝かされている女性の腹にフィリップがメスを入れます。
出て来る血はチューブでポリタンクの中へ入って行きます。
ウィリーが金を受け取ってリズの車に乗って運転している途中、ベンの車とぶつかりそうになりました。
ベンはリズの車なのに気がついてウィリーの後を追い、警察にもそれを話します。
立入禁止の看板がある採石場に着き、車から降りてウィリーを伺いながら電話で警察に場所を教えます。
ベンの携帯の着信音が鳴り、ウィリーがベンの方を見ますが「まあいいか」と放置します。
着信相手にも場所を伝えて来てくれるように頼み、ウィリーが車を離れている間にそっとベンが車に近付きます。
車に積んであった黒いビニール袋を開くと女性の生首が入っていました。
ウィリーがベンに気付き近寄って来てたので、「妻の車だ、妻はどこにいる?」と聞くと「あの女はもうすぐ死ぬ」と言われます。
取っ組み合いになりベンは腕をナイフで刺されましたがなんとか勝ちました。

リズの目の前では相変わらず手術のような事が続いています。
ベンの電話相手(ニック)が到着して、ウィリーを見るともう死んでいました。
リズの目の前の女性から内蔵を取り出して皮膚を縫い、タンクに溜まっていた血でフィリップがキャンバスに何かを描き始めました。
「人類の唯一の共通点は何か?」とフィリップがリズに問いかけ「それは死だ。人は命が消えるその時に価値に気づく、死は芸術になる」と話しかけます。
リズは後ろ手で縛られている紐をガラスの破片で切ろうとしています。
ベン達の元へ車がやって来るのが見え、ベンは自分が呼んだ警察だと思いました。
ニックが「殺したのがバレたら刑務所行きだから、車に死体を乗せて車ごと隠そう」と言うので2人でそうしました。
鍵が落ちてきたのでベンがポケットに入れました。
車が到着して降りてきた警部補は車がない事を聞きますが勘違いだったと誤魔化します。
2人はその場から去りましたが、警部補はまだ怪しんでライトで辺りを見回します。
血痕や血が付いたナイフが落ちているのを見つけ、更に探すと2人が隠したリズの車や中の死体も見つけました。


フィリップは描き終わったキャンバスを避けて、死んだ女性を抱えて部屋を出ていきました。
1人残されたリズはバスルームから聞こえるチェーンソーの音に怯えながら必死に紐を切ろうとします。
ベンはニックの家で腕に包帯を巻き、拾った鍵が貸金庫の物であるのに気が付き電話をします。
「しくじりやがって、そこにいる女には手を出すな。これから行く」と言って切ります。
ニックに死んだ男から貸金庫の鍵を拾ったから開けてみようと提案しますがニックは断ります。
もしかして、ニックも関与しているのではと疑い問いただします。
ニックについて調べた警察がやって来たのでベンは逃げました。


リズは手の紐を切ることが出来ましたが脱出する前にフィリップが戻ってきてしまいました。
さっきキャンバスに描いていた絵をリズに見せます。
そこには目をえぐられた女性の顔が描かれていました。
今度はリズの肖像画を描いてもいいかと男性が近寄ってきたので、ガラスの破片をフィリップの首に刺してリズは家の外へ逃げます。
通りかかった車に助けを求め車に乗せてもらいますが、出発する前に追ってきたフィリップが来て運転手を殺してしまいます。
ベンは貸金庫に行き、警部補はニックの家の中にいました。
警部補がニックのパソコンを見ると「移植待ち」と書かれたリストや「請求書 生体材料の提供」などがありました。
ベンがいる貸金庫にも同じような書類があり、探していると「生体材料の回収」と書かれた紙を見つけました。
ベンが警部補に電話すると警部補は2人でした悪事で、ウィリーの死体もリズの浮気相手か何かでリズもベンが殺したんじゃないかと勘違いしていています。
「リズはまだ生きている、俺が助ける」と言ってベンは電話を切って、書類に書かれていた住所を警部補にメールしてから車でその場所に向かいます。


「この場所は安全だ。もう逃さない」などの声がして、倒れていたリズが目を覚ましました。
フィリップが部屋を出ようとしてUターンして、リズの足を釘を打つ電動工具で床に打ち付けてから出ていきました。
家に訪ねてきたニックはフィリップに「警察にバレたからもうおしまいだ」と話します。
リズの場所を聞くと「ウィリーが」と言うので、「ウィリーはリズの夫のベンが殺した。彼がリズを探している。彼女はどこにいるか教えろ」と怒鳴ります。
最高傑作だと遠い目をするフィリップに「彼女の証拠も全て消す」と言います。
ニックの携帯にベンから着信がありそれに出て話しているとフィリップに頭を殴られ倒れます。
倒れたニックの手から携帯を取り、フィリップが耳にあてベンが「待ってろよ」と言うのに対し「楽しみにしてる」と返します。
警部補もフィリップの家に着き中に入ってきました。
助けを呼ぶ声に気付いた警部補が他の警察に応援を頼もうとしますが、後ろから来たフィリップにハンマーで頭を殴られます。
ベンもやっと家に着いて中に入りました。
倒れているリズを見つけて抱き合います。
足に刺さっていた釘を引き抜き、2人で逃げようとしますが斧を持ったフィリップに見つかってしまいます。
警部補がフィリップに体当たりしてきて、2人は逃げる事が出来ました。
走って逃げていましたが追いついたフィリップに体当たりされて、ベンは段差があるところからフィリップと落ちます。
フィリップがベンを襲っている所をリズが助け、フィリップがリズの方へ行った隙きにベンがフィリップの頭に近くに落ちていたダーツ(?)投げます。
頭に刺さったフィリップが弱っている所をリズがハンマーで頭を叩き割り2人は助かりました。


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予想してたよりは話もそれなりにあったしてたけど、スプラッターを期待して見ると期待はずれだと思う。
フィリップが言う死は芸術みたいなのも伝わってこないし全体的に中途半端。
まあ、裸や半裸の女性が捕まってるパッケージのDVDって大体はこういう詐欺みたいな内容ばっかだよね…。

2017年3月29日水曜日

あいつらって戦わせたらどっちが強いの?「貞子VS伽椰子」

玄関の外で女性がこの家に住む安江さんに声をかけています。
中を通る影があったので、女性は玄関を開けて中に入ります。
廊下を進んで行くと机の前に座った人が見えたので、「いるなら返事してよ」と声をかけて部屋に入ります。
しかし、部屋には誰もいません。
別の部屋へ行くと探していた安江が首にコードを巻かれて倒れています。
正面にあるテレビは砂嵐を映しています。
側にはいつの間にか白い服を着た髪の長い女が立っています。


成安文科大学で都市伝説についての講義が行われています。
代表的な都市伝説として口裂け女、花子さん、呪いの家、呪いのビデオなどがスクリーンに映されます。
これらを体験した本人から聞いた事がある人がいるかと生徒に聞きますが誰もいません。
聞いた事がある人がいてもそれは嘘なんだと話します。

「呪いのビデオだけは他と違う、心を掴んで話さない」と呪いのビデオについて説明を始めます。
90年代の終わりに現れた代表的な都市伝説で、呪いのビデオを見ると貞子という霊から電話がかかってきます。
貞子に「お前は二日後に死ぬ」と告げられて二日後に本当に死にます。
ビデオが廃れてこの都市伝説も廃れたけど貞子はいると森繁先生は信じています。
もし本物があったら高く買うよと生徒に言って、生徒達は面白がってざわざわとします。
教室に電気が付き先生は箱から本を取り出し、呪いのビデオについて本を書いて自費出版したから買ってねと生徒に宣伝をします。


授業中ずっとウトウトしていた有里と夏美が伸びをすると先生と目が合ってしまい気まずそうに会釈をしました。
2人は喫茶店に行きました。
有里は割りと機械に強いので、夏美が有里にビデオテープを渡して頼みます。
ビデオテープには結婚式が映っていて、結婚記念日にDVDに焼いてあげると約束したものの有里は機械オンチで出来ないからです。
結婚記念日は明後日で明日送らないと間に合いません。
学食5回分で交渉が成立しました。


住宅街を走っている車が止まり、助手席にいた母親が鈴花に「着いたよ」と声をかけます。
鈴花が浮かない顔なので「急な引っ越しで怒ったの?」と聞くと頷きます。
運転席の父親が慌てるのを見て、鈴花は微笑んで「嘘だよ」と言います。
引越し業者が荷物を運んでいるのを見ていた鈴花はふいに気配を感じて後ろを振り向きます。
玄関の門に「立入禁止」と貼られている異様な雰囲気の隣の空き家を見ていると、悲鳴のような声がしてその家に背を向けて耳をふさぎます。
鈴花の後ろにある家の柵の中には青白い子供がしゃがんで柵を握っています。


有里と夏美は怪しげな中古屋でビデオデッキを探しています。
ほこりまみれの汚いビデオデッキが600円だったので、有里が棚から出して夏美に手渡します。
「汚い」と言いながら持って行く夏美の後ろで、有里がふと自分の手を見ると長い髪の毛の束が手に絡んでいます。
手から髪の毛を振り払って夏美の後を追います。
家に帰ってからビデオデッキを繋げていると、デッキの中にビデオテープが入っているのに気付きます。
夏美は嫌がって止めようと言いますが有里はテープを再生します。
再生してすぐに有里のスマホが鳴って、LINEが来ているのに気付いた有里は返事をしました。
有里はずっとLINEをしていたので、テープは夏美しか見ていませんでした。
再生が終わり砂嵐になっているのに気付いた有里がもう一回見ようとしますが夏美は慌てて止めます。
「これ呪いのビデオかも」と夏美は様子がおかしいです。
有里がそんな事ないと言っていると夏美のスマホが鳴ります。
恐る恐る夏美がスマホを手に取り、有里に渡します。
非通知の着信に出ると黒板を引っ掻くような音がして、部屋の電気が点滅を始め2人は怖がって抱き合います。
有里からは背後で見えない夏美の正面に、白い服の髪が長い女が現れます。
怯えた夏美を見て、有里も振り返りますがもう姿はありませんでした。


昼間2人がビデオデッキを買った中古屋では店員が掃除をしています。
「今日呪いのビデオが入ったデッキ売れましたよ」「あれ、入ったまま売ったの?」
ちょうど二日前にビデオを見たと圭子は言い、本当に電話がかかってきたしもうすぐ死んじゃうかもと笑います。
ふと気付くとさっきまでいた場所に圭子がいなくなっていたので、辺りを見回すと高い場所に圭子が立っています。
他の店員が止めますが圭子はそのまま飛び降ります。
その手には長い髪の毛が絡んでいました。


鈴花が青白い子供の夢を見て飛び起きます。
窓に近付きカーテンの隙間から隣の家を覗き見て、カーテンを勢い良く閉めます。
学校で友達に家の場所を話すと、隣の家が幽霊屋敷だと聞かされます。
その家の旦那が奥さんを刺殺して子供も溺れ死させて自分も首を吊って無理心中したのです。
その家に住んだ人はみんな死んでしまう呪われた家だから近寄らないようにと言われます。


有里と夏美が中古屋に行くと臨時休業で店員はバタバタしていました。
ビデオデッキを買ったらこれが入っていたと店員に話しかけてビデオテープを差し出します。
一人暮らしの老人が自殺で亡くなり親族からの依頼で買い取り、聞いた話だと老人の死を聞いた役所関係の人も亡くなったのだと話します。
有里がシャッターの隙間から店内にある花を見つけて誰か亡くなったのか聞きます。
二日前にこのビデオを見たバイトの子だと聞いて夏美は怯えます。
森繁先生に相談しようと百合が言い、2人で先生に「助かる方法はないのか」と話に行きビデオテープを渡します。
森繁は2人を部屋の外に出してビデオテープを見ます。
見終わってスマホを出しますが着信は無く、部屋の電話が鳴ります。
電話を取ると不快な高音がして耳をふさぎます。
有里と夏美が心配して部屋に入ると、森繁は本物だが貞子は現れなかったと興奮しています。
有里が「助かる方法はあるのか?先生は本を書いてるんだから分かるでしょ?」と森繁の本を開き、助かる方法として人に見せると書かれているのを見つけます。
夏美が森繁に見せたから助かるのではと問うと、森重は有里から見せて貰ったから夏美からにはならないんじゃないかと言います。
「本には書いてない事がある。死ぬ直前に…」と言う森繁に「死ぬ直前!?」と2人が突っ込んだので、森繁は霊能者を探してみる事にしました。


鈴花が返ってくると呪いの家の前に小学生の男の子が立っていました。
どうしたのかと声をかけていると、他の小学生の男の子が3人来たので鈴花は自分の家に帰りました。
プレゼントだと言って男の子のランドセルの中に石を詰め込みます。
呪いの家の門は針金で閉ざされていたので、それを切って門を開けて男の子を中に促し「千数えたら出てきていい」と言います。
玄関は鍵がかかっていて開かなかったですが、足元に鍵が落ちてるのを見つけて開きます。
不安げに門の外を見ますがみんな無表情です。
中に入りランドセルを開けていると、目の前に青白い子供が体育座りをして猫の鳴き声をしているのを見つけます。

男の子が家から顔を出したのに他の子が気付きます。
男の子が石を投げつけて逃げたので、それを追って他の子も家の中に入ります。
押し入れで男の子が隠れている間、他の子はいろんな場所を探して歩いていますが台所の戸棚の中やお風呂の中に引きずり込まれます。
石を投げつけられた子が男の子を見つけますが、後ろから肩の上に乗って来た青白い子供に捕まります。
押し入れの中の男の子も奥から伸びてきた青白い手に捕まって引きずり込まれます。


有里と夏美と森繁は霊能者に会いに来ました。
森繁は自分は除霊してもらわなくていいと言い、「貞子が見たいのか?勝手にしろ」と霊能者に言われます。
祭壇の前で2人で夏美を押さえつけ霊能者が除霊をします。
何回も無理やり水を飲まされていた夏美が白目を向くと、夏美を押さえていた2人が立ち上がり1人の首を圧し折り自分の首も圧し折って倒れました。
「邪魔する者は皆殺しか」と霊能者が慄いていると、夏美が立ち上がり霊能者が胸を押さえて苦しみだします。
霊能者が森繁に「これは失敗だ。経蔵を呼んでおいた」と言って自分の首を折ろうとしたので、森繁が「貞子を見せろ」と止めると頭突きをされて森繁は顔が潰れ2人は倒れました。
倒れた夏美に有里が駆け寄りますが、「全部有里のせいだ」と夏美が泣きます。
有里がビデオテープを夏美へ押し付け、自分に渡すように言い無理やり夏美に渡させます。
森繁が本に書いていた人に見せると助かるという方法を試す為に有里は1人でビデオテープを見ます。
見終わって砂嵐になってから夏美が部屋に来ました。
部屋の電話が鳴り受話器を取ってると、経蔵と珠緒がやって来て電話を取り上げ足で踏んで壊しました。
経蔵が金があるかと言うので、霊能者に教えられた場所から金を取り出して渡しました。
夏美がおかしくなった所へ経蔵が声をかけると、夏美の口から髪の毛が出てきました。
その髪の毛を経蔵は袋に入れて呪いをしました。
「化物には化物をぶつける。下見をしてからする。何かあったら電話しろ」と言って経蔵と珠緒は去って行きました。


学校で鈴花は「あの家で男の子4人が行方不明になったらしいけど知らないか?」と聞かれます。


有里は結婚式のDVDを見ながら「遅れちゃったけど送っておくね」と夏美に声をかけます。
有里がシャワーを浴びながら髪を洗っていると沢山の髪の束が落ちてきました。
天井を見上げると髪が広がっていて、悲鳴をあげて目をつむります。
夏美が心配して声をかけに来ますがもう何もありませんでした。
夏美の手にはバッグから出したDVDがあります。


経蔵と珠緒は呪いの家に来ていました。
珠緒が「ここにいるのは伽椰子と俊雄」だと指をさします。
玄関から部屋に向かって石を投げつけて、近くの井戸を見に行きます。
鈴花が家を見ているのに気付いた2人は家に近づかないように注意をします。
鈴花の家では食卓で両親と男の子が行方不明になった話をしています。
部屋に行こうとした鈴花は、呪いの家の前で見た男の子の幻を見て怯えます。


夏美は森繁がダビングした呪いのビデオを持っている事を有里に告白します。
盗んで有里がシャワーを浴びてる間にネットにアップして、すぐに削除したけど呪いのビデオとしてネットで拡散されていました。
「みんな死ねばいい。一緒に死のう」と言う夏美を有里は止めますが、有里を振り払って部屋に閉じ込めて「1人で死ぬのは怖いから見てて欲しい」と言って夏美は首を吊ろうとします。
後ろの暗闇から貞子が夏美に近づいてきて、有里は必死に部屋から出ようとしますが出れた時にはもう夏美は死んでいました。
経蔵と珠緒が入ってきて「有里の貞子を消し去ればそれがワクチンになって止めれるかもしれない」と話します。
珠緒は鈴花が危ないかもと言います。


部屋の窓から鈴花はまた隣の家を見ていました。
鈴花がそっと家を出た音に気付いて両親が後を追います。
懐中電灯で照らしながら家を歩いていると、押し入れにあの男の子が背を向けて体育座りしているのを見つけました。
「早く帰ろう」と声をかけると頭がこちらを向き、その顔は俊雄の顔をしていて猫の声で鳴きました。
玄関で鈴花の悲鳴を聞いた両親が、二階から下りて来る鈴花に駆け寄ります。
階段から猫の鳴き声がして振り向くと俊雄が体育座りをしてこちらを見ています。
父親が近づこうとすると俊雄が父親の肩の上に飛び乗って、頭を両手で引っ張り父親は天井の方へ消えました。
母親が鈴花と逃げようとすると階段の上から声がして、見ると伽椰子が階段を這って近寄って来ます。
倒れた母親は「逃げて」と言って、鈴花を扉に突き飛ばします。
伽椰子が母親の上に覆いかぶさって行きます。
貞子の髪が入った袋が鈴花の目の前に放り投げられ、その袋から出てきた髪が伽椰子の腕に巻き付いていきます。
伽椰子と母親が家の奥へ逃げるように引っ込むと、玄関が開いて経蔵が鈴花を外へ引っ張り出しました。
珠緒が「この子使える」と言い、経蔵は有里に鈴花をしばらくの相棒だと言います。


鈴花が目を覚ますと自分の部屋でしたが、経蔵と玉緒と有里がいて「これは夢じゃない」と伽椰子に別の化物をぶつける説明をされます。
有里と鈴花の2人で呪いの家に入り、家に入ると有里には伽椰子の呪いがかかります。
鈴花には家の中で呪いのビデオを見る事で貞子の呪いがかかります。
2つの違う呪いにかかる事で貞子と伽椰子が2人を奪い合います。
そして、貞子と伽椰子がお互いを食い合ってやがて消滅するだろう、そうしたら2人も助かるし呪いも消えるとケンゾウは言います。
2人には夜まで休んでいるように言って、経蔵と珠緒は井戸に準備をしに行きます。


夜になって4人は呪いの家に行き、有里と鈴花は中に入りました。
経蔵は有里と通話状態にして外で待機します。
ビデオを再生したのを経蔵に報告すると、経蔵は鈴花に「何があっても映像を見続けろ」と言います。
二階から何か物音がしたり家にある家具が大きく揺れたりして百合は怯えます。
ビデオが終わると鈴鹿のスマホに着信があり、通話状態にして画面を部屋中に向けます。
何も反応がないのを経蔵が訝しがっていると、珠緒が「来る」と叫びます。
有里の足元に体育座りをした俊雄が現れ、テレビからは長い髪が出てきて俊雄の顔に巻き付きます。
髪の毛は俊雄をテレビの中に引きずり込みました。
有里がビデオを見た時間になりテレビから貞子が出てきて、後ろの階段からは伽椰子が降りてきました。
経蔵は「貞子の目を見るな」と注意します。
貞子が伽椰子を部屋に引き込み伽椰子が這って出てきますが、後ろから貞子が出てきて貞子の髪が伽椰子の口と目の中に入ります。
貞子の髪の隙間から目が見えたので、有里と鈴花は目をつむり伽椰子ははじけ飛び(?)ました。
経蔵が「失敗だ、出てこい」と話しかけても2人が出てこないので仕方なく経蔵が家に入ります。
ビデオテープを貞子に差し出し「これは大事なお前の一部だろう」と言った後に、這いつくばった伽椰子の前に放り投げると伽椰子が手でビデオテープを踏みつけました。
有里と鈴花を裏から逃して経蔵も家から脱出します。
井戸の前に来ると後ろから来た経蔵に「1人は犠牲になってもらう」と言われます。
1人の体に貞子と伽椰子を取り憑かせるから、そしたら井戸に入ってくれたら封印すると言うのです。
しかし、経蔵が力尽きてしまったので有里は鈴花に一緒に経蔵を運ばせます。
有里が死のうとすれば貞子が来る、貞子が来れば伽椰子も来るはずだと有里は言います。
有里が井戸の縁に立つと貞子と伽椰子が現れました。
2人は井戸の両側から走ってきて、有里が井戸に落ちるとそのままぶつかり一緒に落ちました。
珠緒が鈴花に井戸に蓋をするように言いました。
井戸に蓋をしても中からの衝撃で吹き飛ばされ、中から貞子と伽椰子が合体した女が這い出てきました。
珠緒の後ろには俊雄がいます。
鈴鹿と玉緒が絶叫して終わりです。
エンドロールの後に貞子のビデオが流れ中に伽椰子の声を出す貞子のような女がいます。


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貞子と伽椰子が戦うまでが長いし、やっと戦いだしても画面が暗くて何が起きてるか全然見えない。
経蔵と珠緒が何者なのかも分からないし、貞子のルールが違うのもなぜなのか気になる。

2017年3月2日木曜日

大事な人を守る為に同じ時間を繰り返す「僕だけがいない街」

藤沼悟は部屋で漫画の原稿用紙を破り捨てました。
その漫画は編集部に持って行って見てもらった時に「作品からあなたの顔が見えてこない」と言われていました。
バイト先のピザ屋で宅配を頼まれ、バイト仲間の愛梨に「途中で食べちゃダメですよ」と声をかけられます。
反応はせずに店の外へ出てバイクで宅配先へ向かいます。
赤信号で交差点に止まった時に近くにあった時計を見ると12:15でした。
動き出してすぐに景色が歪み気付くとまた赤信号で止まっていた交差点にさっきと同じようにいました。
周りを見回すと近くには黄色い旗を手にして横断歩道を渡ろうとしている子供や、弁当屋で買い物をしているサラリーマン達がいます。
違和感を覚えたトラックを目で追うと、横断歩道を渡っている子供の元へ突っ込んで行きます。
またさっきの時間に戻って、今度は子供に「今日はあっちから渡って」と声をかけます。
バイクで宅配していた愛梨が悟に気付き目で追います。
子供が去ってからトラックの横に付き、窓を叩いて運転手に叫びます。
それでもトラックは止まらず電灯に突っ込み、それを避けても正面の車とぶつかってしまいます。
悟は宙に投げ出されました。

子供の時にお祭りで母親にお面を買って貰った時など昔の事が浮かんできます。
「これって走馬灯か?俺って死ぬのか?」
目を覚ますと病室に横になっていました。
側にいた愛梨が「外傷はなくすぐ退院出来るって。トラックの人運転中に心臓発作で亡くなってたんだって。
このままじゃ子供が危ないってなんで分かったの?」と声をかけてきました。
「運転席が見えたんだ」と悟が答えます。
看護師が来たので愛梨は帰ります。
帰り道で道路から車を見ながら「見えるかな?」と首をかしげます。

翌日、悟は自分のアパートの部屋に帰ってきました。
ドアを開けると母親がいて食事の用意をしていました。
部屋を見渡すと掃除されています。
母親が「当分ここに住む」と言い、2人で買い物に行きます。
悟を見つけた愛梨が走ってこっちへ向かってきています。

買い物袋をさげて母親と歩いているとまた時間が巻き戻りました。
悟はこの能力を「リバイバル」と呼んでいます。
母親に「何か変な所ないか見てくれ」と言うと、母親は車に乗ろうとする子供連れの男性を目で追いました。
しかし、男性は子供を置いて車で去って行き、時間は動き始めました。

愛梨を悟の部屋に呼び3人でカレーを食べました。
母親は悟が漫画家になる夢があると話します。
悟は愛梨が帰るのを送っていきながら、愛梨になんでバイトをしているのかを聞きます。
「夢があるからそのためにお金を貯めている」と答える愛梨に、「夢って話たら実現しなかったらどうしようって思わない?」と聞きます。
しかし、愛梨は「言葉って口に出していた方が叶う気がする」と言います。

部屋に帰ると母親に「ただのバイト仲間に余計な事話すな」と釘を刺します。
その後、昼間何か気付いたか聞くと、「今日誘拐事件が未遂で終わった」と言います。
すぐに冗談だと笑い、昔あった事件を覚えているかと聞きます。
「悟、あんたも危ないとこだったんだよ」と母親が言い、悟が子供の頃を回想します。
空き地で友達が野球をしているのを悟は少し離れた所に座って見ています。
連続誘拐殺人事件の犯人とされている白鳥潤が近づいてきて悟に話しかけます。
「勇気を持ってみんなに話しかけてみたら」と言います。
別の日、母親が悟に犯人は捕まったと話すと、「じゅんさんは犯人じゃない」と走り去ってしまいました。

母親が図書館で事件について調べています。
別の場所で悟はコンビニで事件が載った本を買いました。
母親はどこかに電話をして「18年前の事件はあなたがいう通り終わってないのかもしれない。息子が言うように犯人は別にいるのかも」と話しています。
バイトが終わって帰りしたくしている悟に、愛梨が本に気付いて「漫画の資料?」と話しかけてきます。
こちらを見ている店長に気付き挨拶して店を出ます。
部屋では母親が包丁を持った何者かに襲われていました。
悟が帰ると母親が背中に包丁を突き刺され倒れていました。
抱きかかえて呼んでも反応はなく、救急車を呼びました。
「リバイバル起きてくれ。起きろ!」と泣きながら叫びますが変化はありません。
床に落ちていた2つ折りになった小さな紙を拾っていると、窓の方で音がしました。
窓の外を見ると人影があったので、犯人だと思い走って追いかけます。
しかし、見失ってしまい通りかかった人が「何アレ?血じゃない?」と言うのを聞いて、自分の両手が血まみれなのに気付きます。
このままでは自分が犯人にされてしまうと急いでその場を離れ、物陰に隠れますが警官に見つかり走って逃げます。
ゴミ捨て場で追い詰められて警官に捕まりそうになった所でリバイバルが起きて、気付くと悟は小学生に戻っていました。
1988年、悟は小学校の教室にいました。
先生が来て席につくよう言われ、空いた席に行きますが「そこは雛月の席だ」と言われもう1つの空いた席に移動します。
席につくと隣の女の子が「雛月のこと好きなのか?変わり者同士お似合いだべさ」と言いました。
学校が終わって家に走って帰ると母親がいたので、「生きてる!」と涙を流します。
翌日、「これはリバイバルだから母親を救えるのでは?だとしたら何を探せばいい?」と考えながら悟が歩いていると雛月が前を歩いているのを見つけ「連続誘拐殺人事件で雛月が殺される前に戻ったんだ」と気付きます。
もしかしたら、雛月が殺された事件と母親が殺された事件は関係があるのではと考えます。
自分の席に座った雛月は太ももに痣があるのをスカートで隠します。
悟が友達を帰宅中に「文集の雛月のページ読んだ?意外と面白いから」と言われ、帰ってから早速文集を読んでみました。
それから母親に「お願いがあるんだけど」と言いました。

次の日悟は雛月に「友達になって欲しい」と声をかけますが、「藤沼って偽物だべ。人に好かれようと笑ってるふりしてる」と言われます。
しかし、愛梨に言われた言葉を使って雛月の心を開き、誕生日会に招待しました。
雛月が殺された日は悟の誕生日と同じ3月2日でした。
その日まで雛月を守れば母親も守れるはずと悟は考えます。
雛月の家に悟が行き、ドアを叩きますが返事はありません。
裏に回ってみると雛月がしていた手袋が焼かれ、ランドセルは投げ出され中の教科書が散乱していました。
隙間が開いていた戸を開けると中に傷だらけになってぐったりした雛月がいました。
声をかけますが「来ないで!」と怒鳴られ、悟の後ろから顔を出した母親が雛月を連れて行こうとします。
悟が「その傷はなんですか?」と母親に聞くと、父親が「答えてやんなよ」と言い雛月は「転んだの」と言いました。
悟は担任の先生に雛月が虐待されていると相談します。
これがクラスにバレると雛月がみんなから浮くかもしれないから今はまだ2人の秘密にしようと約束します。

空き地にいた雛月の手を取って、悟が樹の下に連れていきます。
クリスマスツリーみたいで綺麗だからです。
雛月は文集に「私だけがいない街」というタイトルで「遠い島に行ってみたい。そこで私は私だけがいなくなった街の事を考えると気持ちが楽になる。遠く遠くへ行きたい。」と書いていました。
本当のクリスマスになったらまた一緒にこようと悟は声をかけました。
悟の誕生会の前日、雛月の母親は「用事が出来たから雛月は明日行けない」と悟に言います。
雛月の母親が雛月に行きたいのか聞くと「行きたい」と行ったので、雛月の母親が「この色ボケが!」と手をあげようとします。
そこへ悟の母親が来て止めに入ったので雛月の母親は諦めて家へ帰りました。

誕生会の当日、悟は先生から雛月も同じ誕生日だと教えてもらっていたので、雛月のケーキとプレゼントも用意して一緒にお祝いしました。
プレゼントを開けると新しい手袋が入っていました。
悟が雛月と手を繋いで母親と一緒に雛月の家まで送っていくと、雛月は「プレゼント明日渡すね」と言って家に帰りました。

次の日、学校へ行くと雛月が来ていなかったので、悟は急いで雛月の家に行きました。
しかし、誰もいなかったので、外から様子を伺っていると母親がゴミ捨て場にゴミを出して戻っていきました。
ゴミを見に行くとゴミ袋には雛月の名前が書いた体操服などが入っていました。
「失敗したんだ」と悟が走り去っていると、警官に追われて転んだゴミ捨て場に戻っていました。
何か変わったのかと自分のアパートに行くと、パトカーが沢山来ていて「これでは犯人に間違われる」と走り去ろうとしてバイクに乗った愛梨と会いました。
愛梨は居候をしているからおばさんにバレないようにと注意しながら、自分の部屋に悟を匿ってくれました。
GPSで位置がバレるから携帯の電源を消すように言いました。
テレビをつけると悟が疑われているとニュースが流れていたのですぐに消しました。
持っていた本の連続誘拐殺人事件のページを開くと雛月が殺された日が3月3日になっており1日ずれて書かれていました。
また、犯人も潤のままでした。


ある日のバイト先で店長が西園先生と話していました。
愛梨がピザを持って帰ると、店長が家の前で待ち伏せしていたのを見つけました。
店長は悟を疑っていたので、愛梨が店長の携帯を折りました。

愛梨が悟を連れて河原へ行き悟が「なんで信じてくれるの?」と聞くと、愛梨が子供の頃に父親と一緒に買い物した時に父親が万引きを疑われた話をします。
父親が万引きをしていないと認めなかったので、仕事も辞める事になり離婚して家を出ていった話をしました。
何年もたってから母親が「どうして信じてあげれなかったのだろう」と話していて、「信じたいのは自分のため。この手で出来ることがあると信じたいんだ」と言います。
悟がお腹を鳴らしたので、愛梨は自分の携帯を悟に預けて家に食料を取りに行きました。


暗くなった河原で悟が1人で待っていると愛梨の携帯に悟の母親の名前でメールが届きます。
「どうして愛梨の携帯に母親から?」と本文を開くと、「藤沼悟です。その場を動かないで。」と書かれています。
悟が走って愛梨の家に行くと、愛梨の家は燃えていました。
自分の部屋で倒れていた愛梨を悟が担ぎ出そうとしていると、店長が来て一緒に助けてくれました。
店長に「裏口から出て行け。もう彼女を巻き込むな。手柄は俺のものだ」と言われ悟は走り去ります。
「なんで愛梨まで狙われた?なんで?」

別の日、悟は母親が亡くなった時に部屋に落ちていた紙に書かれていた電話番号に電話してみます。
電話相手の男性に会いに行くと、男性(沢田)は母親が「犯人は別にいるかも」と電話をしていた相手であり潤の冤罪を調べていると語ります。

病院では愛梨が点滴を付けて病室から廊下に出て歩いていました。
警察が「悟を指名手配にして、愛梨を重要参考人に」と話しているのに気付き物陰に隠れます。

悟は沢田に愛梨の携帯に届いたメールを見せました。
「別の場所で真犯人にあっているのかも、だから口封じの為に狙われたのでは」という話を聞き、悟が飛び出そうとしますが沢田がそれを止め代わりに行く事にしました。
沢田が病院のエレベーターで愛梨と入れ違いになりますが気付かずに行ってしまいます。
愛梨が公衆電話から悟に電話して「今から会える?もしかして真犯人にあっているかも」と呼び出します。
店で愛梨は何度か西園という人と会っており、その人ならシフトも見れるし妖しいと話します。
愛梨を追ってきた警察に囲まれ悟は手錠をかけられてパトカーに連れて行かれます。
パトカーに乗る直前また1988年の悟の誕生日の前日、雛月のアパート前に戻りました。

空き教室に友達を連れて行き、友達に雛月が虐待されているのを告白します。
友達に「実は気付いていたんだ。お前何者?変わったよな」と言われ、「正義の味方」とポーズをとります。
友達は「俺もなりたい」と笑います。
誕生会が終わり悟は母親に「大丈夫」と言って、1人で雛月を送って行きます。
「今からお前のこと誘拐するから」と悟が言い、廃車になったバスに雛月を連れていきます。
中には先に来た友達が待っていて、ストーブを付けて悟と友達は帰りました。
雛月は学校を欠席していましたが、バスで悟と友達の3人でトランプをしたり楽しく過ごしていました。
しかし、夜に何者かがバスに侵入してきました。

翌日、悟は先生に児童相談所に相談して欲しいと言ったら、実はもうしたのだと言われます。
雛月にそれを報告して「雛月が母親と暮らせなくなるかもしれない」と言うと、「それは凄く嬉しい事だよ」と雛月は言います。
雛月が悟に誕生日プレゼントを渡して、「今日泊まって欲しい。昨日の夜人が入ってきたの」と話します。
その人が置いていったリュックの中身を出してみると、犯行に使われた証拠品の数々が入っていました。
悟は「ここを出よう」と言い、雛月を家に連れていきました。
母親は家に迎え入れてカレーを振る舞ってくれました。
子供が寝た後に母親は先生に電話をして相談しました。

用意された朝ご飯を見て雛月は涙ぐみました。
雛月を家に連れて行くと雛月の母親が怒ってスコップを振り上げました。
そこへ先生が児童相談所の人と一緒に現れました。
雛月は悟に抱きつき「ありがとう」と言い、児童相談所の人に連れられて行きました。
先生が「雛月をどこに隠してたんだ?」と言い、バスの話をして先生の車に乗り込みました。
布団から目覚めた悟は自分の手を見ながら「なぜ戻らない?リバイバルは終わっていないのか?」と考えます。
そして、ニュースで連続誘拐殺人事件の被害者の女の子(仲口)の写真が出ているのを見て、「真犯人を捕まえないと終わらないんだ」と思います。

学校から帰ると母親の友達の沢田が家に来ていて、つい悟は「久しぶりです」と言ってしまいます。
雛月の件を褒められますが児童相談所は先生に相談されてすぐ動いたと言われ、先生が「児童相談所に何度も相談したけど動いてくれなかった」と言っていたのが浮かびます。
沢田に今何の事件を調べているか聞き、急いで沢田をバスに連れて行きますがリュックは無くなっていました。
悟は先生に疑いを持ちます。

学校で先生が同級生の女の子に声をかけているのを見ながら悟は沢田が言っていた事を思い出します。
「被害者には共通点があって友達が少なくて一人でいる時間が長い。だから近づきやすい。」
クラスでアイスホッケーを見に行った時に、女の子(みさと)が1人でどこかへ行くのを悟が追いかけました。
走り去っていく車には白鳥食品の文字が書かれていました。
悟が「どうして」と落胆していると先生が来たので、先生の車で着けてもらう事にしました。
先生に「雛月が狙われていたけど手を出せなくなったからみさとに変えた」と話をしながら、「先生は違うよね!?」と問い詰めます。
「凄いな。小学生でありながらこの僕の計画を先回りして潰すなんて。」と先生は言いました。
車を止めて2人で歩きながら先生は「あの車はおとりで、僕が弁当を頼んだ。」と話し悟を橋から突き落とします。

悟が目を覚ますと病室でした。
トラックに跳ねられて病室にいた時に戻ったのです。
しかし、病室にいたのは愛梨ではなく雛月でした。
「雛月、大人になれたんだな。」と呟くと馬鹿なのと笑います。
雛月は妊娠していて大きくなったお腹を撫でながら幸せそうです。
部屋に戻ると母親がいたので、悟は「ありがとう。」と言います。
河原で愛梨の事を思い出しながら自分の手のひらを見つめます。
雨が降ってきて高架下で雨宿りしに愛梨が走って来ました。
愛梨はカメラを首から下げていて、悟は愛梨の夢がカメラマンだったんだと気付きます。

別の日、小学生の時の友達に先生がどこにいるのか、先生の住んでいる所の近くで起きた事件を教えて欲しいと言います。
友達は弁護士になっており子供の時に悟と正義の味方になるって決めたからだと話します。
愛梨のバイト先ではカウンターに先生が座っています。
友達が先生が県会議員をしていて今は名前が西園に変わった事を話し、悟に事件の記事のコピーを渡しました。
事件にあった子供の特徴や殺害方法は昔と変わっていないと悟は考えます。
悟の母親といた時にリバイバルがあった場所で、西園が子供を車に連れて行く所を悟は声をかけて止めました。

どこかの屋上で悟は西園といます。
「あの子達は純粋で汚れていない。だから、汚れる前に救ってやる必要があった。そして、僕は僕の努力にあう代償を貰う。」と西園が語るのを、悟が「そんな権利ない。もう終わりにしよう。」と言います。
西園がナイフを取り出して自分の首に当てます。
悟が掴みかかって止めようとして、首を切られます。
「俺に勇気を与えてくれたのは先生だ。先生は正義じゃなきゃダメだ。」
友達が警察を連れてきて西園は捉えられました。

戦うのは辛い、誰かが何とかしてくれるのを待っている方がずっといい。でも、前に進むために戦う。いつか本物の勇気が持てるように。

悟のお墓の前に花を持った人々がいます。
雛月が「あの場所から連れ出してくれてありがとう。」と手を合わせます。
別の場所では愛梨が悟が書いた漫画の単行本を読んでいます。
単行本を閉じて愛梨は空へカメラを向けます。


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小学生の悟が橋から落とされた後に、また元に戻ったので「なんだ生きてたのかー」と思ったら結局また死ぬという…。
先生を疑っていたのならもうちょっと方法があったんじゃないか、真犯人が分かっても小学校から現在までにめちゃくちゃ殺されてるじゃんそれってどうなの?とか色々モヤモヤする。

2017年2月13日月曜日

狂気は日常の中で作られる「ヒメアノ~ル」

ガラス戸に付いた汚れをヘラで落として、清掃員の男性(岡田)が建物の中へ入ります。
清掃員の別の男性(安藤)に声をかけられ、岡田が自分の足元を見ると汚れた靴で床が汚れていました。
上司に注意された後、2人はまた作業に戻ります。
さっきの事を謝りながら岡田が安藤に趣味はあるか彼女はいるかを聞きます。
安藤が趣味もなく彼女もいないと答え、逆に岡田に休みの日は何をしているのかと聞きます。
趣味もなく彼女もなくただダラダラしてそれを不安に思ったりしていると話す岡田に、安藤は「人はみな不満がある、それが普通だ」と話します。
岡田がじゃあ自分と同じかと聞くと、安藤は「全然違う。恋をしている。」と言います。


安藤の恋の相手を見るために2人は片思いの彼女(ユカ)が働いているカフェに行きます。
その彼女が美人で若かったから岡田が無理だと言うが、安藤が彼女が生きる希望だと言うので考えを改めます。
外の席にいる金髪の男性(森田)を安藤が「あの男また来ている。俺の天使ちゃんをジロジロ見て。」と言うので岡田もそっちを見ます。
すると岡田の知り合いだったので、安藤に偵察してくるように言われて声をかけに行きます。
森田に声をかけると、森田も岡田に気付いたようでした。
向かいの席に座ってよくこの店に来るのかと聞きますが、誰かと間違えているんじゃないかと言われます。 岡田が森田と連絡先を交換する時にふと店内を見ると、ユカが不安げな顔でこちらを見ていました。


店を出てから安藤が自分は顔が割れているから岡田にユカについて調べて欲しいと頼みます。
次の日の夜、岡田が安藤に電話で「やっぱり無理」と断ります。
電話を切るとちょうど店からユカが出てきて岡田に気付き、「昨日店に来てましたよね」と声をかけてきました。
金髪の人に頼まれて来たのかと聞かれ、森田とは数年ぶりに会って深い仲ではないと話します。
一ヶ月くらい前から森田が現れるようになり、ストーカーされているので止めさせてくれないかと言われます。
岡田が彼氏がいるかと聞くと、ユカはいないと答えます。


翌日、安藤に報告すると「あの金髪野郎に電話したのか?」と怒り心頭です。
「なんて言うんですか!?森田くんストーカーしてるんだって?止めたほうがいいよって!?」と言う岡田に、「そう言えばいいだろう」と安藤が答えます。
彼氏いないと言ってた事も教えました。
また2人で店に行きユカに森田は来てないかを聞き、電話してるけど出ない事を伝え連絡先を渡しました。


その頃森田は公園のベンチでタバコを吸っていました。
路上喫煙防止と書かれたベストを着た清掃員にタバコについて言われ「もう吸ってないんで」だけで押し通します。
清掃員が立ち去ると同時に、待ち合わせしていた岡田が来ました。
2人で居酒屋に行き、岡田はもしかして森田がユカに気があるんじゃないかと探りを入れます。
森田が「あの先輩いつも気持ち悪いと思ってたんだ」と言ったので、岡田が「いつも?」と突っ込みますがごまかされます。
この間安藤と話した事を森田に話しますが、森田は「俺もお前も人生終わってんだ。何も持ってないやつが底辺から抜け出せる訳ない」と語ります。
岡田が否定しますが森田は意見を変えません。


翌日、車内で岡田が安藤にその事を報告すると、安藤はそろそろユカを飲みに誘おうと思ってると話します。
岡田はまだ早いんじゃないかと言いますが、またライバルが出るかもと安藤は譲りません。

森田はパチンコから出て電話をしていました。
ホテルの従業員の男性(和草)が電話に出ると「今月分まだ入ってないんだけど」と言われ、「すぐ入金する」と答えました。
その晩、和草は彼女にお金をどうにかあと50万出してくれないかと頼んでいました。
彼女は「なんであの森田って人にお金を払わないといけないの?親の会社と言っても犯罪だ。こんなんじゃ結婚出来ない。」と言います。


別の日、また安藤と岡田はユカの店にいました。
そこへユカが「もう大丈夫だと思うから毎日来てくれなくていい」と言います。
僕たちはここのドーナツが好きで来ているだけだと言い、その流れで少し強引ではあるけど安藤が「日本酒も好きだ」と言ってユカに日本酒はどうか聞きます。
ユカが「日本酒はあんまり」と言ったのに、「近々日本酒でもどうか」と言ってしまって慌てて「ディズニーランドでも」と言い換えます。
ユカが岡田を見て「日本酒ってみんなでですか?」と言い、ユカとユカの友達と岡田と安藤で行く事になりました。
ユカの友達なら可愛いだろうと話しながら帰った2人でしたが、当日に来たユカの友達(アイ)は太っていて可愛くありませんでした。
しかもアイは「今日あまり時間ないんだよね。アメトークの録画予約し忘れちゃって」と不機嫌そうです。
4人で居酒屋に行くとアイが「岡田くんって元カレに似てる」と話し勝手に盛り上がります。
夢があるかの話題になりアイは「岡田くんっていかにも夢がなさそう」と言い、岡田が「今日会ったばかりなのに」と反論しますが全く動じません。
あげくにアイは「安藤さんってユカの事好きですか?」と聞き、ユカが「ストーカーから守ってくれてるだけだ」と言うのを無視して「無理ですよ。ユカって今好きな人いるし。」と爆弾発言をしてしまいます。
さすがにユカが怒ってアイに注意して、アイは肩をすくめて舌を出しました。

次の日、安藤は岡田に自分は本当に無理なのか聞いて欲しいと頼みます。
岡田は夜にユカが店から出てくるのを待ち伏せしてユカに「安藤さん死ぬほど好きらしいけどダメか」を聞きます。
何度聞いてもユカの答えが変わらないので、岡田が立ち去ろうとするとユカに呼び止められます。
ユカが好きな人は実は岡田だと告白します。
会ったばかりなのになぜかを聞くと一目惚れだと言います。
ドッキリでカメラでもあるのではないかと岡田が後ろを振り向くと物陰から安藤が覗いていました。
「これは何かの間違いだ」と岡田が言うとユカが「間違い!?」とパニックになるし、違うと言うと安藤が叫んでパニックになるし岡田が2人の間でオロオロしている間に2人共走り去ってしまいました。


後日、岡田が1人で仕事をしていると社長が来て「安藤が1週間無断欠勤しているが知っているか?」と聞かれ、知らないと答えますが社長が去り際に「そろそろ首だな」とつぶやくのを見た岡田は安藤の家に行ってみる事にしました。
チャイムを鳴らすと安藤が出てきて中に入れてくれました。
「もう大丈夫。岡田くんは大親友だもの。大親友が運命の人を奪ったりするはずないもの。もし、そんな酷い事をされたらチェーンソーでバラバラにしてトイレに流しちゃうかも。」と安藤が言うので、「ちょうどお断りの電話をしようとしてた」と言いながら岡田がふと部屋の隅を見るとチェーンソーが置いてありました。


喫茶店で岡田はユカにその話をしました。
ユカがバレなければ問題ないと言い出し、岡田もそれに同意して付き合うことに決まりました。


その頃、ホテルで和草が金庫からお金を出そうとしていました。
彼女が部屋に入ってきて、「この間ので最後だって言ってたのに。ちゃんと理由を話して。」と言われて和草も覚悟を決めて話し始めました。
和草と森田は高校の頃にずっといじめられていました。
特に川島っていう奴に酷くやられていて、親にも何度も高校を辞めたいと言ったのに辞めさせてもらえませんでした。
毎日感情を殺して耐えて耐えて卒業式の日がきました。
森田に「川島を捕まえた。一緒に殺そう。」と言われ、林に行くと川島が手足を縛られて口にはテープを貼られていました。
森田がバットで川島を殴りながら「一緒に殺そうよ。一緒に殺そうと言ってたじゃん。」と誘います。
バットを差し出され体中を何十発も殴りました。
最後に森田が首を絞めて川島を殺して埋めました。
その日から森田は変わってしまい、親にも暴力をふるうようになり金をたかるようになりました。


別の日、安藤が仕事に来ていました。 「俺にはユカちゃんしかいない。岡田に振られて寂しがっているからチャンスかもしれない。」と安藤が岡田に話します。
仕事の後、岡田はユカとの待ち合わせ場所に行き、2人でもんじゃ焼き屋に行きました。
ユカは「付き合ってるって感じだね。」と喜び、「これからいろんな事したいな」とはしゃぎます。
岡田がどういう枠組みか聞くとユカが「遊園地とか」と言います。
「もしかしてえっちなのだと思った?」とユカに聞かれ、岡田は「そういうのは枠組み外かな」としどろもどろになりますがユカは「私は枠組みに入ってるよ」と言います。
帰り道並んで歩いているとユカに袖を引っ張られます。
岡田は自動販売機でゴムを買い、2人で岡田の部屋に行きます。
岡田が落ち着きなくテレビを見ていると、ユカがキスしてきたので岡田もキスをします。
胸を触るとうつむいたので一旦は止めますが、今度はユカから岡田の手を自分の胸に持っていきます。
ベッドに移動しますが岡田がきこちなかったので、ユカが初めてかと聞き嬉しそうに抱きつきます。
幸せそうな2人の部屋の外には、部屋を見上げる森田がいました。


森田は歩いて自分の家に帰ります。
部屋につくと和草に電話して「殺したいやつがいる。」と話します。
和草は断りますが川島の名前を出して脅します。

岡田とユカはベッドで2人で横になり幸せそうにしていました。
「こういう事を何人としたのか」と岡田に聞かれたので、ユカは言うのを渋っていましたが10人と答えました。
その後も初体験の年齢を聞かれたので、答えますが岡田の反応を見て言わなければ良かったとユカは後悔します。


その頃、和草は彼女を助手席に乗せて車で警察署に向かっていました。
「他に良い奴探してくれ。」と言って、自首しようとする和草を彼女が引き止めます。
「あいつを殺そう。悪いのは森田だ。普通の生活を取り戻そう。」と言われて泣きながら抱き合います。
再び車を走らせます。
部屋で弁当を食べてた森田の所へ和草が来て、いきなり殴りつけました。
押さえつけて彼女にロープを出せと叫びますが、彼女がもたもたしていたせいで森田が落ちていたペンを拾って和草の頬に刺しました。
和草が自分の上から退いたらすぐにバットで殴りつけ、和草は倒れて痙攣しました。
それを見ていた彼女も逃げ遅れ殴られました。
四つん這いになっている所を何度も殴りつけ、倒れた彼女に灯油をかけ部屋に火を放ちました。


後日、ユカの店で岡田と安藤が食事をしているのを、店の外から森田も見ていました。
ラーメン屋で森田が食べていると、森田のアパートが燃えて死体が見つかったとテレビのニュースで話しています。
駅の外で森田が苛立ち看板を殴っていると、通りかかった電話中の女性が「危ない人がいるんだけど。」と話します。
「何?」と森田が声をかけると、「話しかけられた」と言いながら立ち去ります。
女性がアパートに着きドアを開け中に入ると、後ろから森田が入ってきて襲われます。


翌日、そのアパートの部屋は外からビニールシートで隠されていました。
森田がパチンコで勝って機嫌よく帰ろうとしていると、男性2人に絡まれます。
森田がカッターナイフを見せますが、蹴られてボコボコにされます。
ユカの部屋に行ってドアを何度も蹴りますが、隣の部屋の人が出てきて注意されたので帰ります。
ネットカフェで森田が眠っている時に、高校の時にいじめられていた夢を見ました。


朝になってユカが部屋に帰ると、隣の人がゴミを出しに行く所で「危ない人が来ていた」と注意されました。
職場では安藤が岡田に告白しようと思っている話をします。
岡田が耐えきれなくなって、ユカと付き合っている事を告白します。
絶交だと叫ぶ安藤を岡田がなだめます。
ユカと会った時にその事と、森田がアパートに来ていて危ないから当分岡田の部屋に来るように放します。


男性が家に帰ってリビングに行くと、森田がカレーを食べていました。
誰だか分からず困惑していましたが、物陰に暴行されて死んでいる妻を見つけて玄関に走ります。
しかし、後ろから追ってきた森田に刺されて息絶え、森田は食事を続けます。


職場では安藤が上司に注意されていました。
左右に角のように尖らせた髪型にしてきていたからです。


森田がいる家の窓に警官が来て、玄関を開けるように話しかけます。
台所から包丁一本を出してズボンの後ろに隠して、玄関を開けに行きます。
その間警察は庭にある真新しい土を掘って何かを埋めた跡を見ています。
玄関を開けると「井上さんと連絡が取れないと通報があった」と警察が言うので、森田は自分は弟で井上さんは入院していると嘘を言います。
病院の名前を聞かれますが、分からないと言います。
中を見せてと言うので警察を家に入れます。
庭の埋めた跡は何か後で掘り起こしていいかと話しながら、家の様子を見ていてビニール袋に入った血がついた物を見つけます。
しかし、気付いた時にはもう遅く、森田に包丁で襲われ絶命します。
警察から拳銃を奪い、森田はユカの店に行きます。
店にユカがいないので他の店員に聞くと辞めたと言われます。
ユカの家に行きドアを蹴っていると、隣の部屋から出てきた男性に注意されます。
拳銃で撃って脅して男性の部屋に入り、窓から隣のユカの部屋を見ますが引っ越した後でした。
男性にユカはどこに引っ越したのか聞きますが、当然知らないので撃ち殺します。


岡田の部屋を森田が外から見ていると、安藤が来て「まだストーカーしているんじゃないだろうね」と言いながら付いてきます。
岡田の住所を聞きますが安藤が答えないので、拳銃を出して突きつけます。
モデルガンだろうとファイティングポーズする安藤の股間を撃ちます。
四つん這いに倒れた背中にもう一発撃ちます。


安藤が運ばれた病院に岡田とユカが駆けつけます。
自分のせいだと岡田が「本当は高校入ってすぐの頃森田と仲が良かった」と打ち明けます。
森田が川島にいじめられるようになって距離を置くようになり、森田は登校拒否をしました。
川島に「いじめる相手がいないとつまらない。森田を連れてこい」と言われて、岡田は「川島が謝りたがっている」と嘘までついて学校に連れて行きました。
そこで川島に命令されて下半身を露出している森田を、川島に笑えと言われて岡田も一緒に笑いました。
その時の絶望したような目が忘れられないのだと話しました。
安藤が目を覚ましたので岡田が「自分のせいでごめん」と言うと、安藤が「絶交なんて言ってごめん。親友だよね」と言ったので仲直りしました。
病院を出た帰り道で岡田は泣きました。


その頃森田は弾が無くなった拳銃を海に投げ捨てていました。
ユカが部屋に帰って買い物した物を閉まっていると、どこからか風が吹いているのに気付きました。
風が吹く方向を見ると窓に穴が開けられていました。
部屋の奥に森田がいるのを発見して、玄関のドアに急ぎますが間に合わずに森田に捕まってしまいます。


帰宅中の岡田に母親から電話がありました。
「ニュースでしている犯人同級生なんだってね。なんか説明会があるみたいで同級生から電話があったから住所を教えといたよ。」と母親が言いますがそんな名前の同級生はいません。
胸騒ぎがして電話を切ってすぐにユカに掛け直します。
ユカに着信が鳴り続けますが、ユカは襲われている最中でした。
110番して部屋に行き森田に掴みかかります。
森田に包丁を突きつけられますが、パトカーのサイレンに気をとられた一瞬の隙に岡田が森田に体当りして窓から飛び降ります。
2人の元へ警察が来ますが、岡田に包丁を突きつけながら近くにあった車を奪って逃走します。
岡田が再度森田に「こんな事止めよう。森田くんは昔は優しかった」と呼びかけます。
「うるせーな」と後ろの席の岡田に包丁を突き立ててよそ見したので、車が電柱に突っ込んでしまいました。
運転席でぐったりしていた森田を見ていると、森田が岡田を振り返り「岡田くん来てたんだ」と言います。
岡田が驚いていると「借りていたゲームを返すね。お母さん麦茶持ってきてー」とまるで仲が良かった頃に戻ったように森田が話し続けます。
追いついた警官に引きずりだされた森田は片足が事故の怪我で今にも千切れそうになっていました。


高校の頃に岡田と森田が話した会話が思い出されます。
森田の家でゲームを一緒にして遊んでいます。
森田が振り返り母親に麦茶を持ってきてと言います。



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森田の気持ちを考えて悲しくなった。
いじめられたからって殺したり傷つけたりしていい訳では勿論無いけど。
高校時代に岡田といた時のように森田が生きていて楽しかった事もあったのに、どうしてこうなってしまったのか。
岡田が嘘をつかなければ、川島と一緒になって笑わなければ違ったのだろうか。
和草が一緒に逃げていたら、川島を殺した後に自首していたら…。
そんな、誰にでもある「あの時ああしていたら違ったのだろうか」という思いで苦しくなる。
誰かを助けることは時にとても勇気がいるし、自分が人に何か出来る事なんてほんの小さな事かもしれない。
でも、そのほんの小さな事で、手を差し伸べる事で変わる未来があるなら出来る限り差し伸べたい。

2017年2月11日土曜日

森では感染が広がっている「キャビン・フィーバー」

森の中を男が歩いています。
片手には死んだウサギを耳を掴んで持っています。
男の目の前にキャンピングカーが見えてきて、地面にいる犬に男が声をかけます。
犬に手をふれると犬が弾けて男に血が飛び散りました。


森にある道路を男3人(ポール、ジェフ、バート)女2人(カレン、マーシー)の、若い男女を乗せた自動車が走っています。
途中ガソリンスタンドに寄る頃にはみんな寝ていたので、運転していた男がドアをわざと強く閉めて起こしました。
目を覚めたみんなは一緒に自動車の外へ出ました。
建物の前にあるベンチに紙で出来た白いうさぎのお面を被った子供(デニス)が座っているのに気付きました。
面白がってポールが声をかけると、デニスはお面を取りました。
手を伸ばすとデニスはその手に噛みつきました。
驚いて手を引っ込めると建物の中から男が出てきて、「都会の人間は噛むなと言っただろ」と怒ります。
「許してやって」と言うと「俺のしつけに口出しするのか」と男は不機嫌そうにしました。
裏の水道で手を洗うようにと言われて、ポールは傷を洗いに行きました。
別の店員には「森の中では気を抜くな」と言われ、買い物をすませた若者たちはまた出発しました。

湖の近くになるロッジに着きました。
テレビがないし電波がないので電話もネットも出来ません。
ジェフとマーシーは恋人同士なので部屋にこもっていちゃつきます。
バートがロッジの外で焚き火をした後に、銃を持って珍しい動物がいないか森の中へ狩りに行きました。

カレンが電波を探しているとポールが景色を楽しもうと言いました。
カレンが泳ごうと誘い服を脱いで湖に入ったのでポールも後を追いました。

バートは森の中で仲間と連絡をとりあっている真似をしたり銃を構えたりしていました。
音がした方へ銃を撃つをそこに人がいたので青ざめます。
その人は冒頭の男で、顔は血で汚れています。
「病気なんだ、助けてくれ」と言って近づいて来るので、来るなと言って威嚇射撃をして逃げ出しました。
バートがロッジへ戻ってくると仲間2人が焚き火を消そうとしていました。
注意されたのでリスを撃っていたと言ってロッジへ入りました。


夜にみんなで焚き火を囲んで楽しそうに話しています。
ポールはみんなに昔場話を促されて子供の頃に遊び場だったボーリング場で強盗事件があった話をします。
ある週末ボーリング場は閉まっていました。
1人の従業員が同僚を銃で脅して立てこもっていたのです。
強盗は従業員を椅子に縛り円状に並べると1人ずつハンマーで頭を殴りました。
更に斧で手足をバラバラにして、警察が来た時には椅子に縛られた胴体が6つあるだけで犯人はいませんでした。
実話だ嘘だとわいわいしていると、犬を連れた男が立っているのに気付いて驚きます。
輪の中に混ぜてくれと座ります。
最初は断っていましたが男がマリファナを出すと歓迎します。
男はグリムと名乗りバークレーから来たと言います。
雷が鳴り雨が振りそうな天気になったので、ロッジに誘いましたがテントに帰ると言います。
テントは20分くらい離れた所にあるからまた来ると言って去っていきました。

ロッジに帰ったみんなが下ネタを話していると、ドアをノックする音がしました。
グリムだと思ってドアを開けると昼間の血だらけの男が立っていて、バートを見つけて指差しました。
ドアを閉めたものの病気だと心配したみんなが外に出ると男は車の中にいて血を吐いていました。
病気が感染するとバットで殴って車から追い出すと逃げていきました。
ロッジに帰ってから警察に話すべきだが、車も汚れているし明日にしようという事になりました。

朝になって車を見ると外は血だらけになっています。
池の水はパイプを通ってロッジの水道から出ています。
カレンは昨晩の事を理由に帰りたがりますが、ポールが落ち着かせるために水を飲ませます。

ジェフとバートは電話を借りるために近くの農場に来ました。
豚の鳴き声がしたので見に行くと、女性が豚を捌いていました。
2人に気付くと「豚が3匹も病気になった。病気を感染させて回る動物がいる」と怒っています。
車の修理工場はないかと聞くと街にしかなく今日はもう行かないと言います。
ロッジにいるから行く時は教えて欲しいと伝えると、女は2人を別の誰かと勘違いしていたのに気付いて家に招きます。
そこで男に車を壊されたと言うと、それはヘンリーじゃないかと部屋に飾ってあった写真を指差して聞きました。
女はヘンリーのいとこで「ヘンリーをバットで殴ったのか?」と聞かれ、慌ててごまかして家から出ました。


ロッジにはパトカーで保安官補佐のウインストンがパトロールに来ていました。
ポールが対応して病気の男が来た事を話すと、ウインストンはメモをしながら報告すると言いました。
カレンが様子を見に出てきましたが、ウインストンが問題ないと言ったので中に戻りました。
車の修理の手配を明日すると言い去って行きました。

ジェフとバートが車を洗っていると、グリムの犬が来ますが様子がおかしかったので銃で撃って追い払いました。
ロッジで森に病原菌がいるから保安官補佐がくるまえに帰ろうと相談します。
カレンが調子が悪いと言って席を外し、ポールはカレンの後をついていきます。
カレンが横になったので、ポールが行こうとすると引き止められたので一緒に横になります。
キスをして掛け布団の中に手を入れいちゃついていると、ポールが手に血が付いているのに気付きます。
ポールが布団をはいでカレンの足を見ると太ももがただれたようになっています。
急いでみんなを呼びに行き、みんなでカレンを見ます。
バートは感染してるからとみんなを部屋から出します。
カレンは「痛い、行かないで」と泣き叫んでいますが部屋に閉じ込めます。

残りの4人で下着姿になって感染していないかチェックしながら、カレンをボート小屋に隔離しようと相談します。
部屋から出てきたカレンが相談を聞いていたので、ボート小屋に連れて行きました。
感染源が分からないから飲食も出来なくなり、各自で用意する事になりました。
ロッジの外を見ると犬がボート小屋のドアを襲っています。
いなくなったかなと銃を構えながら様子を見に行きます。
ドアには血の跡があります。
ノックしてカレンに声をかけてまたロッジへ戻りました。


朝になりカレンの様子を見に行くと感染が酷くなり血を吐いています。
車の修理が上手くいきバートが喜んでいると、咳込み口から血が出たので袖をめくって腕を見ると感染していました。
バートはそれを隠して運転役に名乗り出ます。
車に乗せたカレンが血を吐き、ジェフが感染を恐れて乗るのをためらっている間にバートは1人で車を発進させました。
最初に寄った店に辿り着きますが、店員に感染しているだろうと言われます。
デニスがバートを噛んで、デニスまで感染したので銃を向けられバートは退散します。

その頃カレンは息も絶え絶えになっていました。
車で逃げるバートを店員達が車で追いかけ追突してきます。
バートは車を置いて森の中へ逃げました。
ロッジではマーシーも感染していました。
お風呂でふくらはぎの毛をそっていると皮膚まで剥げてマーシーが叫びます。
バスタブは血だらけになりました。

店員3人は銃を構えながらバートを追ってきます。
マーシーは全裸で血だらけになりながらロッジの外に出ます。
そこにいた犬に「来なさいよ」と叫びます。
ポールが戻ってくるとマーシーの死体が散らばっていました。
ボート小屋の中で犬の声がしたので、ドアを開け犬を銃で撃ちました。
カレンに殺してと言われて銃を向けますが、もう弾がありませんでした。
近くにあったスコップで刺し、ボート小屋に火を付けました。
ポールのもとへバートが戻ってきたので、バートを追ってきた店員を殺して車に乗りました。
よそ見をして車を木にぶつけて炎上させてしまいました。
歩いているとウインストンを見つけ、文句を言いますが無線で「若者が感染して暴れているから撃ち殺すように」と言われウインストンはポールに銃を向けます。
ウインストンはロッジに行って、ポールは医者を探す取引をしようとポールが話しウインストンはそれに乗ります。
ポールは森の中を歩きますが、どこにも道はありません。

ロッジではジェフが外にいる死体を見て、生き残ったのは自分だけだとばんざいをしています。
そこを警官に撃ち殺されます。

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ポールが森をさまよい道がないって叫ぶ所が一番良かったです。
若者が誰が誰なのかずっと区別しにくくて、あらすじもわかりにくくなってしまってすみません。
検索して知ったのですがこれってリメイク作品だったんですね。

2017年2月1日水曜日

阿部サダヲが出てるホラー「女虐 悪魔の悦び」

小さな瓶に入った水色の液体を白衣を着て眼鏡をした青年(エイジ)が眺めています。
その瓶を置いてパソコンの前に移動して文字を打ち始めます。
「1997年7月27日。ついに脳内麻薬様物質分泌促進剤が完成する。痛みから人間を守る究極の鎮痛剤。
これによって、人類は真の幸福者となり、春の青空のような心で毎日を過ごせるはず。
この薬に名前を与えようと思う。名前は[MYSON]私の息子だ。」

エイジは振り返り写真立ての横に置かれた小瓶を手に取ります。
写真立てには父親の写真が入っています。
小瓶にMYSONと書かれたラベルを貼ります。
それをリュックに入れて、部屋から外へ出ます。


ヘッドホンをしたまま自転車で道を走っていきます。
病院で部屋をノックして中に入ると、白衣を着た女性(母親)が点滴の準備をしていました。 今日の実験を見学したいと言うと、例え息子でも規則だから出来ないと断られます。
電話が鳴ったので母親が電話と取り、「準備が出来ましたか、すぐ行きます」と言ってドアに向かいます。
青年に謝ると「少し休んだら帰る」と言うので、「実験がない日ならいつでも来ていい」と返しドアを開けようとして気付きます。
エイジが髪を手でかいていたからです。
そのくせを子供の頃に自慢をしたくてうずうずしている時によくしていたからです。
何か話したい事があるのではと聞いても青年が無いと言うので母親は部屋の外へ行きました。
エイジは部屋にあった点滴にMYSONを注射器を使って入れました。
エイジは部屋でカルテを見てから屋上へ行きました。

母親は何個かのベッドが並んだ部屋でベッドにいる女性達3人に「避妊こそ人類を救う唯一の善行」だと話しています。
実験に使う避妊薬は来年商品化される予定で今日は最終テストです。
ベッドに横になった女性達に点滴を始めます。
女性の1人(三上)が窓の外を見て向かいの建物の屋上からビデオカメラを向けている青年に気付きます。


部屋から出た女性達に母親が謝礼を渡して別れます。
女性達は廊下で話し合い、昼を食べなかったから食べに行く事にしました。
お店で食事をしながら、三上が初潮になってから眠らなくなったと話します。
帽子を被った女性は食べることが喜びだと言い、スーツを着た女性は飾る事が喜びだと言い笑い合います。

三上が部屋に帰り、飾ってあるサボテンに挨拶してマッサージチェアに座ります。
エイジの家ではエイジと母親が食事をしています。
脳内麻薬の分泌を増やして痛みを和らげる薬を作っていると青年が話し母親が褒めます。
父親が生きていた時に「エイジは立派な科学者になる」と言っていたと母親が話します。
エイジは部屋で写真立てに飾られた父親の写真を見てから寝転びます。
母親は部屋で父親が生きていた頃のビデオ映像を見つめながら眠りにつきます。


エイジが病院で録画した映像を再生しています。
パソコンに「四十八時間以内に薬の効果が現れるはずだから、明日から三人を観察しようと思う」と書きます。
その頃三上はサボテンに機械を取り付けゴーグルのような物を頭とサボテンに付けていました。
セーラー服姿の三上が駅を歩いていて手で汗を拭くと、手に血が付いたので驚いて自分を見回すと上半身が血だらけです。
制服のままプールに飛び込み、それをエイジがビデオカメラで撮っていました。


翌日、エイジはビデオカメラで女性達の部屋を盗撮します。
三上の後を付けていると三上を見失いエイジは焦ります。
すると、後ろから肩を叩かれ振り向くと三上がいました。
問い詰められたので昨日の実験の責任者の一人息子だと自己紹介をします。
ここでさよならしたいと三上が立ち去ろうとすると、エイジがビデオカメラを向けながら「三上を嫌いだから三上にも嫌いになって欲しい」と話します。
笑いあい打ち解けた2人は三上が嫌いな場所として植物園に行きます。
そこで三上は不眠症な事や「植物が話しているのが分かってうるさいから生き物が嫌い。だけど、一番嫌いなのは自分だ」と話します。
そして、今度は好きな場所に案内すると言います。


黄色いレオタードを着た女性(スーツの女性)が鏡の前で座っています。
脇の下を見て剃り残していた毛を抜きます。
台所でエプロンをして歌いながら女性(帽子の女性)はイカを切っています。
指を切ってしまったので口に加えて舐めます。
三上はエイジを家に招き疑似睡眠装置を見せました。
ゴーグルをして横になるとリラックス出来て、上手くすると夢のようなものが見れます。 サボテンにゴーグルをしているのはサボテンと一体化したように思えるからで、「サボテンはしゃべらないから好き。サボテンは多分眠っているんだと思う。その夢を共有させてもらうの」と語ります。
エイジに装置を使うように促し、最初は何も見えなかったエイジも夢を見ます。
海に浮かんだボートに三上とエイジが乗っていて関係を持つ夢です。
現実のエイジに三上はキスをします。
エイジがゴーグルを取って起き上がりました。


黄色いレオタードの女性は鏡を見ながら自分の耳たぶにまち針を貫通させます。
エプロンの女性は天ぷらを揚げています。
ふと天ぷら粉だあらけになっている手を見て、その手を油の中に入れます。
揚がった手を快感にあえぐようにしながら食べます。
エイジのいない部屋に母親が入り、MYSONを入れた小瓶を見つけました。
眺めているとエイジが帰ってきたので、これは何かと聞きますがエイジはただのビタミン剤だと答えます。
エイジと母親が一緒に食事をしています。
父親は永遠の生命を追って研究していて周りに認められずにいました。
エイジは母親が信じてあげれば父親がたった1人で死なずにすんだのにと言います。

エイジはパソコンでひたすらに「三上理香MIKAMIRIKAみかみりか」を繰り返し打っています。
母親は父親のビデオを見ながら、さっきエイジに言われた言葉を呟きます。
海をバックにして、お腹が大きくなった母親が映っています。
突然ビデオカメラが映らなくなり、2人はビデオカメラを置いて座ります。
父親が「子供の名前はエイジはどうだろう?永遠の子供って意味だ」と話し合います。
父親の肩に母親が頭をもたれかけ「幸せ。ずっとこのままだったらいいのに」と言い目をつむります。
父親が海を見て何か光ったから見てくると立ち上がり、母親は何もないと止めますが聞き入れません。
母親はお腹を撫でて「エイジか」と嬉しそうです。
父親はどんどん海の中へと歩いて遠ざかり、そのまま見えなくなってしまいました。

エイジは暗い部屋で横になり、隣にあるテレビは砂嵐を映すだけです。
翌日、エイジは離れた場所から三上がアパートから出てくるのをビデオカメラで撮っていました。
レオタードの女性はいろんな場所にピアスを付けて全身血まみれになりながらもまだ、キリを腕に刺し穴を増やしていました。
部屋に入ってきた三上が女性の頬を叩きました。
「傷つけば傷つくほど気持ちよくて止められない」と助けを求める女性を三上は「きっと何かの病気だから病院に行こう、、大丈夫」と抱きしめます。
エプロンをした女性は机の上に体育座りをして、自分の性器や胸をナイフとフォークで切っては食べています。
ナイフに映る自分の目を見て、フォークを目に突き刺してえぐり出し食べ始めます。
黄色いレオタードの女性は全身傷だらけにして、眉間にキリを突き刺し倒れています。
エプロンの女性が机の上で血まみれで横たわってるのを見た三上がおののきます。
道を歩く三上を撮影していたエイジは、三上が自分の方を向いたので自分の周りにある物に当たりちらし座り込みます。

部屋にいた三上は電話の音に気付き、ゴーグルを取ります。
病院では母親がエイジに「実験した女性2人が死んだ。それに薬の中に知らない物質が混じっていた」と話しています。
エイジは思い詰めた顔で母親を呼び、母親が「まさか…」と気付くと強引に母親にキスをして「さよなら」と部屋を飛び出しました。
母親に呼び出された三上はベッドに横になり脳波を調べられています。
それを見た母親はエンドルフィンが溢れ出ている事に驚きます。
その頃エイジは三上の部屋にいました。
腹を切り開かれ内蔵をむき出しにした母親は病院のベッドに横たわっています。
疑似睡眠装置にいるエイジに三上が近付きます。
「悲しいときも笑えるようにしたかったのに」と話し、エイジは自分で残りのMYSON全部を注射します。
「これで終わりだ」と言うエイジに三上は「私達の中で生き続けている」と言いゴーグルを付けます。
2人はキスをして抱き合います。


三上はレオタードの女性の眉間にキリを刺し、エプロンの女性に包丁でとどめを刺し、エイジの母親の腹を切り開いていました。
エイジはビデオカメラでそれを全部撮っていました。
カメラ越しに三上がエイジを見たので、エイジはカメラを降ろしました。
三上の部屋で三上はエイジの首にカッターナイフの刃を当て切り裂きました。
更に三上は何度もエイジを切りつけ、エイジは動かなくなりました。
病院のベッドではエイジの母親の元へ父親の姿があり、「私たちはこれから永遠に生き続ける」と語りました。
母親の切り裂かれた腹の中へ父親が頭から入り込み、内側から両手を出し腹を閉じました。

三上の部屋ではサボテンが赤い花を咲かせていました。

荒れた地に止まったキャンピングカーの上に男の子が座っています。
バイクにまたがった三上に子供がどこへ行くのかと聞きます。
「西に行く。あの辺はまだまいてないから」と言うと「気をつけてね」と男の子が言ったので「ありがとうエイジ」と返しバイクは走り去ります。


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なんで三上だけ他の女性のような効果が出なかったの?
なんで殺してたの?
なんで父親は海に入っていったの?
最後は何を蒔いてたの?
そんな疑問はいろいろありますが、悪くはなかった。

2017年1月20日金曜日

甘い誘惑、大きい代償「ノック・ノック」

高級住宅地にエヴァンの家があります。
エヴァンは建築家で妻のカレンは芸術家で庭にいくつも作品が飾られています。
家の中には家族の写真が何個も飾られている幸せな家庭です。


ベッドでエヴァンとカレンがイチャついています。
エヴァンの肩には手術跡があります。
カレンがエヴァンの髪を触るとエヴァンは「髪を切らないよ」と言います。
2人の子供(娘リサと息子ジェイク)がチョコレートケーキを持って寝室に入ってきました。
父の日のプレゼントです。
それを食べながらは子供を「モンスターだぞ」と追いかけます。
子供が出て行ってから寝室に戻って続きを要求します。
カレンが子供が起きたからと断ると、エヴァンが3週間も待ったのにと言います。
カレンが個展の準備で頭がいっぱいだったからと謝ります。

子供達はビーチに行く準備をしています。
エヴァンと飼っている犬(モンキー)は留守番です。
がっしりした体型の男性(ルイス)がカレンの個展の目録を持って来ました。
ルイスが「今夜は父の日の秘密のパーディーではじける」と子供達に話すと、エヴァンが口に指を当てながら「しないよ、仕事だ」とはなします。

庭に出たカレンとルイスは包装された作品の前で「もろいから心配、配送業者は心配出来ない」と話し合っています。
車に乗り込む前にカレンはエヴァンに明日整体師のヴィヴィアンが肩をマッサージしに来るから忘れないようにと言います。
子供達はエヴァンが来ない事に不満げですが、「パパが仕事しないと箱に住む事になる」と言われ納得します。
「愛してる」とカレンと言い合って車は走り去りました。


夜は雨になりました。
エヴァンは音楽をかけながら、パソコンで仕事をしています。
カレンからテレビ電話がかかってきたので、「愛してる」と言って電話を切ってまた続きをします。

深夜に突然ドアをノックする音がします。
エヴァンがドアを開けるとずぶ濡れの女性二人が立っていました。
「グレゴリーさんの家はどこ?これで3軒目。みんな休暇で留守」と言われます。
しかし、そんな家は知らなかったエヴァンが携帯を聞くと、携帯は水没してタクシーを降りてもう20分も探していると言います。
力になれないと断りますがくしゃみをしたり寒そうにしているのを見て、電話を貸そうかと聞きますが番号は携帯の中なので自分の電話番号すら分からないと言います。
フェイスブックなら分かるかもと言うので家に招き入れました。
iPadとタオルを渡します。

女性の1人がベルと名乗るとエヴァンに握手を求めました。
ベルが見知らぬ2人組を家に入れてくれた事に感謝すると、「妖しく見えなかったし、戦っても勝てると思った」とエヴァンが話します。
iPadを見ていた女性が全然違う場所だと嘆くので、エヴァンがアプリで車を手配します。
家に車が着くのは45分後です。

女性が服を乾燥機で乾かしたいと言うので、バスローブを貸し携帯も復活するように米の中に入れてあげました。
もう1人の女性がジェネシスと名乗りました。
バスローブに着替えた2人から服を預かり、乾燥機に入れました。
部屋から音楽が聞こえてきます。
エヴァンが部屋に戻るとレコードをかけて2人が楽しそうにしていました。
エヴァンは20代の頃DJをしていてレコードが好きで沢山持っています。
その話を聞いたベルが今何歳かと聞くので、今は43歳で30歳の頃結婚して妻と子供は今はビーチだと説明します。
自分は急な仕事で行けなかったと言うと、2人が「祝ってあげる」と抱きついてきます。
43歳の体じゃないと2人はエヴァンを褒めます。
モデルとした時の話をする2人にエヴァンは戸惑います。

飾ってあったカレンの写真を見て、2人が綺麗だと褒めるので庭にあるのほとんどが妻の作品だと教えます。
赤い作品を見てベルが赤が好きと言い、ジェネシスは美術史をしていたと言います。
部屋に飾っていた作品を見てジェネシスがガウディ見たいと言うと、エヴァンが妻はガウディ好きでバロセロナ出身だと話します。
ベルがバロセロナ出身だとスペイン語で話すと、ジェネシスがスペイン語ってセクシーと褒めます。
ジェネシスが作品を美術館とかに飾らないのかと言うので、実はLAで大きな個展があると目録を見せます。
性的な話をする2人にこんな開放的なのは初めてだとエヴァンが話します。
体を寄せてくる2人からエヴァンはさり気なく離れ、アプリで車がくる時間を確認します。
車が来るまであと20分です。
「一夫多妻制はおかしい。私は男を理解している」とベルが話し、エヴァンは戸惑います。
2人に仕事を聞くと客室乗務員だと言います。

なおも2人はエヴァンに刺激的な話をして困惑させます。
もう一度アプリを見ると車が来るまであと5分です。
ジェネシスがトイレに行き、ベルがレコードについて話しだしたのでレコードをかけました。
ベルは音楽に合わせて体を揺らし、バスローブをはだけさせ足を露出します。
ベルが「この家のドアを叩いて正解。運命を感じる」と言って、エヴァンをダンスに誘います。
車が来てスマホが鳴ったので、エヴァンは我に返ります。
乾燥機から出した服を持って、バスルームにいる2人に声をかけます。
いつまでも返事がないのでしびれを切らしたエヴァンがドアを開けると、2人は全裸で「3人だけの秘密」だと言ってエヴァンを誘惑してきます。
妻がいて幸せなんだと抵抗していたエヴァンですが、2人の誘惑についに負けてしまいます。
2人の体を貪っている間に車は帰ってしまいました。
カレンと一緒にいたベッドでも関係を持ち3人で眠ります。
家族写真が虚しく雷に照らされます。

翌朝、起きるとベッドにはエヴァン1人でした。まずはバスルームを確認して部屋に行きます。
部屋ではベルとジェネシスが部屋を汚しまくり、朝食を作って食べていました。
もう帰ったと思っていたエヴァンはたじろぎつつ、2人に家まで送ると住んでる場所を聞きます。
カレンから電話がかかってきたので、慌てて庭に出て話します。
後ろでは2人が窓ガラスに胸やお尻を押し付けたりしてふざけています。
電話を切ってから2人に服を着替えるよう怒鳴ります。
2人がカレンの作ったオブジェに落書きしているのを見つけ、ついにエヴァンは通報する事にしました。
しかし、2人が実は年が未成年で仕事も嘘で淫行だと言われ、捕まる事を恐れたエヴァンは通報出来ませんでした。


ヴィヴィアンが来たので玄関先で話します。
カレンの名前が出るとヴィヴィアンは「カレン大好き、彼女は才能がある」と嬉しそうに話します。
しかし、後ろからジェネシスが出てきてエヴァンに絡みついたのを見て、不愉快だと怒って帰ってしまいました。
家の中に戻ると2人はレコードをかけて飛び跳ねています。
再び警察に電話して侵入者がいると話しだした所でジェネシスが電話を切り、唐突に家に帰ると言い出したので車で送って行きました。


家に帰ったエヴァンは荒れている台所やバスルームを掃除しました。
オブジェに書かれた落書きも消しました。
夜、音楽をかけて仕事をしていると、物音がした気がして見に行きます。
飾っていた家族写真が落ちてるのを拾おうとしたら、後ろからジェネシスに頭を殴られ気絶しました。


気がつくとエヴァンはベッドに手足を縛られていました。
ジェネシスはカレンの化粧品を使って口紅をして目の周りを黒く塗っていました。
ベルが娘の制服を着て部屋に現れました。
手足の拘束をはずすように頼みますが、ベルはエヴァンをパパと呼びながら頬を叩きます。
カレンから電話がかかってきて2人が出ようとしましたが、懇願して電話は免れました。
ベルがエヴァンにまたがって腰を振り、ジェネシスはそれをスマホで録画します。
ジェネシスが部屋からいなくなった間に、エヴァンは腕の拘束を外してベルをベッドから叩き落としました。
服を直しながら歩いていくとジェネシスが子供が作ってくれたケーキを食べているのを見つけエヴァンが襲いかかります。
ジェネシスがフォークを肩の傷に突き刺したのでエヴァンは気絶してしまいました。

目が覚めるとエヴァンは椅子に縛り付けられていました。
ジェネシスはスーツを着てクイズ番組の司会の真似をしています。
ベルはボディコンのようなワンピースを着ています。
エヴァンにヘッドホンを付けるとクイズを出し、エヴァンが答えないと大きい雑音を流します。
「淫行野郎にふさわしい罰は刑務所?去勢?死?」と聞かれてエヴァンが答えれないでいると、チャイムが鳴ってルイスが来ました。
エヴァンのスマホを見て訪ねて来たのがルイスだと知ると、「姪と友達が訪ねてきて」とメッセージを送りエヴァンを隠しました。
メッセージを見てルイスが合鍵で入ると返事をして家に入りました。
ジェネシスとベスが歓迎しますが、梱包してあった作品が落書きだらけになっているのを見たルイスは警察を呼ぼうとします。
2人がルイスを誘惑しようとしますが失敗して、ルイスは物音に気付いてエヴァンを見つけます。
エヴァンが「あいつらは危険だ、部屋のドアを閉めろ」と言いますが、ルイスは2人の元に戻ってしまいます。
作品を壊している2人に驚き倒れて頭を打って死んでしまいます。
2人はルイスの死体に新聞紙を張りつけていきます。
エヴァンとルイスのスマホを使って、エヴァンがルイスとカレンの浮気を疑って殺したように見せかけるメッセージを書きました。
エヴァンは2人に気付かれないように棚の上にある置物を体当たりして落とそうとしましたが上手く行きませんでした。


戻ってきてクイズの続きを始めた2人にエヴァンは家族を愛してると訴えます。
しかし、2人は家族を踏みにじったエヴァンを責め死だと言います。
エヴァンは自分は悪くないと大声で訴えますが、夜明けに決行するとジェネシスが言いベルが目の前に時計を置きます。
2人が庭に穴を掘っている間にエヴァンが机にあるiPadを足で操作してカレンに通話しようとします。
戻ってきた2人に見つかりiPadを投げ捨てられます。
ジェネシスとベルが「モンスター」と言ったので、なぜそれを知っているのかとエヴァンは驚きます。
盗聴されていたのです。


2人は奇声をあげながら庭にあるカレンのオブジェを破壊しました。
ボールをエヴァンの頭に被せて縁に沿って髪を切り、家の中も破壊しました。
エヴァンが落とそうとしていた置物が落ちて割れ、中から銃が出てきました。
銃のことを隠していたからだと、ジェネシスがエヴァンに銃を構えます。
ベルが縄をほどきました。ジェネシスはかくれんぼして夜明けまでに逃げ切れたら開放すると言います。


銃を構えたジェネシスとベルがエヴァンを探します。 2人が他の部屋を探しているすきにエヴァンは外に逃げましたが、転んでしまい大声を出しても誰にも届きませんでした。 そして、ついに夜明けがきました。 縛られて猿ぐつわをされているエヴァンを2人で転がして穴の中に突き落とします。 上半身を起こした状態にして埋めました。 土から顔だけ出たエヴァンはジェネシスになんでもするからと助けを請い、私達とした事を話すならと言われて電話をあてられます。
猿ぐつわを取って話をさせようとしましたが、エヴァンが通報しろと叫んだのでまた猿ぐつわをしました。
大きな石をかかげ頭に振り下ろそうとするジェネシスに必死でもがきます。
石はエヴァンの頭の横に落とされ、これはゲームだと言われます。
「あんたなら断るかと思ってた。また次を探さないと」と言います。
年齢も22歳と18歳で未成年というのは嘘でした。
立ち去ろうとして2人は思い出したようにエヴァンのスマホを操作して、エヴァンとベルがしている動画をフェイスブックにアップして顔の前に突き刺しました。
ベルがモンキーを抱え、2人はエヴァンの家を出ていきました。
フェイスブックには動画を見た人からのコメントがどんどん書かれています。
エヴァンが必死にもがいて手を土の中から出す事が出来ました。やっとスマホを押せたけどそれはいいねボタンでした。

家族写真や壁には卑猥な落書きをされ、家の中は荒れ果てていました。
カレンと子供達が帰ってきて玄関を開けると、玄関にあるオブジェにはカレン死ねと書かれていました。
3人は呆然とします。ジェイクが一言「パパ楽しんだんだね」と言います。




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たった一度の行為でこんなにも沢山のものを失うんだとゾッとしますね。
不倫や浮気を罪悪感なく楽しんでいる人はこれを見て一度よく考えてほしいですね。
胸糞ではあるのでしょうが、自分的にはとても良かったです。
予告見て気付いたんですが「グリーンインフェルノ」と同じ監督だったんですね。
この監督の作品は私の好みに合うみたいです。